HUAWEI P10 lite レビュー。スペックもデザインもただの廉価モデルとは言わせない上質な仕上がりの一台 | プラスガジェット
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HUAWEI P10 lite レビュー。スペックもデザインもただの廉価モデルとは言わせない上質な仕上がりの一台

コストパフォーマンスの良さからSIMフリースマホの中でも安定して評価の高かったHUAWEIのP8 lite、P9 liteシリーズの後継に当たるP10 liteをレビューしていきます。元々特にP10 liteを手に取るつもりはなかったのですが、以前紹介したTry UQ mobileの端末の選択肢の中にタイミングよくP10 liteが追加されてしまったためせっかくなので、と思いレンタル。たった数日間でも確実に伝わってきたその使い勝手や魅力を紹介したいと思います。

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大きく進化した外観

P10 liteとP8 lite、P9 liteを比較して大きく進化したと感じるポイントは外観です。従来モデルは見た目こそかなり工夫されていたものの触ってみるとやはりプラスチックだなと感じてしまう質感でしたが、P10 liteは光沢フィルムとガラスが組み合わされたことで光の反射や角度によりその表情を変えると共に手に持った時の満足度も非常に高い仕上がりになっています。

今回のパールホワイトはシンプルでスッキリとした見た目です。反射による表情の移り変わりを楽しみたいのであれば迷わずサファイアブルーを選びましょう。

P9 liteからわずかに薄くなった筐体ですが側面の丸みのおかげか持ちにくいということはなく、5.2インチというサイズである程度片手操作もできるため手にはすんなりと馴染む印象。

5.9インチのMate9と比べるとこれだけ差があります。

画面は流行りの2.5Dガラス。フレームは高級感のあるサラサラとした質感の金属になっています。背面の指紋センサーも同様のフレームになっており美しいです。

SIMトレイはピンで取り出すタイプ。国内でのDSDSには非対応ですがSIMトレイはSDカードスロットも兼用しているのでピンで取り出すタイプは少々面倒に感じることもあるかもしれません。

スペック

P10 liteのスペックを確認しておきます。OSはAndroid7.0でプロセッサーにオクタコアの Kirin658、3GBのRAMに32GBのストレージ、バッテリー容量は3,000mAh、5.2インチの1,920×1,080ディスプレイ、メインカメラは1,200万画素でF2.2、電子手ぶれ補正搭載。

P8 lite、P9 liteでは2GBだったメモリが3GBになったのは時代の流れなのかもしれませんが大きく進化したと感じるポイント。2GBでも多少不便を感じることはあるものの普通に動きますが、3GBになったことでより快適に、そして今後より長く使っていけそうだと思えるようになりますね。P10 liteはP10に対しての下位モデルという位置づけではありますが、スペック面に関しては心配することはないと言っていいでしょう。

カメラ

P10 liteはカメラ機能もそれなりに充実しています。デュアルレンズではないためボケを演出してくれるワイドアパーチャ機能やモノクロ撮影などはありませんが、その他の撮影モードは基本的にMate9と同じでした。

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複雑な模様をしたバラですがしっかりと色が再現されています。背景もうっすらボケていていいですね。

異なるピンクのバラや葉っぱの質感も再現できていると思います。

撮影した写真をほとんど取り出すのを忘れたまま初期化して返却してしまったのが悔やまれます。ちなみにワイドアパーチャはありませんが、全フォーカスという撮影モードを使うことであとからピント位置の変更は行うことができます。

総評

冒頭でも触れたようにこのliteシリーズはそのコストパフォーマンスから代々評価されてきましたが、p10 liteではその中でもガラスを用いた個性的な見た目や質感、3GB RAM/32GB ROMという実用的な性能などデザイン、スペックの両方がブラッシュアップされ、上位モデルにも引けを取らない完成度になっていました。低価格帯でないがしろにされがちなカメラや指紋センサーもしっかりとHUAWEI製といったクオリティで、十分に満足のいく出来。他モデル同様に指紋センサー上で指をスライドすることで操作ができたりとしっかりとHUAWEIのノウハウが詰まっています。カメラに至ってはインスタグラムやTwitterなどSNS投稿を気軽に楽しみたいという人にはむしろおススメしてもいいレベルの仕上がりです。性能も申し分なく、複数アプリを立ち上げても引っ掛かりを感じることなく快適そのもの。プロセッサーはグラフィックが弱いためデレステ等の3Dをヌルヌル動かすのは難しいですが、グラフィックを酷使しない普通のスマホゲーム自体であれば不安はありませんでした。

国内DSDS非対応であること、充電端子がType-Cではないことなどが惜しい点ではありますがこの価格帯としては珍しいことではなく、それらが弱点として挙がるだけ他の完成度が高いとも言えます。

記事執筆時点でギリギリ3万円を切る価格でありながら廉価モデルに留まらないクオリティのP10 lite。間違いなくおススメできる一台です。

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。