ZenTour2016にて提供していただいたZenPad8.0(Z380C)の3回目のレビューをしていきたいと思います。今回は便利な機能や自分なりにしばらく使ってみたまとめなどを紹介したいと思います。ZenPad8.0の他のレビューについては以下から見ることができます。
初心者にもやさしいZenUI、直感的なZenMotion
ZenPadシリーズにはASUS独自の「ZenUI」「ZenMotion」が搭載されています。
この「ZenUI」というASUS独自のインターフェースは『シンプルに、もっと簡単に。誰にでも使いやすい』というコンセプト。画面を下にスワイプすると通知領域、もう一度スワイプするとクイック設定が表示されます。ブルーライト軽減フィルターやメモリ解放などすぐ使いたい機能のオンオフが手軽にできるようになっています。
また、クイック設定に表示する項目を設定から簡単に選ぶこともできます。
ちなみに2本指で下方向にスワイプすることで一度でクイック設定を表示させることも可能です。
また、画面上方向にスワイプすることでホーム画面の設定を呼び出すこともできます。
左下のユーザー設定からホームに関することならほとんど設定することができます。アプリアイコンの見た目などは中段左のアイコンパックから設定することが可能です。
もう一つ、ASUS独自の便利な機能が「ZenMotion」です。
「ZenMotion」にはモーションジェスチャーとタッチジェスチャーの2種類があります。モーションジェスチャーは端末そのものを動かすことをトリガーとして、スクリーンショットや音楽の一時停止などができます。しかし残念ながらタブレットの大きさではモーションジェスチャーは便利とは言えませんでした。
タッチジェスチャーとは、画面をダブルタップすることでスリープのオンオフ、スリープ時に「W」「S」「e」「C」「Z」「Y」のアルファベットを画面に描くとそれぞれの文字に割り当てたアプリが起動するというもの。使用できるアルファベットを追加したり変更したりはできませんが(恐らく一筆書きできる文字のみに対応しているため)割り当てるアプリは自由にカスタマイズ可能です。
実際にスリープのオンオフからカメラの起動までを「ZenMotion」でやってみた様子。
よく使うアプリをいくつか登録しておけば便利に使えますね。「ZenMotion」は他のZenシリーズにも搭載されています。ZenTourではスタッフの方がZenFone2でLINEなどを割り当てて使用しているというお話もしていました。
純正アクセサリはパワーケースがおススメ
前回のアクセサリレビューにも書きましたが、全部で4つもある純正のケースのうち最もおすすめできるのはバッテリーを内蔵したパワーケースです。
単純にバッテリー容量が2倍になることに加え、他のケースと違い厚みがほとんど変わらないので携帯性に非常に優れています。私は電車や高速バスなどに長時間乗るときはタブレットで電子書籍をよく読んでいます。今まではモバイルバッテリーを使っていましたがZenPad8.0+パワーケースを使うと1泊した帰りにもまだ余裕がありました。
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スペックを求める端末ではない
ここまで良いことばかり書いてきましたがそれは私が比較的ライトな使い方をしていたため。メモリが2GBでプロセッサーがインテル Atom x3-C3200、SIMフリーモデルであるZ380KLもSnapdragon 410であることを考えると決してハイスペック端末ではありません。ウェブブラウジングや動画、SNS、電子書籍などの用途であればストレスなく動作しますが、良くも悪くも2万円ちょっとという値段なりの性能ですので、購入の際は自分の用途をしっかり見極める必要があります。3Dゲームなどを快適にプレイするなどの用途には向いているとは言えません。
現在の価格が2万3千円程、パワーケースを合わせても3万円以内で購入できるZenPad8.0は初めてのタブレットにぴったりだと思います。8インチは片手で使用できる最大の大きさだと思いますので、家でも外出先でも使える便利な一台になるはず。かつて一世を風靡したNexus7からの乗り換えにもいいかもしれませんね。
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