カメラベンチマークサイトDxOMarkにて、ソニーの最新スマートフォンXperia 5がカメラスコア95点を獲得したことが公開されています。
DxOMarkが測定したスマートフォンの中ではiPhone 8 PlusやGalaxy Note8の1つ上、先日公開されたROG Phone IIと同等の21番目という順位になります。
なおインカメラの性能を測るセルフィーでは79点を獲得しています。
Xperia 5のDxOMarkスコアは95
Xperia 5はf/1.6、1,220万画素の広角メインカメラ、f/2.4、1,220万画素の超広角カメラ、f/2.4、1,220万画素の望遠カメラのトリプルカメラを搭載。

ちなみに前身のハイエンドモデルXperia 1のDxOMarkスコアは94。Xperia 1と比較してXperia 5では撮影時のアシストなど機能的な面が向上しているものの写真のクオリティについてはほとんど差がない印象でしたが、それはDxOMarkも同意見だったようです。

スコアの内訳は写真が101点、動画が83点。こちらもXperia 1と比較してみると、露出や広角撮影、夜景などのスコアはわずかに向上しているのに対して色やオートフォーカス、ズームはXperia 5の方が低いスコアとなっています。
DxOMarkによる詳細な評価を確認したところ、Xperia 5のカメラにおける最も大きな弱点はダイナミックレンジとのこと。露出自体は正確で逆光時のポートレートではHuawei P30 Proよりも被写体を明るく写すことができていましたが、ダイナミックレンジが狭く写真・動画どちらの場合も白飛び・黒潰れがやや目立つ結果となっていました。
ホワイトバランスや暗所撮影時のノイズ、ディティールの再現度などに関しては決して悪い結果ではなかったものの他社のハイエンドモデルと比較すると1歩及ばずといったところで、Xperiaの限界が垣間見えます。
多くのスマートフォンメーカーに対してイメージセンサーを供給しているものの、自社のXperiaでは中々それを活かしきれていない印象のソニー。DxOMarkによる評価においてもその傾向は変わらずといったところでした。
なお、DxOMarkのスコアは絶対ではありません。あくまでもベンチマーク結果の1つとして話の種にするくらいの軽い気持ちで見ることをオススメします。
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