日本時間10月10日に開催されていたGoogleのハードウェア発表イベントMade By Googleにて、Googleブランドの最新スマートフォンPixel 3 / Pixel XLが発表されました。
Pixel 3 / Pixel 3 XL
Pixel 3 / Pixel 3 XLの両デバイスとも既にGoogleストアに掲載されており、発表会でもJapanの文字が確認できました。
発表の内容としてはほぼ全てリーク通りといったところで、特別の目新しさはありません。
- OS : Android 9 Pie
- メモリ : 4GB
- ストレージ : 64GB / 128GB
- プロセッサ:Snapdragon 845
- ディスプレイ : 5.5インチFHD+(Pixel 3)、6.3インチQHD+(Pixel 3 XL)
- リアカメラ : 12.2MP
- フロントカメラ : 8MP
- カラバリ:クリアリーホワイト、ノットピンク、ジャストブラック
基本スペックは上記のような感じ。”サンド”の名称でリークされていたカラーはノットピンクというバリエーションになっています。ティザーサイトからミントカラーの存在が噂されていましたが、どうやらクリアリーホワイトの電源ボタンのカラーがミントであったというのがオチだったようです。
また、Googleストアの技術仕様を見てみるとネットワークの欄にFelicaの文字が確認できます。10月9日よりQuicPayがGoogle Payに対応しクレジットカードが本格的に利用できるようになりましたが、予想通りPixel 3 / Pixel 3 XLのFelica対応を見越してのものだったようです。
Pixel 3 / Pixel 3 XL両モデルとも日本での販売は確実ですが、発売日、価格、販売経路等は今のところ不明。日本経済新聞によるとドコモとソフトバンクが取り扱うことが確定しているようですが、その場合は恐らく各キャリアの秋冬モデルの発表で登場するものと思われます。Pixel Standや専用ケースなどのアクセサリ類は既に価格が公開済みなことを考えると、SIMフリーモデルは存在せずキャリア販売のみという可能性も十分に考えられます。
Pixel 3 / Pixel 3 XLは発表前から大量にリークされ、今日までに情報はほとんど出尽くしてほぼ丸裸といった状態でした。それを受けてかGoogleも遊び心で意味深なティザーを出し続けていたため”ノッチのないPixel 3 Ultraが存在する”、”今までのリークは全てGoogleのマーケティング。発表会でのサプライズのための布石”といった陰謀論か都市伝説のような噂も多くありましたが結局はリーク通りの結果に落ち着きました。
しかしサプライズこそなかったものの、発表会自体は無駄な引き延ばしが見られず最初に紹介する製品を全て見せてしまうなどの大胆さ(開き直り?)もあって非常に見やすく、製品発表会としてはよくできていたと思います。短時間で3つのメインデバイスが紹介されましたが、大まかな機能の説明をした後は「価格やスペックはストアで見てね」というのは実にGoogleらしさが垣間見えるシーンだったかと思います。