昨今のスマートフォンのベゼルレス化・フルディスプレイ化においてインカメラを配置するスペースは大きな課題であり、ノッチやパンチホールの採用は解決策の1つではあるものの最終目標ではありません。スライドカメラやポップアップカメラも個人的には好きですが、やはり目指すところは指紋センサーと同じく画面の下に埋め込んでしまうことだと思います。
このアンダーディスプレイカメラ、実は既にある程度の技術は確立されています。中国XiaomiとOPPOはほぼ同時にディスプレイ内にカメラが埋め込まれたスマートフォンが動作するシーンを動画で公開しています。
6月26日、OPPOがアンダーディスプレイカメラ採用スマホを発表?
ティザー画像がこちら。スマートフォンのディスプレイ上に光る円が浮かび上がっている様子が確認できます。これは先日OPPOが公開した動画内で確認できる、アンダーディスプレイカメラ採用スマートフォンでカメラアプリを立ち上げたときにカメラ位置を示すために表示されるアニメーションそのものに思えます。
しかしOPPOはこの技術を動画で公開した際に現時点ではまだ実用的な技術水準には達していない旨のコメントを残しています。このことからも6月26日の上海で披露されるのはあくまでも技術のみであり実用化はもう少し先、というパターンになると予想されます。
このティザー画像を見てスマートフォンが発表されると思っているとややガッカリな予想かもしれませんが、実は7月3日に日本で発表されることが確定したReno 10x Zoomが採用している光学ズームギミックも2017年に開催されたMWC 2017にてプロトタイプが披露されていたという経緯があります。この例に倣えば向こう2~3年内には同技術が採用されたスマートフォンが世に出ている可能性も十分に考えられます。
指紋センサーとインカメラがディスプレイの下に移動すれば、今ノッチやパンチホール、スライドやポップアップなどのギミック無しにフルディスプレイが実現されます。是非とも今後に期待したい技術ですね。
(source mysmartprice)
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