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Galaxy Note20 Ultra レビュー。魅力と3つのイマイチなポイントを解説。Sペンやカメラの使い心地もチェック

4.5

2020年のGalaxy Noteシリーズは、昨年同様に2モデル展開となった。Galaxy Note20とGalaxy Note20 Ultraが登場し、そのうち日本市場には上位となるGalaxy Note20 Ultraのみが投入されたのも、昨年と同じだ。

auからは2020年10月に、ドコモからは11月にGalaxy Note20 Ultraが発売となった。筆者は、契約している回線の都合上ドコモからの発売を待っていたため、最速購入は叶わなかったものの、その分じっくりと同端末を試すことできた。

本記事では、Galaxy Note20 Ultraのベンチマークやレスポンスなどのパフォーマンス面、デザイン、バッテリー、カメラ性能などの機能・特徴を詳細にレビューしていく。もちろん、NoteシリーズのアイデンティティであるSペンについても、使ってみて感じた率直な感想を述べていこう。

Galaxy Note20 Ultraの使い心地が気になっている方はもちろん、先代Galaxy Note10+との違いが気になっている方もぜひ参考にしていただければと思う。記事の最後には動画も掲載するので、合わせてチェックしていただければと思う。

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Galaxy Note20 Ultraのスペック

OSAndroid 10(One UI 2.5)
ディスプレイ6.9インチDynamic AMOLED Quad HD+(1440×3088ピクセル)
プロセッサSnapdragon 865 Plus
メモリ / ストレージ12GB / 256GB
背面カメラメイン:108MP f/1.8
望遠:12MP f/3.0
超広角:12MP f/2.2
インカメラ10MP f/2.2
バッテリー4500mAh
急速充電有線:最大25W
ワイヤレス(Qi):15W
防水防塵IPX5/IPX8 IP6X
サイズ / 重量77×165×8.1mm / 208g

デザインと質感

まずはGalaxy Note20 Ultraの外観・デザインからチェックしていこう。同端末は、海外ではミスティックホワイト・ミスティックブラック・ミスティックブロンズの3色が展開されているものの、ドコモ・auで取り扱われているカラーはミスティックブラック・ミスティックブロンズの2色のみとなる。

筆者が購入したのは、ドコモのミスティックブロンズだ。

Galaxy Note20 Ultraの背面

カラーの名称にはミスティック”ブロンズ”と付けられているものの、見た印象としてはピンク色に近い。筆者は赤やピンクといった色が好みでよく身に着けているため気にならなかったが、毎日持ち歩くスマートフォンとしては若干好みが分かれそうなカラーだと感じる。

そのため、ミスティックブロンズ以外の選択肢がミスティックブラック1色しかないのは残念だ。白と黒という基本的なカラーが選べた方が、購入側としては間違いなく選びやすいと思う。

デザインについて話を戻そう。下位モデルのGalaxy Note20の背面は樹脂製のパネルが採用されていることが話題になったが、Galaxy Note20 Ultraはガラス製。サラサラとしたマットな加工がされており、触るだけで指先からプレミアムな質感を感じ取れる。ギラギラとしたガラスとは違い、指紋がほぼ目立たない点も気に入ったポイントだ。

カメラの出っ張り

真正面から見ても十分存在感のある背面カメラだが、少し傾けるとその大きさと出っ張り方がよくわかる。スマートフォンカメラの出っ張りスタイルは今に始まったことではないが、Galaxy Note20 Ultraのそれは全スマートフォンの中でもトップクラスのサイズ。

多くの場合、「カメラの出っ張りはケースを付けてしまえば気にならない」などと言われるが、歴代のGalaxy Noteシリーズで愛用してきたPITAKA製ケースのような薄型タイプの場合は、装着後も出っ張りが解消できなかった。

関連【PITAKA】Galaxy Note20 Ultra用おすすめケース「MagEZ Case」「Air Case」レビュー

個人的には、Galaxy Note20 Ultraをデスクに置いて使用することはあまりないためガタ付きの発生は気にならない。しかし、もしそういった使い方を多用する場合は、手帳型ケースのような厚みのあるケースでカメラの出っ張りをケアしてあげた方が使いやすいだろう。

