OPPO Reno Aは、2019年10月にOPPOから発売されたミドルクラスのスマホ。
「いろいろと余裕のあるスマホ」をコンセプトにかかげ、タレントの指原莉乃をCMに起用したことも話題になっていました。
4万円を切る価格設定ながらSnapdragon 710を採用したり、当時ではまだ珍しかったSIMフリーながらおサイフケータイとDSDVを両立したり、IP67の防水防塵に対応したりと、日本市場を本格的に攻略するための機能が満載のモデルであり、実際にユーザーもかなり多いのではないかと思います。
そこで本記事では、そんなOPPO Reno Aユーザーが抱えているであろう
といった疑問をまとめて解消していきます。
Reno Aのユーザーや身近にReno Aユーザーがいる方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
OPPO Reno Aはいつまで使える?
結論から述べると、2024年以降OPPO Reno Aを使い続けるのはやや厳しいと判断できます。
判断基準は主に以下の3つのポイントです。それぞれ詳しく解説していきます。
OPPO Reno Aのスペック
まずはOPPO Reno Aのスペックについて。
項目 | スペック |
---|---|
SoC | Snapdragon 710 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 64/128GB |
パフォーマンスに直結する部分をまとめると上の表の通りです。
Snapdragon 710は当時ではゲームもそこそこ動かせるミドルクラスのちょうどよいSoCでしたが、2022年頃から日本のミドルスマホに多く採用されている Snapdragon 695と比べるとさすがに性能は見劣りします。
もし現在、Reno Aを使用していて動作のもたつきやゲームを快適にプレイできないと感じているのであれば、買い替えを以外での性能向上は難しいでしょう。
Reno Aのサポート状況
OPPOのスマホは、メーカーが機種ごとにサポート終了日を設定しておりその日付を過ぎると修理を受け付けてもらえなくなります。
Reno Aの修理受付終了日は2023年10月31日なので、すでに終了済み。2024年現在、もしReno Aに不具合が発生しても修理してもらうことができません。
Reno AのAndroidバージョン
OPPO Reno Aの最新のソフトウェアは、Android 9ベースのColorOS 6です。
2023年10月にはAndroid 14がリリースされているなか、Reno Aは今後のOSアップデートが見込めず、一部のアプリが使えなくなる可能性があります。
また、セキュリティパッチの更新にも期待ができないので、セキュリティ面にもやや不安が残ります。
Reno Aを今から購入するのはアリ?ナシ?
OPPO Reno Aを今から購入するのはアリなのか?ナシなのか?
個人的な見解としては、購入はおすすめしません。
理論上は4Gが提供されている限り使えるけど…
Reno Aは5G非対応のスマホなので、理論上は各キャリアが4G/LTEの電波を提供し続けている限りネットに接続したり通話したりはできます。
しかし、前述の通り性能・修理受付・OSアップデートといった観点から考えると不安要素が多く、今からReno Aを購入するのはよほど愛着がないかぎりはおすすめできません。
意地でも使い続けるための注意点
現在Reno Aを使用しておりできるだけ他機種に買い替えたくない場合は、
- 動作のカクつき・もたつきなどには目をつむる
- セキュリティ対策をする(不審なサイトへのアクセスや野良アプリのインストールをしない、クレジットカードの登録を避けるなど)
- アプリをアップデートする・インストールするときは対応のAndroidバージョンをチェックする
といった注意が必要です。
サブ機として動画専用機・通話専用機のように、一部の用途に特化させて使うのはアリだと思います。
Reno Aから機種変更するのにおすすめのスマホ
最後に、OPPO Reno Aからの機種変更を考えている方向けに、Reno Aと同じミドルクラスのおすすめスマホをいくつかピックアップして紹介します。
Reno9 A
OPPO Reno9 Aは、2023年6月に発売されたReno Aシリーズの最新モデル(2024年時点)。
SoCには昨今のミドルクラスの定番となっているSnapdragon 695 5Gを採用しており、メモリはReno Aよりも大きい8GBを搭載。5G通信にも対応しているので、次世代の高速な通信も体験できます。
もちろん、Reno A同様におサイフケータイや防水にも対応しているので、純粋なアップグレード版としてスムーズに扱えるようになるのではないかと思います。
Reno9 Aは、Amazonや楽天でSIMフリーモデルを購入できるほか、ワイモバイルや楽天モバイルでも取り扱いがあるので、回線の乗り換えと一緒に購入するのもおすすめです。
A79 5G
OPPO A79 5Gは、2024年2月に発売された低価格なスマホ。Aシリーズの最新モデルであり、A77の後継機種にあたるスマホです。
SoCは国内では本機が初となるMediaTekのDimensity 6020を採用し、メモリは4GB、ストレージは64GB。
スペックはやや控えめですが、その分価格が3万円を切っており購入しやすくなっています。
OPPO Aシリーズとしては初めておサイフケータイにも対応。IP5Xの防水にも対応するので、今までReno Aでこれらの機能を便利に使っていた方でも同じような使い勝手で利用できます。
「性能はそこそこでいいからできるだけ安く」という希望がある方におすすめです。
AQUOS sense8
AQUOS sense8は、2023年11月に登場したシャープのスマホ。性能と価格のバランスがよく人気のAQUOS senseシリーズ最新モデルです。
Reno9 AやA79 5Gと比較すると一回り高い価格ではあるものの、SoCにSnapdragon 6 Gen 1、メモリ6GBとパフォーマンスやカメラなどもワンランク上の仕上がり。
もちろん、おサイフケータイや防水にも対応しているほか、温度変化や気圧変化にも強く非常に頑丈に設計されています。
それでいて重量が約159gと軽く、気軽に扱えるスマホを探している方におすすめの端末となっています。
コメント