2021年1月29日にグローバルで発売されたGalaxy S21を入手したので、早速レビューをお届けしよう。
最新のGalaxy S21シリーズは、本記事でレビューするGalaxy S21のほか、Galaxy S21+とGalaxy S21 Ultraの合計3機種が展開。なかでもGalaxy S21は、3機種のベースモデルという位置付けだ。
本記事では、Galaxy S21のベンチマークやレスポンスなどのパフォーマンス面に加え、デザインや電池持ち、カメラ性能などの機能・特徴を詳細にレビューしていく。使ってみて感じた率直な感想を、包み隠さずにお伝えしよう。
Galaxy S21の使い心地が気になっている方はもちろん、先代Galaxy S20との違いが気になっている方もぜひ参考にしていただければと思う。
Galaxy S21のスペック
OS | Android 11(One UI 3) |
---|---|
ディスプレイ | 6.2インチ FHD+(2400×1080) Dynamic AMOLED 2X Infinity-O Display |
プロセッサ | Snapdragon 888 |
メモリ / ストレージ | 8GB / 128GB |
背面カメラ | メイン:12MP(センサーサイズ:1 / 1.76インチ) F1.8 OIS 望遠:64MP F2.0 OIS 超広角:12MP F2.2 (120°) |
インカメラ | 10MP F2.2 |
バッテリー | 4000mAh |
急速充電 | 有線:最大25W ワイヤレス(Qi):15W |
防水防塵 | IP68 |
サイズ / 重量 | 151.7×71.2×7.9mm/ 171g |
デザインと質感
まずはGalaxy S21の外観・デザインからチェックしていこう。同端末は、海外ではファントムホワイト・ファントムグレー・ファントムピンク・ファントムバイオレットの4色が展開されている。
筆者が購入したのは、ファントムバイオレットだ。
バイオレットというカラーの名称にはイマイチピンとこない方もいるかもしれないが、画像のようにほとんどパープルだと思っていただいて問題ない。どちらかというと、赤よりも青の成分が多めのパープルといった印象だ。
初めてGalaxy S21を手に取った感想を率直に述べると、「かわいい・・・!」の一言に尽きる。商品ページの画像を見ているとややきつめの紫色に感じていたのだが、実物は思った以上に上品で、優しい色合いだった。
本体サイズ | 151.7×71.2×7.9mm |
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重量 | 171g |
現在Galaxy Note20 Ultraをメイン端末として使っている筆者にとっては、本体サイズが小型で重量も随分と軽く感じたという点も「かわいい」要素の1つ。手の平にすっぽりと収まり片手での操作も苦にならない、扱いやすいサイズ感だと言える。
ちなみに、Galaxy S21の背面はガラスではなくプラスチック素材。Galaxy S21+とGalaxy S21 Ultraの背面にはコーニング社の「Gorilla Glass Victus」が採用されているため、コストダウンされているポイントの1つだ。
しかし、サラサラとしたマットな質感に仕上げられているためか、見た目はガラス製と遜色ない高級感。ガラス製のGalaxy Note20 Ultraと並べてみても、目で見てプラスチックだと判断するのは至難の業だ。
もちろん、手で触ってしまうとさすがに質感の違いはハッキリと分かる。Galaxy S21の背面をガラスだと思って触ると微妙な弾力や柔らかさがあり、優しく爪を立ててコツコツと叩いてみると明らかにガラスの質感とは異なることを感じ取れるはずだ。
ガラスの質感ではない = 安っぽいかと聞かれると全くそんなことはなく、あまり気にならないというのが本音。側面のフレームは金属なので、手の平には剛性の高いひんやりとした感触が伝わってくることが関係しているかもしれない。
カメラの周囲に注目してみよう。SやNoteなどシリーズを問わず従来のGalaxyスマホのカメラは独立したデザインになっていたが、Galaxy S21を含むS21シリーズは、側面フレームとシームレスに繋がるようなデザインが採用されている。