画面サイズ約6.9インチ
本体サイズ幅77mm×高さ165mm×厚さ10mm
重量約208g

ちなみに、Galaxy Note20 Ultra全体のサイズと重量は上記の通り。スマートフォンのなかでは非常に大型でヘビーな部類と言えるが、それがSペンの使用を前提としたGalaxy Noteシリーズの特徴であり、魅力のひとつだ。

ディスプレイ

ディスプレイサイズは約6.9インチ。ディスプレイ左右が湾曲したエッジスクリーンを採用し、上下左右の4辺全てでベゼルレスデザインが採用されているため、まるで手の平で画面内のコンテンツだけを握っているような高い没入感が得られる。

Galaxy Note20 Ultraの湾曲ディスプレイは比較的控えめのため、約2週間の使用のなかで誤タップはほとんど経験していない。エッジスクリーンに関してはあまりよい印象を持っていない方も多いかもしれないが、世間で言われているほど扱いにくいモノではないと思う。

ディスプレイが湾曲しているのに対して、全体的にカクカクと角ばったデザインを採用している点もNoteシリーズならでは。左右に流れるようなディスプレイと上部・底面のフラット感の対比、握った時に手の平に感じる角と確かなグリップ力など、見た目のインパクトと実用性を兼ね備えた、優秀なデザインだ。

底面

底面にはUSB Type-Cポートのほか、NoteシリーズのアイデンティティであるSペンの収納スペースも搭載。ただし、従来画面を正面にしたときに右側に配置されていたSペンが、今作Galaxy Note20 Ultraでは左側に変更されている

ほぼ間違いなく巨大なカメラユニットに右側のスペースを取られてしまったためと思われるが、長年のNoteユーザーほど戸惑ってしまうかもしれない。右利きの場合は左手にGalaxy Note20 Ultraを持ち、右手でSペンを取り出すスタイルが主流だと思うが、Sペンの位置が左側だと持ち手に近すぎてやや窮屈に感じた。

また、先代のGalaxy Note10+と比較すると、電源ボタン・音量調節ボタンの位置も左側面から右側面に変更されている。ただし、これらのボタンの位置はGalaxy Note10+の左側面がイレギュラーであり、Galaxy Note20 Ultraで従来通りの右側面に戻った格好だ。

なお、多くのユーザーが事実上のbxActionsボタンとして利用していた悪名高きBixbyボタンは、しっかりとリストラされたまま。左右側面にはほかにボタンやポートはなく、SIMカードスロットは上部に搭載されている。

広々&ヌルヌル表示のディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイについて、もう少し詳しく見ていこう。サイズは前述の通り約6.9インチで、解像度は3088×1440ピクセルのQHD、パネルはもちろん有機EL(Dynamic AMOLED)だ。

上部にはパンチホールスタイルのインカメラが搭載されている。先代Galaxy Note10+もパンチホールカメラを採用していたが、Galaxy Note20 Ultraのパンチホールの方が一回りくらい小型化されていた。

パンチホールは、上部に明るい色でかつ余白が大きい画面を表示させると、白い壁に付いたシミのように目立ってしまう。ホーム画面のようにステータスバーと馴染むような場合は気にならないもののあまりスマートだとも思えないので、個人的には早いところアンダーディスプレイカメラの普及に期待したい。

リフレッシュレート120hzに設定

リフレッシュレートは最大120Hzに対応。スクロールをするとヌルヌルと滑らかに指に追従するので、非常に気持ちがいいのも魅力だ。ただし、常時60Hzまたは最大120Hzの2択しか設定できず、バッテリー持ちを考慮してコンテンツごとに自動でリフレッシュレートが調節されるので、全ての画面でヌルヌル感を味わえるわけではない。

有機ELディスプレイならではの常時表示モード、Always On Displayにももちろん対応。時計やカレンダーはもちろん、ミュージックプレーヤーやスケジュール、画面オフメモでメモした内容も表示できるので、非常に使い勝手に優れている。

