JR東日本は紛失防止IoTタグ「MAMORIO」を展開するMAMORIO株式会社と提携し、2018年から一部の駅で「MAMORIO Spot」を設置。同紛失防止タグをつけた所持品(バッグ・財布等)がJR駅内のお忘れ物承り所に届けられた際、「MAMORIO Spot」が所持品に付いている「MAMORIO」の電波を受信し、所持品の所在地を専用アプリをインストールしたユーザーのスマートフォン端末へ自動的に通知するサービスを試用していました。
この試用運転の結果一定の効果が見込まれたことから、同サービスの対応箇所を従来の4駅から全51駅へと拡大することが発表されています。
みんなが付ければより見つかりやすくなるMAMORIO
これまで「MAMORIO Spot」が設置され、試験的にサービスが提供されていた駅は東京駅、上野駅、大宮駅、千葉駅の4駅のみでした。JR東日本はこの4駅を含めさらに以下の全51駅にサービスを拡大することを発表しています。
東京、上野、松戸、取手、川崎、鶴見、東神奈川、横浜、桜木町、磯子、大船、平塚、小田原、
熱海、逗子、久里浜、三鷹、立川、豊田、八王子、高尾、甲府、府中本町、大宮、浦和、古河、
小山、小金井、宇都宮、黒磯、熊谷、高崎、新前橋、土浦、水戸、錦糸町、西船橋、津田沼、
千葉、佐倉、成田、成田空港、仙台、盛岡、新青森、秋田、山形、新庄、長岡、新潟、長野
「MAMORIO」の大きな強みとして、クラウドトラッキング機能と呼ばれるMAMORIOアプリユーザー同士で自動で落し物を探す機能が挙げられます。
誰かが紛失した「MAMORIO」タグを、別の専用アプリをインストールしているユーザーが検出できる位置にいた場合その位置を確認できるという同機能。その特性上、MAMORIOはユーザーが増えれば増える程威力を増す仕組みになっています。
今回の「MAMORIO Spot」設置駅の拡大は、シンプルに駅の落とし物サービスの拡充としても嬉しいものですが、「MAMORIO」というIoTデバイスとそのサービスの知名度アップという側面からも大きな効果が見込めます。私も「MAMORIO」ユーザーの1人であるため、これによってさらにユーザーが増えることに期待しています。
上記駅の利用圏内にお住まいの方は、これを機会にぜひ「MAMORIO」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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