Googleは、2022年10月にPixelシリーズ初となるスマートウォッチPixel Watchを発売している。
今秋には後継モデルとなるPixel Watch 2を発表・発売するものと期待されているが、気になるのはどこが・どれだけ変わるのか。
現時点ではまだ噂段階ではあるものの、最も重要なパーツであるチップセットがサムスン製からクアルコム製に変更される可能性があるようだ。
Pixel Watch 2はSnapdragonチップを採用か
現行のPixel Watchには、サムスン製のExynos 9110が搭載されている。
一方、9to5Googleによると、2023年秋頃に発表される可能性が高い後継モデルのPixel Watch 2(仮称)には、ExynosブランドのチップではなくクアルコムのSnapdragonブランドのチップセットが搭載されるという。
具体的には、Snapdragon W5シリーズのチップセットが採用される見込みであると伝えられている。
Snapdragon W5シリーズは2022年7月に発表されたチップセットなので、Pixel Watch 2が登場する頃には約1年が経過していることになるものの、TicWatch Pro 5のように現在も同チップを搭載した新型スマートウォッチが登場していることを考えると不自然ではない。
なお、Snapdragon W5シリーズにはW5とW5+の2種類があり、現時点でPixel Watch 2にどちらが搭載されるのかはハッキリしていないようだ。
9to5Googleによると、Exynos 9110 ⇒ Snapdragon W5への変更により、Pixel Watch 2ではバッテリー持続時間の向上に期待できるとのこと。
10nmプロセスかつ2つのCortex-A53コアを搭載するExynos 9110に対して、Snapdragon W5は4nmプロセスかつ4つのA53コアとデュアルAdreno 702 GPUを搭載しており、電力効率の向上によりバッテリー容量を維持したまま持続時間を大幅に改善できる見込みだという。
サムスンとGoogleは共同でWear OSを開発するなどスマートウォッチにおいて協力関係にあったため、Pixel Watch 2にもExynosが採用されるものと考えられていたが、あまり関係はないのかもしれない。
ちなみに、サムスンは2023年夏頃に新型のスマートウォッチGalaxy Watch6を発表すると見られている。Galaxy Watch6にExynosチップが搭載されるのであれば、両者の性能の違いにも注目したい。
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