指紋認証と顔認証

Galaxy Note20 Ultraは、指紋認証と顔認証の2種類の生体認証に対応している。指紋センサーは、Galaxy Note10+から引き続き画面の下層に内蔵されているタイプだ。

顔認証は、顔の認識からロック解除までにかかる時間が非常に短く、かなりスピーディ。しかしロック解除の度にGalaxy Note20 Ultraを顔の真正面に持ってこなければならず、マスクをしていると顔の認識はほぼ不可能だ。新型コロナウイルスの流行により日常的にマスクを付けている今の時代に、顔認証は積極的に使う気にはなれなかった。

画面内指紋認証に対応

そのため、筆者が基本的に常用しているのは指紋認証だが、Galaxy Note20 Ultraの画面内指紋認証はハッキリ言ってあまり早くない

センサーの位置に指を乗せたあと、指紋を読み込むのに一呼吸おいている感覚に近く、端末背面や画面下に配置されていた指紋センサーのように指を置いた瞬間にロック解除、とはいかなかった。

指紋認証スピードは、購入時点で貼り付けられている保護フィルムを剥がしても変化はなし。さらに、自分でガラスフィルムを貼り付けると、もう1段階認識に時間がかかるようになってしまった。

筆者が貼り付けたガラスフィルムはWhitestone Dome Glass。詳細は以下の記事にて解説しているが、遅くはなるものの指紋認証に対応し、エッジ部分まで完璧に覆えるので満足はしている。

関連Galaxy向けおすすめガラスフィルムはWhitestone Dome Glassで決まり!貼り付け手順と仕上がりをチェック【Note20 Ultra】

また、以下の動画の終盤で、保護フィルムを貼った状態・剥がした状態・Dome Glassを貼った状態の3パターンで指紋認証速度を比較しているので、興味のある方はチェックしてほしい。

【Whitestone Dome Glass】Galaxy向けおすすめガラスフィルムの決定版。エッジまで完璧に保護!

ベンチマークと使用感から見るパフォーマンス面

ここからは、Galaxy Note20 Ultraの性能面・パフォーマンスについてチェックしていこう。

Galaxy Note20 Ultraは、プロセッサに最新のSnapdragon 865+を採用し、メモリは8GB、ストレージは256GBを搭載。Snapdragon 865+は、CPUにKryo 585、GPUにはAdreno 650を搭載。

プロセッサSnapdragon 865+(Plus)
メモリ12GB
ストレージ256GB

CPU・GPU共に先代のSnapdragon 865と共通ではあるが、Kryo 585のクロック性能は2.8GHz ⇒ 3.1GHzへと約10%改善され、グラフィックス性能もおよそ10%向上している。

 AntutuGeekbench 5(シングルコア)Geekbench 5(マルチコア)
ベンチマークスコア5868149613097

ベンチマークスコアは、Auntutuベンチマークの場合は586814、Geekbench 5のシングルコアは961、マルチコアは3097という結果に。AututuベンチマークはGoogle Playから削除されて久しく、公式サイトからのインストールにも警告が表示されるようになったので、Geekbench 5も使用してみた。

ベンチマークスコア

ただ、さすがにベンチマークスコアだけを根拠に「Galaxy Note20 Ultraは高性能だ!」とは言えないが、実際に使用してみた感想としても性能不足を感じるシーンは全くなかった。

PUBGのようなゲームアプリも高画質の設定でサクサクプレイできるし、各種アプリの起動や切替、Lightroomアプリでの写真の編集と書き出しも高速で、文句のつけようがない。

Galaxy Note10+の時点で十分ハイスペックだったため不満は全くなかったが、120Hzのリフレッシュレートの影響もあってか1つ1つの動作がよりスムーズになったようにも感じられ、着実にパフォーマンスは向上していると言ってもいいはずだ。

カメラ性能

トリプルカメラを搭載

続いて、Galaxy Note20 Ultraのカメラ性能をチェックしていこう。同デバイスには縦方向に3つのカメラが並んでいるが、その構成は上から超広角カメラ・メインの広角カメラ・望遠カメラとなっている。

