サムスンOne UIの次期バージョンOne UI 3.0に搭載される、追加機能や変更点の一部が明らかになった。
サムスンは9月9日からOne UI 3.0の開発者向けベータプログラム開始している。米国および韓国の開発者は、One UI 3.0のベータ版をいち早くGalaxy S20シリーズに導入していたはずだが、SamMobileがその更新ログを公開している。
One UI 3.0で多くの機能が追加
Android 11ベースとなっているOne UI 3.0のベータ版。更新ログから確認できる主な追加機能は以下の通りだ。
- アクセシビリティ設定へショートカットが追加され素早いアクセスが可能に
- Bixby Routinesの構築がより簡単に。BluetoothデバイスとWi-Fiネットワークの切断、指定した時間、指定した番号からの着信などが条件に追加
- 画像編集後、画像に加えられた編集を元に戻す機能を追加
- オートフォーカス精度の向上と高倍率ズーム時の安定性向上
- カレンダーアプリのUIが改善。リマインダーアプリからのフルスクリーンアラートのレイアウトが改善
- Samsungキーボードの設定が、[設定] → [一般管理]へ移動
- ワイヤレスDeXモードに対応
- 標準ブラウザのメニューを改善。翻訳機能を含む複数の機能追加。最大99個のタブを保持&ロック可能に。ステータスバー非表示に対応。意図しないリダイレクトをブロックする機能追加
- ロック画面およびAlways On Displayのウィジェットを改善
- Digital Wellbeingのレポートにトレンドや運転中の通話時間などの項目が追加
Android 11としての新機能に加えて、One UIとしての独自機能も数多く改善されることがわかる。
ちなみに、ワイヤレスDeXモードは、現時点で最新のOne UI 2.5を搭載した一部の端末で既に利用可能になっているものの、今回のOne UI 3.0の更新ログに含まれているようだ。
執筆時点では韓国と米国の開発者向けにのみ公開されているOne UI 3.0のベータ版だが、今後数週間で中国やドイツ、英国、インドなどでも導入可能になる見込み。
Galaxy S20+向けのアップデートファイルサイズは2507.68MB、ビルド番号はG986U1UEU1ZTI7で、2020年9月のセキュリティパッチ更新も含まれている。
なお、パブリックベータではないものの一部の新機能については、既にスクリーンショットも公開されている。当サイトでも取り上げているので、気になる方は以下の記事をチェックしてもらいたい。
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