アイロボットファンプログラムのモニターとして、ルンバ876をお借りすることができたので、開封の様子ととりあえず2日程度使ってみた感想を。自分にとって人生初のロボット掃除機ということでまだまだ手探り状態。これからが楽しみです。
ルンバの種類と876の位置付け
ルンバは現在多くの種類が並行して販売されており、正直自分もこのルンバ876がどの程度のクラスなのか把握できていなかったので、公式サイトで簡単にですが調べてみました。
現在販売されているルンバは主に600、700、800、900シリーズ。単純に数字が大きくなるほど高機能で、900シリーズの中でも980が最上位のフラッグシップモデル。そこから数字が小さくなるにつれて機能がシンプルになっていくようです。しかしルンバの頭脳にあたるiAdaptと呼ばれるシステムは600シリーズも800シリーズも同じものが搭載されているので、バッテリーや付属品、搭載されているセンサー類の違いによる機能の数などで細かく分類されている様子。ちなみに公式のストアでは700シリーズは消えているため、エントリークラスの600、ハイエンドの900、ミドルクラスの800といった具合の分類になりつつあるようです。今回お借りしている876は2016年における新モデルで、自動充電やスケジュール機能、センサーでゴミの量を把握し集中的に清掃するダートディテクトなど基本的な機能に加え、円筒型の部品を置くことにより立ち入り禁止エリアを設定できるバーチャルウォールが2つ付属するモデルとなっています。
開封&起動。
想像よりも大きめの箱でした。
内容物一覧。保証書と取扱説明書、ホームベースと呼ばれる充電ドック、仮想の壁を作り出しルンバの侵入を防ぐバーチャルウォール、電源コード、電池が入っていました。
ホームベース設置。メガネ型端子のケーブルでコンセントと接続します。
ルンバお披露目。シルバーと黒のデザインは洗練されていて質感も値段相応に高い仕上がり。丸いフォルムと愛らしいイメージから柔らかな印象を抱いていたルンバですが、実際に触ってみると意外とメカメカしく本当にロボットなんだなとしみじみ感じてしまうくらい。家電の進化が肌で感じられた瞬間です。
起動は背面の絶縁シートを引き抜いてから。
起動するとピロピロー♪と軽快な音声が。
ホームベースにセットしたら中央のCLEANボタンを2回押すと清掃開始。ルンバには様々な便利機能がありますが、最終的には部屋を綺麗にすることが目的。とりあえず掃除をさせるだけなら非常にわかりやすく迷うことなく操作できますね。
ルンバ876 ファーストインプレッション
ルンバが届いてからまだ2日。ひとまず何度か掃除をさせてみました。
最も肝心な掃除の能力・仕上がりについては十分で、一人暮らしの自分がついついサボってしまう毎日の掃除をこのクオリティで維持してくれるのであれば何も言うことはありません。
面倒なベッドなど家具の下スペースにもスイスイ入っていって綺麗にしてくれるのはやはり非常に楽で嬉しいポイント。懸念していた障害物に当たる衝撃も、センサーがしっかり効いているようで衝突前に減速し本体のクッションが衝撃を受け止めているため心配する必要は無さそうです。また、ど真ん中のボタン一つで操作が完了するシンプルさも好みな部分。家電というと高機能になると全ての機能をボタンで操作する傾向にあるためゴチャゴチャとしてしまいがちですが、ボタン一つで目的である清掃が完了するのは理にかなっています。反面少し気になったのは掃除の効率としてはあまり良くなさそうということ。部屋の形状や汚れを自らで判断し、ランダムに行き来することで最終的に全体を綺麗にするという流れのようですが、やはり同じ所を何度も行き来しているのを見るとちょっと声をかけたくなる気持ちになります。上位モデルであれば規則的なコの字型の短形走行が可能とのことですが、ルンバ876はランダム走行。876に限らず上位以外の全てのモデルがこのランダム走行ということでルンバと言えばその不規則な動き、といった部分もあるのですが、やはりその様子を眺めてしまうとちょっとむずがゆく感じるところ。
しかし良く考えてみればそもそも掃除中のルンバをじっくり眺めるくらいなら自分で手を動かして掃除をすればいいわけで、せっかくの自動掃除ロボットの良さを無駄にする本末転倒な使い方をしているのもまた事実。ルンバの良さは単純明快、指示さえ与えておけばあとは自動で掃除をしてくれるということのはずで、だとすればその良さを最大限活かすには自分の生活の中に上手にルンバを溶け込ませることが第一なのでしょう。まだまだ使い始めでルンバがただの面白い掃除機にしかなっていませんが、しばらく共に生活をしていく中でその評価や感情がどう変わっていくのか楽しみです。
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