画素数は、メインの広角カメラが108MP、超広角カメラと望遠カメラは12MP。最大で50倍のズーム撮影が可能な点も特徴だ。

 画素数絞り値(F値)視野角
メインカメラ(広角)約1億800万画素F1.8約79°
望遠カメラ約1200万画素F3.0約20°
超広角カメラ約1200万画素F2.2約120°

メインの広角カメラの作例

ここからはGalaxy Note20 Ultraで撮影した作例をいくつか紹介しよう。まずは、メインの広角カメラでの撮影作例から。

ラーメンを撮影
メインカメラの通常モードで撮影

中央のネギやチャーシューの繊維感などはしっかりと再現されているが、F1.8の明るいレンズと1/1.33という大型のセンサーサイズの影響もあり、周囲が大きくボケてしまったことが若干気になる。

旅行先で風景や記念撮影をしたり、散歩がてらのスナップ写真などにはあまり影響がないかもしれないが、料理などを寄って撮る場合には、2倍にズームしたうえで引いて撮ったり、食事モードを利用したりなど工夫が必要になるシーンもあるかもしれない。

自然な背景ボケ
通常モードでも十分な背景ボケを得られる

もちろん、自然な背景ボケを得られることはもちろんメリットでもある。こちらの作例はGalaxyのポートレートモードであるライブフォーカスを使わずに撮影した写真だが、多少寄り気味で撮ることで非常に自然な背景ボケを作ることができた。

ライブフォーカス

ライブフォーカスで撮影
ライブフォーカスで撮影

ライブフォーカスで撮影した写真はこちら。

これまでGalaxy Note8やGalaxy Note10+のライブフォーカス機能を利用してきたが、利用するための明るさや被写体との距離が非常にシビアで、ファーウェイのアパーチャやOPPOのポートレートモードと比較すると使いにくさを感じずにはいられなかった

しかし、Galaxy Note20 Ultraのライブフォーカスでは、その条件が大幅に緩和されており、さまざまなシーンで気軽に背景ボケを楽しめるようになっている

ライブフォーカスの作例
ライブフォーカスで撮影

こちらの写真のように被写体が広がっているようなシーンでも従来のライブフォーカスは使いにくかったが、Galaxy Note20 Ultraでは問題なく撮影できた。

よーく見ると、右側にあるサイフォンの上部や細い金属の部分の処理が甘いことがわかるが、今まではこういった処理の甘さを許さずに被写体や距離をビシッと決めていないと撮影させてくれなかったところを、とりあえずでもシャッターを切らせてくれるようになったことが筆者にとっては非常に嬉しかった。

望遠カメラ・ズーム性能

望遠カメラの作例
ズーム撮影

続いては望遠カメラによるズーム撮影の作例。1倍・5倍・10倍・20倍を並べてみた。本記事に掲載している写真はリサイズしているが、それでも10倍くらいまでであれば粗さもあまり気にならないように思う。明るい環境で撮影していれば、20倍の写真でもTwitterなどのSNSに投稿する分にはギリギリ許せそうだ。

50倍ズームの作例
50倍ズームの作例

最大の50倍ズームまで行くとさすがに粗さが目立ってくる。手持ちで撮影していたが50倍ズームだと手振れも激しく、使えなくはないものの飛び道具感は拭いきれていない。

1倍・5倍・10倍・20倍・50倍のズームにはボタンが用意されておりタップするだけですぐに切り替えられ、倍率の切り替えはカクつきもなく非常にスムーズで好印象。同じく最大50倍ズームに対応したHUAWEI P40 Proは、ズームの切り替えにもたつきを感じていたため、Galaxy Note20 Ultraの方が使いやすく感じた。

手振れ補正やズーム倍率切り替え時の動作などは、本記事最後に掲載している動画で確認できるので、気になっている方は合わせてチェックすると感覚が掴めるはずだ。

超広角カメラの作例

超広角カメラの作例
超広角カメラで撮影

Galaxy Note10+のときからお気に入りである超広角カメラも健在。Galaxy特有の鮮やかな色合いとグワッと広がるようなインパクトのある超広角カメラは、非常に相性がよいと感じる。

