メルカリやラクマに代表されるフリマアプリが浸透し、これらのサービスでスマートフォンを出品する人も多いと思います。また、新しい端末の購入時の下取りや使わなくなった端末を人に譲るときなど、Androidスマートフォンを手放すときに必要な作業が端末の「初期化」です。しかしただ初期化するだけでは、一見消えたように見えるデータが実は残っていたり容易に復元できたりする場合もあります。そこで通常の初期化をする前に、データの暗号化をしておくことをおススメします。
暗号化の手順
設定からセキュリティ→端末の暗号化→デバイスを暗号化するの順になります。なお「端末の暗号化」などはメーカーによって多少言い回しに違いがあります。ASUSのZenUIの場合は「暗号化デバイス」でHuawei製の端末では「端末の暗号化」でした。
暗号化の処理には時間がかかるため電源に繋いだ状態にしておくことをおすすめします。バッテリー残量が極端に少ない状態だと「充電してからもう一度お試しください。」と表示され暗号化するボタンがタップできなくなります。
端末の初期化
暗号化が終わってから初期化作業を行います。
設定のメニューからバックアップとリセット→データの初期化→携帯端末をリセットの順。初期化もある程度時間がかかる場合があるので電源に繋いでおいた方が良いかもしれません。
初期化の前に端末を暗号化することで、初期化後仮にデータを復元できたとしても読み取ることがほぼ不可能になります。そんなに時間がかかるわけでもない簡単な作業なので、端末を手放す際にはできるだけやっておくのが望ましいです。
コメント