サムスンのAndroidタブレット「Galaxy Tab S5e」と「Galaxy Tab Active Pro」の、日本語公式ページが公開されています。
どちらも大々的な発表はされておらず、いつから掲載されていたのかも不明。一般向けの販路も用意されておらず、完全に法人向けのみの展開となっています。
Galaxy Tab S5eのスペックと特徴
「Galaxy Tab S5e」は、薄型軽量が特徴のAndroidタブレット。10.5インチ、WQXGA解像度(2,560×1,600)のsAMOLEDを搭載し、約5.5 mmの薄さ、約400gの軽量を実現しています。

Dolby Atmos対応の迫力あるサウンドを提供するクアッドステレオスピーカーはAKGチューニング。Sペンには非対応なため、イラスト制作等には不向き。電子書籍や動画視聴に適したタブレットと言えそうです。
海外版「Galaxy Tab S5e」のスペックを参考にすると、プロセッサにはSnapdragon 670を採用し、メモリは4GB or 6GB、ストレージは64GB or 128GBというミドルレンジ製品そのもの。詳細なスペックは以下の通りです。
OS | Android 9 Pie |
---|---|
ディスプレイ | 10.5インチsAMOLED(2,560×1,600ドット) |
プロセッサ | Snapdragon 670 |
メモリ / ストレージ | 4GB or 6GB / 64GB or 128GB |
背面カメラ | 約1300万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 約7,040mAh |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac 2.4G+5GHz対応、Bluetooth 5.0 |
カラー | シルバー、ブラック、ゴールド |
生体認証 | 指紋認証(側面)、顔認証 |
サイズ / 重量 | 245.0 x 160.0 x 5.5 mm / 約400g |
日本から個人が購入するには、Amazon.comまたはETORENを利用するのが最も手軽かと思います。
ETORENでの買い方や評判なども過去に記事にしているので、合わせて参考にしていただければと思います。
Galaxy Tab Active Proのスペックと特徴
「Galaxy Tab Active Pro」は、軍事規格に準拠した耐久性、防水防塵性能(IP68)、耐衝撃性を備えたタフネスAndroidタブレット。現場での利用にも耐えられる頑丈な設計なため、法人向けとしては間違いないチョイスでしょう。

ディスプレイは10.1インチ、WUXGA(1,920×1,200)解像度のTFT液晶。ディスプレイ下部にナビゲーションキーとして利用可能な3つの物理ボタンを搭載している他、Sペンによる手書き入力にも対応します。
プロセッサはGalaxy Tab S5e同様にSnapdragon 670を採用。メモリは4GB、ストレージは64GBを搭載します。詳細はスペックは以下の通り。
OS | Android 9 Pie |
---|---|
ディスプレイ | 10.1インチTFT液晶(1,920×1,200) |
プロセッサ | Snapdragon 670 |
メモリ / ストレージ | 4GB / 64GB |
背面カメラ | 約1300万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
バッテリー | 約7,600mAh |
ネットワーク | 802.11対応、Bluetooth 5.0 |
カラー | ブラック |
生体認証 | 顔認証 |
サイズ / 重量 | 243.5 x 170.2 x 9.9 mm / 約653g |
日本から個人が購入するには、やはりAmazon.comを利用するのが最も手軽かと思います。残念ながらETORENでは取り扱いが無いようです。
Galaxy Tabの個人向け展開は期待薄
Galaxy Tab S5eの日本語公式ページを発見したときはテンションが上がりましたが、案の定法人向けのみでした。
これまでもGalaxyのタブレットが日本市場に投入された例は少なく、投入されたとしても販路が限られているなど、タブレットに関しては日本のサムスンがあまり積極的ではないように感じます。
現状、国内で正式に購入できるハイスペックなAndroidタブレットはGoogle Playに対応していないHUAWEI MatePad Proに限られているため、Galaxy Tabの需要は間違いなくあると思います。しかしAndroidタブレット全体の需要を見ると、サムスン的にはあまりメリットがないのかもしれません。
技適を取得した上で国内で正規販売されるよりも、海外モデルを個人輸入した方が安くついてしまうというジレンマもありますが、Galaxyファンとしてはやはり正規モデルを入手したいものです。
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