8月26日の時点でTwitter上にティザー動画が公開されていましたが、ベルリンにて開催中のIFA 2018にて、BlackBerry KEY2の廉価モデルBlackBerry KEY2 LEが正式に発表されました。
Touch-Enabledシステムは非搭載
BlackBerry KEY2 LEは、日本でも発売がアナウンスされたBlackBerry KEY2の廉価モデル。BlackBerry KEY2も前作BlackBerry KEY Oneも特徴的な物理キーボードはありますがスペックとしてはミドルレンジに留まり、そのわりには価格が高いとの指摘はずっとされてきました。そういった声を受けてか、物理キーボードの機能は”ほぼ”そのままに今作BlackBerry KEY2 LEはミドルレンジのスペックは維持しつつ妥当な価格に収まっています。
- SoC: Snapdragon 636
- メモリ: 4GB
- ストレージ: 32/64GB
- ディスプレイ: 4.5-inch 1080 x 1620 LCD
- バッテリー: 3,000mAh
- カメラ: 13 + 5MP
- サイズ: 150.25 x 71.8 x 8.35 mm, 156g
主なスペックは以上のようになっています。廉価モデルではありますがSnapdragon 636、メモリ4GBは維持しており、もともとゲームなどヘビーな使い方を想定しない機種なので非常に丁度良い具合に仕様を落としているかと思います。
一方で気になるのは、KEYOne、KEY2に共に搭載されていたTouch-Enabledシステムが撤廃されているということ。Touch-Enabledシステムとはキーボード部分で指を滑らせることで文字入力中のカーソル移動や画面のスクロールが行えるタッチパッド的な機能。キーボードに指を添えて操作することが主なBlackBerryにおいて、指を画面とキーボードの間で行ったり来たりさせることなく操作ができる非常に貴重な操作方法だったと思うのですが、廉価モデルだからということなのかなぜか今作では非搭載に。BlackBerryにとっては中心となる操作方法と言ってもいいくらい浸透しているかと思いますし、その影響は少なくないと思います。
BlackBerry KEY2 LEは、32GBモデルが399ドル(約4万4000円)、64GBモデルが449ドル(約5万円)となっており、グローバルでは9月に発売されます。BlackBerry KEY2の時は比較的早い段階で日本での販売もアナウンスされていましたが、こちらはどうなるのでしょうか。今のところは特に情報は出てきていないようです。
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