デフォルトで歪み補正が有効になっているのでそのまま撮影したが、端に行っても目立つような歪みは見られない。薄暗いシーンでも解像感は十分に保てれており、「〇倍ズーム」と数値で広告しやすい望遠カメラの陰に隠れがちではあるものの、個人的にはズーム撮影よりも超広角撮影の方が出番が多いと思っている。

夜景を撮影

まだあまり多く試せていないが、これくらいの明るさがあれば夜景撮影も十分綺麗にこなしてくれそうだ。ナイトモードはGalaxy Note20 Ultraが自動で判断して適切な設定で適用してくれるので、いちいち夜景用に撮影モードを変更する必要もない。

ナイトモードは、10倍でも20倍でも50倍でも、そしてもちろん超広角カメラでも適用できるので、イルミネーションの撮影などにも活躍してくれるはずだ。

上記以外にもGalaxy Note20 Ultraで撮影した作例は不定期にTwitterに投稿しているので、興味のある方はそちらもチェックしていただければと思う。

充電速度とバッテリー持ち

バッテリー消費状況

Galaxy Note20 Ultraは4500mhAのバッテリーを搭載し、有線の場合は最大25W、ワイヤレス(Qi)の場合は最大15Wの急速充電に対応している。

そこで、まずは25Wに対応した充電器を用いて、バッテリーが空になったGalaxy Note20 Ultraが満充電になるまでの時間を計測してみた。

Galaxy Note20 Ultra 急速充電速度検証結果
経過時間バッテリー残量
0分0%
10分21%
20分40%
30分55%
40分66%
50分80%
1時間89%
1時間10分96%
1時間20分100%

約1時間20分で満充電という結果に。最近のスマートフォン、特に中国メーカーのスマートフォンは、独自の充電規格で爆速の充電を可能にしているため、Galaxy Note20 Ultraの充電速度は特別速いとは言えない。しかし、80%までの充電に1時間かからないのであれば大抵の場合は何とかなるため、個人的には十分だと思う。

また、筆者は普段、有線充電よりもワイヤレス充電をメインに利用しているので、念のためワイヤレス充電の速度も計測してみた。

Galaxy Note20 Ultraは、最大15Wの速度でワイヤレス充電できるものの、使用したサムスン純正のワイヤレス充電器「WirelessCharger Trio」は最大9Wまでの対応となっているので、今回の検証は9Wでの速度となっている点にはご了承いただきたい。

Wireless Charger Trio レビュー。スマホ・イヤホン・Galaxy Watchシリーズを3台まとめてワイヤレス充電!

Galaxy Note20 Ultra ワイヤレス充電速度検証結果
経過時間バッテリー残量
0分0%
30分17%
1時間35%
1時間30分58%
2時間72%
2時間30分89%
3時間100%

正確には3時間よりも前に既に100%になっていたため、少なくとも3時間あれば満充電になる、と捉えていただければと思う。有線充電の場合と比較して、約2倍の時間がかかる計算だ。

もちろん、バッテリー持ちについても検証してみた。Galaxy Note20 UltraでYouTubeを開き、1080p 60の動画を流しっぱなしの状態にして、何時間でバッテリーが尽きるかを検証した結果が以下の表だ。

Galaxy Note20 Ultraバッテリー持ち検証結果
経過時間バッテリー残量
0時間100%
1時間91%
2時間81%
3時間72%
4時間61%
5時間54%
6時間45%
7時間32%
8時間20%
9時間13%
10時間5%

ちなみに、バッテリー残量が15%を切ると自動でバッテリー消費を節約するモードに移行するため、終盤は結構粘ってくれる。

また、上記のような極端な検証ではなく、LINEやメールの返信したり、YouTubeで動画を見たり、TwitterなどのSNSを閲覧したり、猫の写真を撮ったりといった日常的な使い方をした場合は、朝8時に100%だったバッテリーが、夜8時には大体40%前後になっていることが多かった

2020年は5000mAhや6000mAhのバッテリーを搭載したスマートフォンが多数登場し、筆者もそれらに数多く触ってきたため、それらと比較するとバッテリー持ちは特別優れているとは言えない。しかし、日常的に使うのに不足はなく、夜寝る前に充電して朝100%の状態にしておけば、夜中までバッテリーに困ることはないと感じた。

