サムスンの次期フラッグシップスマートフォンGalaxy S22シリーズが、冷却システムにベイパーチャンバーを採用する可能性がある。
サプライチェーン情報に詳しい台湾メディア、Digitimesが7月9日報じた。
Galaxy S22シリーズにはベイパーチャンバーを採用?
ベイパーチャンバーとは、中空構造の金属板に液体を封入したパーツ。ヒートパイプに近い仕組みで放熱を行うものの、ヒートパイプよりも容易に小型化可能だという。
近年のスマートフォンは、Galaxyに限らず非常に高性能化している。パフォーマンスが向上すればするほど発熱量が多くなるため、効率的な放熱が求められる。
サムスンは過去、Galaxy S10+やGalaxy S20シリーズ、Galaxy Note20シリーズでも冷却システムの一部にベイパーチャンバーを採用してきた。しかし、Galaxy Note20シリーズでは全てにベイパーチャンバーが搭載されていたわけではなく、多層グラファイトパッドを搭載したモデルが混在する不思議な状況だったことは記憶に新しい。
つまり、今回の報道の通りGalaxy S22シリーズにベイパーチャンバーが搭載されたとしても、全モデルに搭載されるとは限らず、別の冷却システムがランダムに混じる可能性がある。
Digitimesによると、台湾のサプライヤーはすでに新型Galaxy向けのベイパーチャンバー開発に向けて準備を進めているとのことだ。
なお、Digitimesによる報道は精度に欠ける場合も多くあり、特に新製品の名称や発表・発売時期に関しては信ぴょう性が高いとは言えないのが正直なところ。しかし、サプライチェーン情報に関しては実績も多数あり、個人的にはそういった情報に限っては信頼をおいている。
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