サムスンは現地時間6月28日、MWC 2021(モバイルワールドコングレス)にてオンラインイベントを開催。新型Galaxy Watchに搭載されるソフトウェア「One UI Watch」を発表した。
先日、サムスンとGoogleは、共同でスマートウォッチ向けのOSであるWear OS 3.0を開発し発表した。同OSは従来のWear OS同様に各メーカーがスマートウォッチに採用するが、新型のGalaxy WatchにはカスタムOSとして今回披露された「One UI Watch」が搭載される。
「One UI Watch」の一部機能・デザインが初公開
「One UI Watch」は、Wear OS 3.0のカスタムOSとして提供される。イメージとしては、スマートフォンのAndroidとOne UIの関係に近い。

「One UI Watch」を搭載したGalaxy Watchは、スマートフォンと密接に連携が可能とのこと。具体例として、スマートフォン側の世界時計を利用してさまざまな国の時間を表示させるとGalaxy Watch側にもシームレスに反映したり、スマートフォン側で電話やメッセージブロックするとGalaxy Watchでもブロックされる。
スマートフォンにGalaxy Watchに互換性のあるアプリをインストールすると、Galaxy Watch側にも自動でインストールされるという。

Tizen OSがWear OSに統合された最大の利点が、Google Playからアプリをインストールできるようになること。
Wear OSでは定番だったヘルスケア・フィットネス系アプリはもちろん、YouTube MusicやGoogle Mapなど、Google系サービスもサードパーティアプリに頼らず利用できる。

また、ウォッチフェイスのカスタマイズツールも提供される。
もちろん、従来のようにさまざまなウォッチフェイスをインストールして適用もできるはずだが、画像のように誰でも簡単に色や要素の配置などを調節し、ウォッチフェイスをカスタマイズできるようになるようだ。
サムスンによると、次期Galaxy Watchが「One UI Watch」を搭載する初めてのスマートウォッチになるとのこと。時期Galaxy Watchは2021年夏の後半に発表されるともアナウンスされた。
ナンバリング通りであれば、「One UI Watch」を搭載する初めてのGalaxy Watchは、Galaxy Watch4になるはずだ。
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