先日、Microsoftの折り畳みデバイスは2019年後半に持ち越されたという情報をお伝えしましたが、もしそのデバイスがSurface Phoneであるとしたらさらに雲行きが怪しくなりそうです。
「Surface Phoneは必要ない」
今回phoneArenaによると、Surfaceシリーズの生みの親ともいえるマイクロソフトのパナイ氏がポッドキャストのインタビュー中、マイクロソフトの今後の方向性についての議論にて「Surface Phoneはそこに含まれていない」という主旨の発言を残したとのこと。さらにマイクロソフトの製品ロードマップにおいてもそのような製品(Surface Phone)は必要ないとまで言い切ったようです。
先日はSurface PhoneとAndromedaのコードネームで進められている2画面デバイスのプロジェクトが同一のものである可能性について触れましたが、もしその通りであればこの未来的なデバイスもただのコンセプト画像どまりということになってしまいます。
しかし先月開催されたComputex 2018において、ASUSやLenovoからそれぞれ2画面のノートPCが発表されており、そういった流れを汲んでのAndromedaはやはり存在しているのではないかとも考えられます。ASUSの「Project Precog」やLenovoの第2世代「Yoga Book」はどちらもインテルの「Tiger Rapids」という端末をベースにしているとのことで、インテル自信が端末を発表するのではなく、あくまでも裏方に徹してリファレンス機を提供というスタンスであることからこの2社以外の他メーカーからも同様のコンセプトのデバイスが発表されることは十分に考えられ、その場合2 in 1において確固たる地位を築いたマイクロソフトがそこに参入してくる、それ以上にこの分野を引っぱっていく存在になることは全く不自然ではないと思います。
今回のインタビュー内でパナイ氏は、今後のSurfaceシリーズが重点を置くのはコミュニケーションだと語っており、さらに人がコミュニケーションとる方法が進化すると続けています。やはりSurface PhoneとAndromedaは完全に別物である、との見方もできるようになってきましたし、新たなコミュニケーションというのが何を指しているのかはわかりませんが、Surface Phoneが電話ができてネットができるこれまでのスマートフォンではないのかもしれません。
先日はマイクロソフトがAndroidスマートフォンを発表するといった噂が出てきたりとかなり情報が錯綜してきている感じがありますが、現状Andromedaの来年中の発表も怪しくなってきており少々残念なところ。Surface Goよりよっぽど魅力的なコンセプトなのでぜひとも実現してほしいものです。続報を待ちましょう。
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