11月5日、Googleは同社のスマートフォンPixelシリーズに対して2019年11月度のセキュリティアップデートをリリースしました。Pixelシリーズにとってセキュリティアップデートは毎月恒例のイベントであり、このアップデートがPixelシリーズであることの強みの1つでもあります。
しかし、本アップデートは初代Pixel、Pixel XL向けにはリリースされていません。正式なアナウンス等はありませんが、事実上のサポート終了と考えていいはずです。
2019年11月はPixelシリーズのアップデート保証が切れる初のタイミング
誤解されがちですが、Pixelシリーズはいつでも最新の状態のソフトウェアを利用できるというわけではありません。GoogleがPixelシリーズに対して保証しているのはソフトウェアアップデートを2年間、セキュリティアップデートを3年間継続して提供すること。初代Pixel、Pixel XLが発売されたのは2016年10月4日であるため、2019年11月はPixelシリーズに対するセキュリティアップデートの保証が切れてしまう初めてのタイミングということになります。
ソフトウェアアップデートの提供が保証されているのは2年間であったのにも関わらず初代PixelにはAndroid 10のアップデートが配信されているため、セキュリティアップデートも配信されるだろうと考えていたユーザーも多かった様子。3年も前の端末ですので、継続的なセキュリティアップデートが配信されずともAndroid 10のみを提供してくれただけでも御の字でしょう。
ちなみに初代Pixelは日本では販売されていないため、国内で本件を気にしているユーザーはほとんどいないと思われます。
なお次世代モデルPixel 2、Pixel 2XLが発売されたのは2017年10月19日ですので、来年の今頃にはこれらのアップデートが終了している可能性が高いです。
※追記
初代Pixel向けの最後のアップデートが12月に配信されることが判明しました。いずれにせよサポート終了の方向は間違いないですので、初代ユーザーは買い替え時です。
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