ワイヤレスパワーシェアを使いこなそう

Galaxy Note20 Ultraのバッテリー性能を語るうえで忘れてはならないのが、ワイヤレスパワーシェア機能だ。

ワイヤレスパワーシェアは、以下の画像のように背面に別のデバイスを乗せることで、Galaxy Note20 Ultraのバッテリーをそのデバイスにワイヤレスで給電できる仕組み。

Galaxy Note20 Ultraのワイヤレスパワーシェアで充電中のGlaaxy Buds Live
ワイヤレスパワーシェアで充電中のGlaaxy Buds Live

Qi互換の充電規格となっているので、Galaxy Buds LiveやGalaxy Watch3といったGalaxyのウェアラブルデバイスはもちろん、他社のデバイスでも問題なく充電可能。実際、ファーウェイの完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 3」の充電ができたことを確認している。

筆者はGalaxy Watch3とGalaxy Buds Liveの両方を持ち歩いているが、ワイヤレスパワーシェア機能はもっぱらGalaxy Watch3に利用している。というのも、Type-Cポートを搭載しているGalaxy Buds Liveとは違い、Galaxy Watch3の充電は独自規格だからだ。

そのため、Galaxy Watch3はGalaxy Note20 Ultraのワイヤレスパワーシェアで充電しながらGalaxy Note20 Ultraを充電したほうが、持ち歩く荷物を削減できる。スマートウォッチやワイヤレスイヤホン、サブのスマートフォン等を持ち歩く方には、ぜひ活用してみてほしい機能だ。

Sペンの使い心地

Galaxy Noteシリーズと言えば、Sペンの存在を忘れてはいけない。Galaxy Note20 Ultraでは、120Hzのリフレッシュレートの恩恵もあり、Sペンの遅延速度が9msにまで短縮。実際に使ってみた感想としては「確かに遅延が少なくなっている・・・かも?」くらいではあるものの、性能が向上している点については素直に嬉しい。

筆者が最も愛用し、Galaxy Noteシリーズをメイン端末として使い続ける理由でもある画面オフメモや、「Galaxy Note」アプリによる手書き入力の使い心地は最高の一言。特に、「Galaxy Note」アプリはPDFファイルの作成や読み込みに対応したため、注釈やサインの書き込みなどに手軽に活用できるようになっている。

Sペンでイラスト制作
Sペンでペンギンのイラストも描き放題

Sペンを引き抜いたときに表示されるランチャー「エアコマンド」も従来通り。現在表示している画面のスクリーンショットを撮影し、即座にSペンによる書き込みが行える「キャプチャ手書き」や、SNSにおすすめの「AR手書き」「ライブメッセージ」といった定番の機能もそのまま使える。

特に「スマート選択」は、Sペンで指定した範囲のスクリーンショットを保存したり、GIFアニメーションを作成したり、テキストを抽出することで本来コピーできない設定画面などの文字をコピペしたりなど、かなり活用できるのでぜひ使ってみてほしい。

エアアクションは便利・・・なのか?

また、Sペンの新機能として「エアアクション」が従来の対応アプリ以外でも使えるように拡張されて搭載された。

エアアクションでスクロールしている様子
エアアクションでスクロールしている様子

Sペンのボタンを押しながらジェスチャーを行うことで、戻る・ホーム・履歴・スマート選択・キャプチャ手書きなどの操作が可能に。ChromeではSペンを振ることでスクロールができたり、簡単な操作であればSペンだけでも完結できる。

ただし、設定の自由度が高いとは言えずジェスチャーの認識精度も正確とは言えないので、「エアアクション」を積極的に使っていきたいかと問われれば個人的に回答はNoだ。

カメラの遠隔シャッターは時々使うことがあるものの、その他の機能は「エアアクションを試してみる」という動機以外ではまず使うことがなかった。手書き入力デバイスとしてはハイレベルで必須なSペンだが、今後はその他の機能もブラッシュアップされていくことに期待したい。

