4月28日、サムスンは2021年3回目となるオンライン新製品発表イベント 「Galaxy Unpacked」 を開催。同社最新のWindowsノートPC 「Galaxy Book Pro」 「Galaxy Book Pro360」を発表した。
Galaxy Book Proのスペック
「Galaxy Book Pro」は、新型のWindowsノートPC。クラムシェルタイプを採用しており、ディスプレイの回転や取り外しには対応していない。
13.3インチおよび15.6インチの2モデルが展開され、どちらのモデルにもGalaxy Bookシリーズ初となるSuperAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用している点が特徴。従来よりも深い黒が再現できるようになり、鮮やかでハイコントラストな表現が可能。明暗差の大きいシーンも、白飛びや黒潰れを抑えディティールを保ったまま再現できる。
解像度は13.3インチ・15.6インチモデルどちらもフルHD(1920 x 1080)で共通。
プロセッサーには第11世代のCore i3 / i5 / i7を採用。メモリは8GB / 16GB / 32GBから選択でき(LPDDR4x)、ストレージのNVMe SSDは最大1TB。15.6インチのみ、GPUにNVIDIAのGeForce MX450を内蔵する。
「Galaxy Book Pro」は、現代のモバイルファーストユーザーのニーズに基づいて設計されている。具体的には、非常に薄型かつ軽量。13.3インチのWi-Fiモデルは0.87kg、LTE対応モデルは0.88kg。15.6インチモデルも最大1.15kgと軽く、厚みも13.3mmまで抑えられている。
筐体には、軍用グレードの耐久性を備えたアルミニウム合金を採用。薄型軽量ではあるものの、堅牢なボディで高い耐久性を実現する。
AKGブランドのスピーカーを内蔵し、ドルビーアトモスにも対応。他のGalaxyデバイスとの連携機能も搭載されており、Galaxy Tabをセカンドディスプレイとしてマルチディスプレイ環境を構築したり、SmartThingsアプリを使用してスマートホーム機器をコントロールしたりできる。
プロキーボードと呼ばれるキーボードは、幅の広いキーとゴム製のドームが内蔵されたシザーメカニズムを採用し、快適なキー入力をサポート。15.6インチモデルにはテンキー付きのキーボードを搭載する。大型のタッチパッドも搭載されるため、マウスなしでも快適に操作できるはずだ。
インターフェースは、13.3インチモデルと15.6インチモデルで微妙に異なる。13.3インチモデルはLTE通信に対応するがHDMIポートを搭載しておらず、15.6インチモデルはモバイル通信には非対応だがHDMIポートを搭載している。
その他のポートは、Thunderbolt 4×1、USB Type-C×1、USB 3.2×1、3.5piヘッドフォン/マイク×1、MicroSDカードスロットで共通している(13.3インチにはNano SIMスロットも内蔵)。
カラーバリエーションは、ミスティックブルー・ミスティックシルバー・ミスティックピンクゴールドの3色が用意される。
Galaxy Book Pro(13.3インチ) | Galaxy Book Pro(15.6インチ) | |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home / Pro | Windows 10 Home / Pro |
CPU | 11th Gen Intel Core (i7/i5/i3) | 11th Gen Intel Core (i7/i5/i3) |
GPU | Intel Iris Xe graphics (i7, i5) Intel UHD Graphics (i3) |
Intel Iris Xe graphics (i7, i5) Intel UHD Graphics (i3) NVIDIA GeForce MX450 |
メモリ | 8GB、16GB、32GB(LPDDR4x) | 8GB、16GB、32GB(LPDDR4x) |
ストレージ | 最大1TB | 最大1TB |
カメラ/マイク | 720p HD /デュアルアレイマイク | 720p HD /デュアルアレイマイク |
バッテリー | 63Wh | 68Wh |
