2022年に登場したGalaxy S22 Ultraは、形状やデザイン、Sペンスロットの搭載などあらゆる面でGalaxy Noteを踏襲していた。
肝心のGalaxy Noteは、2020年のGalaxy Note20・Galaxy Note20 Ultraを最後に新モデルは音沙汰無し。以前当サイトでまとめたGalaxy Noteシリーズの今後に関わる噂や報道では、どちらかというとシリーズ存続には期待ができない状況だった。
そして2月28日、サムスンからの正式なアナウンスではないものの、事実上のGalaxy Noteブランド廃止がいくつかのメディアによって報じられた。
Galaxy NoteブランドはS Ultraへ移行
韓国メディアDailianは2月28日、現在スペインバルセロナで開催されているMWC 2022のサムスンブースにて、同社Roh Tae-moon氏による「Galaxy Noteシリーズは、今後毎年SシリーズのUltraとして発表される」との発言を報じた。
Roh Tae-moon氏は、サムスンMX(モバイルエクスペリエンス)部門の責任者。つまり、サムスンがGalaxy Noteブランドの廃止を認めた形だ。しかし、Galaxy Noteというブランド自体は消えてしまう可能性が高いものの、これまでNoteとして扱われてきたデバイスはGalaxy S〇 Ultraとして継続される。
Sペンファンである筆者が一番懸念していた点であるSペン収納スロットは、Galaxy S22 Ultraにてついに実装された。Noteシリーズ、もといSペン最大の魅力でありアイデンティティでもあるSペンスロットが受け継がれるのであれば、個人的にはブランドの廃止自体は痛手ではない。
ただし、ブランドが廃止されたということは、毎年フラッグシップとして投入するのに見合うだけの価値がなくなったとも言える。事実、従来Noteシリーズが発表されていた夏は折りたたみのZシリーズ発表に充てられている。
今後、Galaxy SシリーズのUltraモデルが、これまでのNoteと同じ思想で設計され続けるかどうかは不明だ。
Z Fold4がSペンスロット搭載の報道も
余談になるが、サムスンは折りたたみモデルであるGalaxy ZシリーズにもSペンスロットを搭載しようと考えている可能性がある。
韓国メディアは、次期モデルとなるGalaxy Z Fold4にSペンスロットが搭載されると報道済み。まだまだ情報が少ない状態だが、SシリーズがSペン内蔵に対応したことを踏まえれば、今後はZシリーズにも注目しておいた方がよさそうだ。
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