防水防塵でどこでも安心

Galaxy SシリーやNoteシリーズは数世代前から防水防塵に対応しており、本機Galaxy Note20 Ultraも、IPX5/IPX8の防水とIP6Xの防塵に対応している。基本的にスマートフォンは水濡れ厳禁だが、Galaxyに関してはもはや防水であることが当たり前だ。

サムスンの公式情報によると、Galaxy Note20 Ultraは水しぶきや水滴はもちろん、最大水深1.5メートルの環境で、約30分間沈めても耐えられるという。当然ながら海やプールでの使用は推奨されてはいないが、土砂降りの雨に遭遇しても気を遣わなくて済むのはありがたい。

防水性能
IPX5/IPX8の防水に対応

筆者は特にお風呂でGalaxy Note20 Ultraを使っているわけではない。しかし、水に濡れても極端にディスプレイの反応が悪くなったりしないため、寒い朝に布団にもぐって同端末を操作し画面が結露で濡れてしまっても、操作にほとんど影響を与えない点は気に入っている。

また、東北で暮らしているとこれからの時期は雪が降ってくる。雨とは違い雪の日は傘をささないことがほとんどだが、濡れることが気にならないGalaxy Note20 Ultraであれば、気兼ねなく使えるのもメリットだ。手袋をしていてもSペンがあれば操作もしやすいし、Noteシリーズは寒冷地に優しい仕様だと言える。

Galaxyならではの便利機能

Galaxy Note20 Ultraには、Galaxyスマートフォンだからこそ使える便利な機能も多く搭載されている。One UI固有の機能のためGalaxy Note20 Ultra以外でも利用できるものばかりだが、個人的に気に入っている機能をいくつか紹介しよう。

また、購入後にチェックしておきたい定番の設定については別で解説しているので、そちらもチェックしてみてほしい。

関連Galaxy Note20 Ultra 5Gを購入したらチェックするべき20の設定

スクリーンショットに撮影場所のリンクが表示

スクリーンショットにリンクが表示される

まず1つはスクリーンショットの機能。ブラウザを利用してウェブサイトを閲覧中にスクリーンショットを撮影した場合、純正のギャラリーアプリでそのスクリーンショットを確認すると「Webサイトに移動」というボタンが表示される。

もちろんこの「Webサイトに移動」ボタンをタップすると、ブラウザが起動してスクリーンショットを撮影したページを開くことが可能。昔に撮影したスクリーンショットを見返しているときにときどき役に立ってくれる機能だ

One Hand Operation +などのGood Lockアプリ

One Hand Operation +

One Hand Operation +は、Galaxy専用の片手操作補助アプリ。インストールすると画面両サイドにジェスチャー操作を起動するためのハンドルが配置され、このハンドルを各方向にスワイプすることで、戻るキーやホームキー、仮想タッチパッドの起動などを利用できる。

詳しくは以下の記事で紹介しているので、興味のあるかたはそちらをご覧いただきたい。

関連One Hand Operation+:Galaxyスマホの片手操作を補助するアプリ。仮想タッチパッドも表示可能

このOne Hand Operation +は、「Good Look」と呼ばれるGalaxyスマホを細部までカスタマイズするための純正アプリ群の1つ。その多くは通常の方法では日本で利用不可だが、「One Hand Operation +」「Sound Assistant」「Edge Touch」などはGoogle Playからインストールできるので、興味があればチェックしてみるといいだろう。

位置情報入りの写真をマップ表示

位置情報入り写真をマップに一覧表示可能

最後に紹介するのは、位置情報が付いてる写真をGoogleマップに一覧表示できる機能。純正ギャラリーアプリで位置情報付きの写真を表示し、詳細を表示させると小さなマップが表示される。

そのマップをタップすると、端末内に保存してある全ての位置情報付きの写真をGoogleマップ上に表示してくれる。旅行が好きな方や出張が多い方などは、時々見てみると思い出にふけることができて楽しいかもしれない。

Galaxy Note20 Ultraのイマイチなポイント

最後に、使ってみて感じたGalaxy Note20 Ultraのイマイチなポイントについて、包み隠さず述べていこう。

画面内指紋認証の速度

まず1つは、指紋認証の速度。決して凄く遅いわけではないのだが、進化を感じられなかった点がやや不満だ。

筆者が初めて触れた画面内指紋認証は、OPPO R17 Neoのモノだった。当時のレビューでも語ったが、正直に言って精度も速度も微妙。しかし、その後日本で大人気となるReno AやハイエンドのReno 10x Zoomなどの画面内指紋認証は、明らかに動作が改善されていた。

