現地時間9月20日、スマートフォンの速度やバッテリー、耐久性のテストを実施し公開しているYouTubeチャンネル「PhoneBuff」が、Galaxy Note20とGalaxy Note20 Ultraの落下テストの結果を投稿した。
Galaxy Note20は、ディスプレイ側にGorilla Glass 5、背面にはマットな質感のプラスチックを採用。それに対してGalaxy Note20 Ultraは、Gorilla Glass 6の約2倍の落下耐性と耐擦傷性を備えるGorilla Glass Victus(ゴリラガラスヴィクタス)をディスプレイ側と背面の両方に搭載している。
上記の情報だけではGalaxy Note20 Ultraの方が頑丈そうに感じるかもしれないが、実際の実験結果はそうではなかった。
Galaxy Note20は傷、Note20 Ultraはひび割れ
落下耐久テストは、約1mの高さから下に置いたコンクリートに向かってGalaxy Note20およびGalaxy Note20 Ultraを自由落下させる形で行われている。どちらのどの部分が衝撃に弱いのかを検証するため、背面・角・ディスプレイのそれぞれを下に向けて落下させる徹底ぶりだ。
結果としては、背面をコンクリートにぶつけた際に両機種ともにバックパネルに大きな傷が付いた。しかし、Galaxy Note20は「傷が付いた」だけであったのに対して、Galaxy Note20 Ultraはカメラ周囲にガラスにひび割れが発生している。
Galaxy Note20の背面に、ガラスではなくプラスチックが採用されていることがよかったのだろう。落下のような強い衝撃を受けた場合、傷が付いてもガラスのように割れてしまうことはないようだ。
続いての角とディスプレイをコンクリートにぶつける実験では、両機種ともフレーム部分には傷が付くもののディスプレイに傷やひび割れが発生することはなかった。その後ボーナスラウンドとして、高さを1.45mに変更しディスプレイを下に向けて10回の落下テストを行っていたが、結果は変わらず、両機種ともディスプレイは無傷。
ディスプレイ内指紋認証やスワイプ、カメラなどの各種操作にも異常は見られなかったようだ。
本実験のように、Galaxy Note20 / Note20 Ultraを何度も地面に叩きつけることは日常生活ではまずないだろう。故意にぶつけても致命的なダメージが発生しなかったことから、同スマートフォンは落下にはある程度耐性があると考えていいはずだ。
もちろんこの検証結果を鵜呑みにすることは推奨しないし、そもそも落とさないように使うのが一番ではあるが、耐久性を気にするのであれば背面が割れにくいGalaxy Note20を選ぶといいかもしれない。
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