いわゆる格安スマホと言われるスマートフォンは、カメラ性能が一段劣ると思われていますが、ZenFone2はどうでしょうか。いくつか写真を撮ってきました。
カメラスペック
ZenFone2のアウトカメラは、1300万画素、デュアルLEDフラッシュ搭載、F値2.0となかなかの性能。
起動してすぐ撮影できるオートモードの他にも多彩な撮影モードを搭載。
マニュアル撮影モードでは、水平の確認やヒストグラムの表示、
ISO感度やシャッタースピードの設定などコンデジ並みのカスタマイズが可能になっています。マニュアル撮影モードで一度設定した項目は、次回起動時にも保存されているので、カメラの知識がある人はマニュアル撮影モードを使いこなすとより良い写真が撮れそうです。
作例
数日間ZenFone2を持っていろいろと写真を撮ってみました。写真に関しては素人なので基本的にオートモードで撮影しました。
弘前さくらまつりで撮りました。ASUSのZenシリーズのカメラでは空の色がおかしくなりがちでしたが、これはきれいに自然な色で撮れていると思います。岩木山が雲に隠れているのが残念です。
池の水の色や反射した桜もよく見えます。この写真でもそうですが、オートモードでは白飛びしやすいという印象を受けました。ここら辺は撮影者の技術次第でしょう。
やはりオートでの光の加減は難しいですね。
ちょうどよい明るさのところではかなり解像感のある鮮やかな写真が撮れます。光学手ぶれ補正などが無いので、人込みでの撮影は結構大変。ZenFone2の後継機種からはレーザーAFが搭載されている機種が多いですが、ZenFone2には非搭載。そのためフォーカスに少し手間取ることはあります。
もう少し早い時期に行けば、美しいピンクの絨毯のような花筏が見られたはず。惜しいことをしました。
暗がりではローライトモードがおすすめ。しかし上述の通り光学手ぶれ補正は非搭載なので、人込みの中手持ちでのローライトモード撮影は難しい印象。三脚が欲しくなります。
20個もある撮影モードの中でも、面白かったのがGIFアニメーションモード。シャッターを押している間連写され、自動でGIFアニメーションを作成してくれます。動いている被写体を、動画を撮影するよりも簡単気軽に残すことができます。
スマートフォンのカメラで一番撮影する機会が多いと思われるカフェでの軽食。ドトールのサンドイッチとアイスココアです。どこかにホワイトバランスが引っ張られたのか少し暖色傾向な写りになっています。
実際に使ってみて、十分実用性のあるカメラだと感じました。iPhoneのカメラのようにとりあえず撮る、というよりも、自分で適切な撮影モードやマニュアルでの設定を見つけて撮影することで真価を発揮するようにも思えます。そういう意味では少し上級者向けかもしれません。
今のところZenFone3のカメラ性能に関するリークはありませんが、これまでの流れからレーザーAFが搭載されることは間違いないと思います。カメラ性能に特化したZoomの後継機種が出るのかもしれませんが、いずれにせよ発表が楽しみです。
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