先日購入したばかりのNuAns NEO [Reloaded]でいくつか写真を撮ってみました。NEO [Reloaded]は特別カメラに特化したスマートフォンというわけではないですが、トリニティ側もそこそこ推しているようですしやはりメイン機とするならある程度の性能は欲しいところだと思います。
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ちなみに背面カメラの公開されているスペックはソニー製のセンサーにF2.0のレンズ。ソフトウェアに関してはマニュアル撮影こそできませんが、ホワイトバランスはオートの他に蛍光灯、白熱灯、昼光、曇りの4種類がありISOは100から1600まで、フォーカスもシャッターボタン付近から引き出すようにスワイプすることでマニュアルでできるようになるためF値とシャッタースピード以外は好みに設定できるようになっています。他にはないNuAns NEO [Reloaded]のカメラだからこその設定というとやはりシャッター音のオン/オフが切り替えられること。そもそものシャッター音自体もわざとらしい「カシャッ」という音ではなくガラケーの時のような効果音風なのであまり気にならないとも感じました。
ピントは甘目。HDRが楽しい
写真は素人ですが新しい端末での撮影は非常にテンションが上がります。
まずは全国的にも珍しい芝生が広がる海岸、種差海岸で撮影してみました。
設定は何もいじらずにオートでの撮影です。天気があまり良くなかったので少々暗めな印象。奥の空は白飛びしてしまっていますね。
花とそこに集まるアリたちにピントを合わせました。背景との距離をとることで自然なボケをつくることもできています。しかしこれぐらいまで寄るとどうにもAFがうまく効かない印象がありました。
岩場を撮影。ゴツゴツとした質感はどうでしょうか。
撮影していて感じたのは、光の加減に非常にシビアであるということ。撮影技術が追いついていないせいもありますが、油断をするとすぐに真っ暗になったり白く飛んでしまったりと、なかなか思うような写真が撮れず苦戦しました。
しかしそこで大きく活躍してくれたのがHDR機能。特に今回のように空や海と地面など明るさにはっきりと差があると撮影の難易度がグッとあがるのですが、そのような場合このHDR機能が思いのほかよく効いてくれました。
HDR 機能をオフにして撮影。
HDRで撮影。地面の明るさが明らかに違います。まさに文字通りダイナミックな仕上がりに。
設定の連続撮影をオンにしているとシャッターボタンに触れている間連続で写真を撮り続けることが可能。シャッタースピードは変更できないので水の流れを撮ることは難しいですが、波の形などは気に入った一枚を選んで残しておくことはできますね。
次にソースのかかったハンバーグとステーキを撮影。冒頭の方でも触れましたがどうやら近づいての物撮りはあまり得意ではないようでピントがバシッと決まることがなかなかありません。そこさえスムーズになれば飯テロカメラとしても十分に使えそうなのですが。
薄暗い街灯がある夜中の公園をフラッシュなしで撮影。シャッタースピードが設定できる機種であればどうにかなるものですが、さすがにオートでは厳しいものがあります。これは特にNuAns NEO [Reloaded]のカメラが悪いというわけではなくスマートフォンのカメラなら仕方のない部分ですね。
気軽にいろいろと撮ってみた感想としては実に無難なスマートフォンのカメラといったところ。弱点としてはやはり全体的なフォーカスの甘さと手ぶれ補正に対応していないことで、特に飲食店等のやや薄暗い環境で他のスマートフォンと撮り比べてみると手ぶれ補正の影響力が絶大であったことが良くわかります。発色は綺麗で癖もないので風景撮りは割と得意な印象を受けます。HDR機能も優秀ですし今回の種差海岸のような広大な景色を収める方が向いているのでしょう。個人的にですがカメラアプリのUIもすっきりしていて好みでした。NuAns NEO [Reloaded]はカメラ目的で買うモデルではないですが、十分に常用できるカメラのように感じます。
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