OPPOの新型スマートフォンRenoの詳細が正式に発表されました。Renoブランドの存在が公表されてから約1か月間、公式やリークされたものなど実に数多くの情報が公開されていたためやや”答え合わせ”な感じが否めませんが、スペックやデザイン、噂の新機能、価格、発売日など正式にアナウンスされた情報をまとめておこうと思います。
OPPO Renoはかねてより噂されていたロスレス10倍ズームが可能なトリプルカメラを搭載した上位モデル「Reno 10X Zoom」とデュアルカメラを採用した通常モデルとなるRenoの2モデルで展開される模様です。
※追記
Reno 10x Zoom購入しました。
デザインとカラーバリエーション

Renoのカラーバリエーション4色
OPPO Renoの外観デザインは事前にリークされていたものとほぼ一致。ディスプレイ側は下部にわずかに余裕があるくらいで、インパクト大なノッチもパンチホールも存在しないベゼルレスのフルディスプレイ。背面は中央にカメラと「Designed by OPPO」の文字、OPPOロゴが並び、角度によって光の反射の様子が変わるデザインが採用されています。
ポップアップ式のインカメラの採用により実現したフルディスプレイは驚異の画面占有率93.1%を達成。また、地味ながら背面のカメラに出っ張りが無く、フラットになっている点も見逃せないポイントでしょう。
ちなみに上記画像の4色はデュアルカメラを搭載したRenoのカラーバリエーションで、それぞれサンセットパープル、ジェットブラック、サンセットローズ、オーシャングリーンと呼ばれます。
ロスレス10倍ズーム搭載モデルはデュアルカメラの下に四角いカメラが1つ追加されており、これがペリスコープ型のズーム機構を備えたカメラモジュール。デザイン的に通常モデルと大きな差は無く、カラーバリエーションはオーシャングリーンとジェットブラックの2色展開になるようです。
カメラ。ポップアップ式インカメラは両モデル共通
OPPO Renoはロスレス10倍ズーム搭載モデル・通常モデル共に、インカメラにはポップアップ式カメラを採用。「Shark Fin(サメのひれ)」と呼ばれるくさびのような三角形のポップアップギミックはアンバランスに見えますが、型にはまらない自由な形状には上手く言い表せない魅力があります。ちなみにOPPO曰くこのポップアップは20万回以上の使用に耐え得る設計とのこと。
インカメラの仕様は両モデルとも共通で、1,600万画素の f 2.0、79.3°の広角レンズとなっています。メインとなるリアカメラの仕様は以下の通り。
通常モデル
- 4,800万画素、1 / 2.25インチ、SONY製IMX586、f1.7
- 500万画素、深度センサー
ロスレス10倍ズームモデル
- 4,800万画素、1 / 2.25インチ、SONY製IMX586、f1.7
- 1,300万画素、ペリスコープ型望遠レンズ、f 3.0
- 800万画素、f2.2、120°超広角レンズ
ロスレス10倍ズームモデルはメインとなるレンズと望遠レンズの両方に光学手振れ補正を搭載し、ズーム撮影時の手振れを最小限に留めます。ロスレス10倍ズームの使い勝手は実機を試してみないことにはわかりませんが、同じOPPO Renoであってもカメラ性能には大きな差があるように思えます。
ディスプレイ内蔵指紋センサー
RenoはOPPO製スマートフォンでは既に当たり前になりつつあるディスプレイに内蔵された指紋センサーを採用。
2019年の1月に光学ズームが可能なペリスコープ型のカメラモジュールと一緒に発表された、読み取り範囲が従来の15倍に拡大された次世代の指紋センサーはどうやら搭載されていない様子。OPPO R17 Neoでは正直なところ快適とは言い難かったディスプレイ内蔵の指紋認証機能ですので、どこまで進化・改善されているのかは注目しておきたいところです。
バッテリー
通常モデルは3,765mAh、ロスレス10倍ズームモデルは4,065mAhのバッテリーを搭載。どちらもOPPO独自の急速充電技術「VOOC 3」に対応しています。
価格・発売日
まず通常モデルのRenoは4月19日に発売されることがアナウンスされています。メモリ6GB、ストレージ128GBのモデルが2,999元(約50,000円)、6GB / 256GBモデルが3,299元(約55,000円)、8GB / 256GBモデルが3,599元(約60,000円)となっています。
一方ロスレス10倍ズームモデルは正確な発売日は明かされておらず、5月中旬までの発売とやや曖昧。価格は6GB / 128GBモデルが3,999元(約66,000円)、6GB / 256GBモデルが4,499元(約75,000円)、8GB / 256GBモデルが4,799元(約80,000円)、となっています。正直言ってかなり安く感じます。発売日にこだわらないのであればロスレス10倍ズームの6GBモデルはかなり売れる予感です。
※4月24日追記
OPPO Reno 10倍ズーム版は中国では5月10日に発売となることがわかりました。
日本発売は?
気になるのはOPPO Renoが日本で発売されるのかどうか?だと思いますが、間違いなく日本でも発売されると言えます。
本日は上海で、#OPPO 新シリーズ“Reno”のグローバル発表会‼️
いよいよ“10倍ハイブリッドズーム”の世界の始まりです。
(o>ω<o)
日本での発表は、もうしばらくお待ち下さいませ🙏 pic.twitter.com/h6N6G8V2Q1— OPPO Japan (@OPPOJapan) 2019年4月10日
というのもOPPO Japanの公式Twitterアカウントが既に上記のようなツイートを残しているため。どのモデルが日本市場に投入されるのかは不明ですが、遅れながらもFind Xを日本に投入してきたOPPO Japanですのでロスレス10倍ズームモデルが来ることに期待してもいいと思います。
※7月3日にOPPO Japanが発表会を開催し、Reno 10x Zoomが投入されることが明らかになりました。
また、Amazon.comにて販売されているRenoは一応日本への発送にも対応しているようですので、気になる方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
スペックシート
最後にOPPO Renoのスペックを掲載しておきます。
Reno | Reno 10X Zoom | |
---|---|---|
OS | Android 9.0(ColorOS 6.0) | |
ディスプレイ | 6.4インチ(2,340×1,080)フルHD+ AMOLED | 6.6インチ(2,340×1,080)フルHD+ AMOLED |
プロセッサ | Snapdragon 710 | Snapdragon 855 |
メモリ | 6GB / 8GB | |
ストレージ | 128GB / 256GB | |
インカメラ | 1,600万画素 f 2.0、ポップアップ式Shark Fin | |
リアカメラ | 4,800万画素 1 / 2.25インチ SONY製IMX586 f1.7、500万画素(深度センサー) | 4,800万画素 1 / 2.25インチ SONY製IMX586 f1.7、1,300万画素、ペリスコープ型望遠レンズ、f 3.0、800万画素、f2.2、120°デュアルOIS、ロスレス倍10ズーム |
バッテリー | 3,765mAh | 4,065mAh |
カラーバリエーション | サンセットパープル、ジェットブラック、サンセットローズ、オーシャングリーン | オーシャングリーンとジェットブラック |
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