【長期レビュー】ZenPad S8.0を一年間使ってみた感想

ZenPad S8.0を購入してからもうすぐ1年が経ちます。ちょうど後継機種にあたりそうなZenPad3 8.0が発表されたばかりでもあるので、ZenPad S8.0を1年間使ってみて感じたことをまとめておきます。

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文句なしのスペック、4GB RAMの安心感

ZenPad S8.0 文句なしのスペック

ZenPad S8.0の魅力は大容量、4GBもあるメモリです。ASUS製のタブレットに搭載されているZenUIには標準ででメモリ解放機能が搭載されていますが、あまり出番が無いほど。ウェブブラウザや地図アプリ、ゲーム等を起動した後でも空き容量は1GBを切ることは無く、意図的に大量のアプリを立ち上げない限り動作がもっさりすることはありませんでした。今でこそ4GBのメモリ容量は珍しくなくなりましたが、まだまだこの先も十分快適に使っていけるスペックだと感じています。

また、8月17日にZenPad7.0にAndroid6.0へのアップデートが配信開始となったことから、ZenPad S8.0へのアップデートもそう遠くない時期に配信されるのではないかと思います。

※追記

OTAではなく手動ですが、Android6.0へのアップデートが可能になりました。

ASUSのAndroid搭載タブレット、ZenPad S 8.0にAndroid6.0 marshmallowへのアップデートファイルが公開...

Atomに対する不安

ZenPad S8.0にはIntel製のAtom Z3580が搭載されています。動作については全く不満は無いのですが、Intelがこのモバイル端末向けのSoC「Atom」シリーズの開発終了を発表しています。国内ではこの「Atom」を搭載しているスマートフォン、タブレットはごく一部であり、世界的にも、主流であるSnapdragonシリーズと比較すると非常に数は少ないです。そのため、対応していないアプリというのが往々にしてあり、さらにIntelが開発終了したとなると、この先の対応も見込めません。上に書いたようにスペック的にはこの先も十分戦っていけるだけのポテンシャルがありますが、アプリの対応という点では今後どんどん置いていかれるという不安が残ります。

なお、今話題のポケモンGOについては海外で署名活動があったこともあり、Atom搭載機でも動作することが確認できています。

アスペクト比、解像度が電子書籍にぴったり

Androidタブレットとしては珍しい4:3のアスペクト比で2kという高解像度のディスプレイを搭載しているので電子書籍にはうってつけのタブレットでした。高解像度のため、漫画などは通常の1ページずつのページ送りではなく、横持ちにして見開きで読むことも十分に可能です。

縦表示では1ページずつの表示。

見開きも読みやすい

見開きページも綺麗に表示されます。

雑誌の見開きもok

画像ではわかりにくいですが、雑誌も横向きの見開き表示で十分読むことが可能です。また、ZenUIには標準でブルーライトカット機能もあるため、電子書籍用のデバイスとしてはかなり優秀です。

一般的な16:9や16:10のタブレットと違い横幅があるため後ろから片手でガシッと掴むことは難しいですが、非常に薄く軽いので角の辺りを掴むことで片手でも支えることができます。

 最大の弱点はバッテリー

薄く、軽く、高解像度、と来れば覚悟しなければいけないのがバッテリー持ちの悪さです。ZenPad S8.0のバッテリー持ちの悪さは、正直に言ってトップクラスだと思います。使えば使うだけモリモリと電池を消費していくさまは、使っていてある意味すがすがしいと感じるほど。4,000mAhとそもそもの容量が少なく、2kのディスプレイを搭載しているので画面を点けているだけでもそれなりに消費されていきます。ヘビーな作業をこなすだけの性能を兼ね備えてはいますがすぐに電源が欲しくなってしまう、かなりの短距離型と言わざるを得ません。

そのため外に持ち出す場合にはモバイルバッテリーがほぼ必須のようになってしまいます。今どきはモバイルバッテリー1つ持って出かけるのは当たり前ですが、ここでZenPad S8.0の充電端子がUSB-Cであるということが困った部分です。他に持ち歩いている端末が全てUSB-Cであれば問題ないのですが、現在でもまだ普及しているとは言い難い規格なのでケーブルを1本余分に持ち歩く必要が出てきました。結局今ではS8.0は電源がある家と大学での使用がほとんどになっています。

Zstylusが意外と使える

Zstylus

このタブレットのウリの1つは専用のスタイラスペン、Zstylusに対応しているということ。1024段階の筆圧感知、パームリジェクション機能、ランチャーやスクリーンショットなどスタイラスペンとして定番の機能はしっかりと搭載されています。当初は絵を描いたりする人以外にはあまり出番はないと考えていたのですが、そうでもありませんでした。大学での実験に使う資料などをpdfで取り込んだものにサッと書き込んだり、レポート用の写真に注釈を入れたりと、PCを使うより手軽にできるという点で非常に気に入っています。しかし個体によってはポインタのズレが大きかったり、ペン先の質感があまりよくないこと、Androidにしっかりとしたアプリが少ないことなどから本格的に絵を描くとなると少し難しいとも思いました。

また、専用のカバーが無い限りS8.0とZstylusを一緒に持ち運ぶことが難しいため、Galaxy NoteやVivoTab Noteのように本体への収納かSurfaceのようにマグネットでの脱着ができるともう少し扱いやすかったかなと感じています。


私自身、スマホゲームをあまりやらないので、Atomであるという点についてはそれほど気になりませんでした。そのため、1年間使用した中でバッテリー以外は特に不満を感じたことはありません。Androidタブレットとしては珍しい7.9インチの画面サイズですが、同じサイズのタブレットとしてはiPad miniが存在します。そのiPad miniは言わずと知れた高級機。しかしZenPad S8.0は現在ほぼ3万円ピッタリで購入可能。「ゲームを重視しない」という条件こそ付きますが、その条件の下ではこの2機種にそれほど差があるとは感じません。特に、ブラウジングや動画視聴、そして一番おすすめしたい電子書籍の閲覧などの用途であればこのZenPad S8.0で間違いなく満足できると言えます。

先日ASUSから発表されたZenPad3 8.0は画面サイズやスペックからZenPad S8.0の後継になると思われます。バッテリー容量がわずかに増えたこと、そして待望のSIMフリーとなってLTE通信、音声通話に対応しています。発売日や地域などの詳細はまだ発表されていませんが、S8.0のさらなる値下がりを待つというのも良い選択肢だと思います。

ZenPad3 8.0との比較はこちら。

先日ASUSから発売された7.9インチAndroidタブレット、ZenPad 3 8.0を使ってみる機会があったので簡単なレビューとその前身...