生体認証 | 指紋認証(電源キー一体型) | 指紋認証(電源キー一体型) |
インターフェース | Thunderbolt 4×1、USB Type-C×1、USB 3.2×1、3.5piヘッドフォン/マイク×1、MicroSDカードスロット、Nano SIMカードスロット | Thunderbolt 4×1、USB Type-C×1、USB 3.2×1、3.5piヘッドフォン/マイク×1、MicroSDカードスロット、HDMI×1 |
通信 | LTE Wi-Fi 6E対応、Wi-Fi 6(Gig +)、802.11 ax 2×2 Bluetooth v5.1 |
Wi-Fi 6E対応、Wi-Fi 6(Gig +)、802.11 ax 2×2 Bluetooth v5.1 |
サイズ | 304.4 x 199.8 x 11.2mm | INT:355.4 x 225.8 x 11.7mm ENT:355.4 x 225.8 x 13.3mm |
重量 | Wi-Fi:0.87kg LTE:0.88kg |
INT:1.05kg EXT:1.15kg |
カラー | ミスティックブルー・ミスティックシルバー・ミスティックピンクゴールド | ミスティックブルー・ミスティックシルバー・ミスティックピンクゴールド |
Galaxy Book Pro360のスペック
「Galaxy Book Pro360」もGalaxy Bookシリーズの新モデル。名称の通りディスプレイを360°回転させられる、コンバーチブルスタイルの2in1タイプだ。
「Galaxy Book Pro」と同じく13.3インチおよび15.6インチの2モデルが展開され、両モデルにSuperAMOLED(有機EL)ディスプレイを採用している点も共通。もちろんタッチ操作にも対応する。
専用のスタイラスペン「Sペン」による手書き入力にも対応。手書きメモや画像やPDF資料への書き込み、プリインストールされたClipStudio Paintを用いてのイラスト制作なども可能だ。なお、Sペンは「Galaxy Book Pro360」に同梱される。
プロセッサーは第11世代のCore i3 / i5 / i7を採用。メモリは13.3インチの場合は8GB / 16GBから、15.6インチの場合は8GB / 16GB / 32GBから選択でき(LPDDR4x)、ストレージのNVMe SSDは最大1TB。
「Galaxy Book Pro360」のキーボードにも、「Galaxy Book Pro」同様のプロキーボードを採用。AKGブランドのスピーカーとドルビーアトモスへの対応、Galaxyデバイスとの連携なども「Galaxy Book Pro」同様だ。
インターフェースは13.3インチ・15.6インチ共にThunderbolt 4×1、USB Type-C×2、3.5piヘッドフォン/マイク、MicroSDカードスロット。なお13.3インチは5G通信に対応するため、Nano SIMカードスロットも搭載する。
15.6インチはモバイル通信には対応せず、どちらのモデルもWi-Fi 6が利用可能だ。
カラーバリエーションはミスティックネイビー・ミスティックシルバー・ミスティックブロンズの3色。
価格と発売日
価格は、「Galaxy Book Pro」の13.3インチモデルが999ドルから、「Galaxy Book Pro360」の13.3インチモデルが1,199ドルから。価格や発売の詳細が判明次第お伝えする。
Galaxy Book Pro | Galaxy Book Pro360 | |
---|---|---|
価格 | 13.3インチ:999ドル~ 15.6インチ: |
13.3インチ:1,199ドル~ 15.6インチ: |
発売日 | 5月14日? | 5月14日? |
※公開当初、「Galaxy Book」の価格549ドルを「Galaxy Book Pro」の価格であると記載していましたので訂正しました。
コメント
13.3インチモデルはLTE通信に対応しするがHDMIポートを搭載しておらず、15.6インチモデルはHDMIポートを搭載していない代わりにモバイル通信には非対応。
↑どっちもHDMIポートがないみたいな文章になってます!!
すごい欲しいけど、日本発売は無しですかね…
ありがとうございます!訂正しておきました!
残念ながら日本発売はたぶん期待できないでしょうね・・・
一応Flex2とは違ってグローバルで出すっぽいので、購入自体のハードルは低そうです