サムスンのスマートウォッチがその他メーカーのスマートウォッチと決定的に異なる点は、物理的な回転ベゼルを搭載していたこと。適度なクリック感のあるベゼルを回転させることで画面を遷移させたりアイコンを選択したりなどソフトウェアとの連携も絶妙で、回転ベゼルがまさにGear SシリーズやGalaxy Watchシリーズのアイデンティティでした。
しかし最新のGalaxy Watch Activeではこれが廃止。このまま回転ベゼルは撤廃の方向で進んでしまうのかとの危惧もありましたが、発表がまもなくに迫っている後継モデルGalaxy Watch Active 2では”タッチベゼル”と呼ばれる、回転ベゼルをソフトウェア的に再現した機能が搭載されるとの噂が浮上しています。
回転ベゼルをソフトウェア的に再現したタッチベゼル
この噂を報じたのはSamMobile。”信頼できる情報源”から入手したというこの情報は、SamMobileでは既にほぼ確定情報として扱われています。

物理的な回転ベゼルを搭載したGalaxy Watch
タッチベゼルとはその名の通り、ディスプレイ周囲に配置されたタッチセンサー上を指で沿うようにスライドさせることで物理的な回転ベゼルと同様の操作を入力されたとソフトウェア側で感知する仕組みになると見られています。
Galaxy Watchから特徴的なギミックが失われるのはやや寂しいですが、Galaxy WatchとGalaxy Watch Activeでは回転ベゼルの有無だけで随分と見た目のスマートさに差があったのも事実なので、より時計らしいシンプルな見た目でGalaxy Watch同様の回転ベゼルによる操作感が実現できるのであれば歓迎したい進化です。
また、タッチベゼルが実装されるのであればGalaxy WatchとGalaxy Watch Activeという2つのシリーズ間の差別化が難しくなってくるでしょう。リリース順から考えると次に発表されるべきは”Galaxy Watch 2″のはずなのですが、続々と”Galaxy Watch Active 2”のリーク情報ばかりが出回っていることから今後のスマートウォッチはタッチベゼルを搭載したGalaxy Watch Activeにブランドが一本化されるのかもしれません。
ちなみに以下の記事にあるように以前からサムスンは「Digital Bezel」「Touch Wheel」「Touch Bezel」という商標を出願していたことがわかっています。
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