また、HUAWEI P40 Proの画面内指紋認証も非常に高速で、やはり指紋認証といえばファーウェイだな、と感じさせられた。

しかし、Galaxy Note20 Ultraの画面内指紋認証は、Galaxy Note10+から何かが変わっているようには感じられない。上記のように、他メーカーで明確な進化を目の当たりにしていたが、本機ではそうはいかなかった。

動画撮影における超広角カメラの冷遇

Galaxy Note20 Ultraには、超広角カメラが搭載されている。Galaxyに限らず、超広角カメラは望遠カメラと並んで今のスマートフォンカメラのトレンドとなっているが、どうにも望遠カメラと違ってあまりプッシュされていないように感じた。

特に、動画撮影においてその傾向が顕著だった。例えば、Galaxy Note20 Ultraでは、フルHDや4K、8Kなどさまざまな解像度で動画を撮影できるが、60fpsに設定するとどの解像度であっても超広角カメラを使用できなくなる

また、One UI 2.1にて待望の復活を果たしたプロ動画モードでも、超広角カメラは使用不可。サムスンは、Galaxy Note20 Ultraの公式ページにて 120fpsによる滑らかなアクション撮影をアピールしているが、アクション撮影に向いている超広角カメラでそれが利用できないことにはがっかりしてしまった。

価格

これは主にドコモとauから販売されているモデルについての話になるが、やはりどう贔屓目に見ても価格が高い。

 auドコモ
本体代金159,830円145,728円
スマホおかえしプログラム・かえトクプログラム適用時94,070円97,152円

筆者はドコモショップで契約なし・端末のみで購入したが、上記の価格に+8,800円が上乗せされていた。Galaxy Note20 Ultraは、各社から最新の5G対応スマートフォンとのことで売り出されているが、残念ながら今のところ5Gの恩恵を受けられる人は限られており、ポテンシャルも全く活かせていない。

今回は、メインのスマートフォンとしておサイフケータイを利用したいがためにドコモから購入したが、そうでなければ価格の面から海外版の購入も十分視野に入れていたと思う。

まとめ。Galaxy Note20 Ultraの魅力とは

Galaxy Note20 Ultra レビュー!3つの魅力とイマイチなポイントを解説、Sペンに興味あるかどうかがカギ

以上、Galaxy Note20 Ultraのレビューをお届けした。最終的にイマイチなポイントを述べる形で締めてしまったが、筆者だけではなくほかのGalaxy Note20 Ultraユーザーも感じていることだと思うので、購入を検討している場合はよくチェックしておいてほしい。

上記3点が気にならないのであれば、Galaxy Note20 Ultraを買って損はしないはず。静止画の撮影がメインであれば超広角カメラに関して不満はなく、何気なくシャッターを切るだけでいつもとは違う写真が簡単に撮影できて、非常に楽しい。

カメラ機能では特に、ライブフォーカスが使いやすくなったことが本当に嬉しかった。従来モデルではポートレートのみを意識していたような機能だったが、今作ではスナップや物撮りでも気軽使えるようになっており、超広角と組み合わせることでGalaxy Note20 Ultra1台だけでさまざまな表現を楽しめる。

また、ミスティックブロンズのデザインから感じられる、溢れんばかりのプレミアムかつラグジュアリーな質感もテンションを上げてくれる。元々はミスティックホワイトが欲しく、国内では展開されなかったため妥協して入手した形のミスティックブロンズだったが、結果的にすっかりと気に入ってしまった。

Galaxy Note20 Ultraは、ドコモ・auで取り扱われており、おそらく今後楽天モバイルからも発売されると思われる。楽天モバイルから発売されればSIMフリーモデルを自由に購入できるようになるはずだ。

また、もしおサイフケータイに必要性を感じていないのであれば、多少でも安く購入できる海外版を検討してみてもいいだろう。

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