Google Pixel 4 / Pixel 4 XLに触れてきましたので、簡単にレビューをしていきます。
Googleは10月15日、新型のスマートフォンPixel 4とPixel 4 XLを発表しました。両モデルとも発売日は10月24日となっており、既に予約を受け付け中。GoogleストアからSIMフリー版を購入することができるほか、国内3キャリアの中では唯一ソフトバンクのみが同スマートフォンを取り扱っています。
大胆かつシンプルなデザイン。オレンジは評判ほど悪くない
Googleは昨今のベゼルレス化の流れにはあまり興味がないのか、左右のディスプレイは幅いっぱいに広がっているものの上下のベゼルはその他のハイエンドモデルと比較してだいぶ太い見た目に。Pixel 4シリーズの目玉機能の1つであるジェスチャー操作によってスマートフォンを操作する「モーションセンス」用のセンサー類が、このディスプレイ上部に広く取られたスペースに配置されています。
そのためベゼルが太いことについては相応の意味があるために納得できるのですが、表示領域の角の丸みと端末そのものの角の丸みが微妙に噛み合っていないように見えたのが少し気になりました。ディスプレイの丸みはもう少し控えめで良かったように思えます。
Pixel 4 / Pixel 4 XLのカラーバリエーションはJust Black、Clearly White、Oh So Orangeの3色。Pixel 3aまで続いていた背面のツートンカラーは今作からは廃止され、背面はメインカラー1色と真っ黒なスクエアのカメラのみという、シンプルかつ大胆な配色になっています。
中でも注目を集めているのはやはりOh So Orangeこと上記画像のオレンジ色。Pixel 3シリーズまでのブラック・ホワイト以外のカラーが淡い雰囲気が多かったこと、その他2色がモノトーン調であるのに対してオレンジがややポップな色合いであることからか、オレンジ色に対しては「ハイエンドモデルなのに高級感が感じられない」といった意見が多い印象でしたが、実際に触ってみると質感は上々。サラサラとしたマットな指触りは間違いなく上質で安っぽさは感じませんでしたが、ハイエンドに多い一般的なガラス製の触り心地とは微妙に異なるのでそういった意味では「しっくりこない」と感じる人も多いかもしれません。
3色あるうちではブラックのみがテカテカとしたガラスらしい仕上げになっていますが、ホワイトやオレンジを触った後だとどうしても指紋が気になるところ。筆者個人としては質感もOh So Orangeの方が圧倒的に好みでした。
また、細かい部分にはなりますが側面からディスプレイにかけての処理が非常に滑らかであったのは特筆しておきたいポイント。Pixel 4 / Pixel 4 XLに搭載されているAndroid 10は従来の戻るボタンを画面端からのスワイプ操作にて代用可能ですが、端末側面にかけての処理が丁寧なためこの操作方法との相性が非常に良好だと思います。
スペック
Pixel 4 / Pixel 4 XLのスペックは以下の通り。
Pixel 4 | Pixel 4 | |
---|---|---|
OS | Android 10 | |
プロセッサ | Snapdragon 855 | |
メモリ | 6GB | |
ストレージ | 64GB / 128GB | |
ディスプレイ | 5.7インチ FHD+ フレキシブルOLED | 6.3インチ QHD+ フレキシブルOLED |
背面カメラ |
12MP(デュアルピクセル、ƒ/1.7) 16MP(望遠レンズ、ƒ/2.4) |
|
インカメラ | 8MP | |
バッテリー | 2,800mAh | 3,700mAh |
Felica(おサイフケータイ) | 対応 | |
防水防塵 | IP68 |
価格
販売価格はPixel 4が89,980円、Pixel 4 XLが116,600円。ソフトバンクから購入する場合は「トクするサポート」を適用することでPixel 4の64GBモデルが実質43,920円、128GBモデルが実質50,880円、Pixel 4 XLの64GBモデルが実質57,120円、128GBモデルが実質63,360円となります。
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