出っ張りは小さいが、机に置いて操作する場合は多少のガタつきが気になるかもしれない。気になる場合は、ケースを装着すると解消できる。サムスンからも純正ケースが複数販売されているので、チェックしてみてほしい。
ディスプレイサイズは6.2インチ。端末のサイズがほぼ画面サイズに近いベゼルレスデザインを採用しているため、非常に高い没入感を感じられる。
ディスプレイの詳細については、後程改めて紹介しよう。
底面にはSIMカードトレイとマイク、スピーカー、USB Type-Cポートを搭載。電源ボタンと音量ボタンは右側面に配置されている。
SIMカードトレイのすぐ隣にマイクの穴が並んでいるが、この配置は非常にややこしいと感じる。というのも、SIMカードトレイを取り出す際、イジェクトピンを差し込む穴とマイクの穴を間違えて、うっかりマイクにピンを差してしまいそうになったからだ。というかほぼ差しちゃった
しっかり見ていれば防げるミスではあるが、似たようなミスをしてしまう人は少なくないのではないかと思う。Type-Cポートを中心に、反対側にマイクを配置するような工夫が欲しかった。
なお、Galaxy S21ではついにmicroSDカードスロットが廃止されてしまっているが、普段から端末を取っ替え引っ替えしている筆者にとって、microSDカードが使えないことはそこまで痛手ではない。
しかし、「安くてストレージの少ないモデルでも容量を気にしなくていい」「前のスマホから物理的に写真を移動できる」などは、iPhoneやPixelシリーズにはない、GalaxyがmicroSDカードを使えたからこその明確なメリットであった。
そのため、人によっては非常に使いにくいと感じてしまうかもしれない。もし現在のスマートフォンでmicroSDカードをヘビーに使っているのであれば、Galaxy S21シリーズの購入は慎重になった方がいいだろう。
ディスプレイ
続いて、ディスプレイについてさらに細かく見ていこう。
Galaxy S21のディスプレイは、6.2インチの有機EL(Dynamic AMOLED 2X)を採用。上部にインカメラが埋め込まれたパンチホールスタイルとなっている。インカメラの存在感は相変わらずで、すっかり慣れてはいるもののつくづくスマートではないと感じる。
ディスプレイサイズ | 6.2インチ |
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解像度 | 2400×1080 |
リフレッシュレートも従来通り最大120Hzの最適化に対応しており、ヌルヌルとした非常に滑らかな操作感を体験できる。
解像度はFHD+(2400×1080ピクセル)止まりになっているが、QHD+(3088×1440ピクセル)のGalaxy Note20 Ultraと比較しても遜色なく、特別粗かったり汚かったりすることはない。
というのも、Galaxy S20 UltraやGalaxy Note20 Ultraも最大120Hzのリフレッシュレートを適用すると、解像度が強制的にFHD+に落とされてしまうため。普段から120Hzに設定しているのであれば、QHD+の画面をほとんど見たことがないという方がいても、不思議ではない。
もちろん、QHD+という選択肢があった方がいいのは間違いない。筆者もBixby Routineで動画や電子書籍などコンテンツに応じて解像度を切り替えたりもしていたが、結局切り替え時の画面のチラつきが気になるので、常に最大120Hz設定での運用に落ち着いた。
最大120Hz設定で使うことが前提の筆者にとっては、FHD+解像度はうまいコストカットの方法だったと思う。
また、Galaxyの特徴のひとつでもあった湾曲画面、エッジスクリーンが採用されていないこともGalaxy S21の大きな変化だろう。
S21シリーズでエッジスクリーンを搭載しているのは、最上位モデルのGalaxy S21 Ultraだけであり、S21とS21+はフラットなディスプレイが採用されている。「One UIは使いやすいけどエッジがあるからGalaxyはちょっとね・・・」と感じていた方も、Galaxy S21なら違和感なく使用できるはずだ。
関連Galaxy純正「EdgeTouch」の設定方法と使い方。エッジ誤操作を防いで操作性向上!
指紋認証が高速化
Galaxy S21が対応している生体認証は、顔認証と指紋認証の2種類。Galaxy S20シリーズやGalaxy Note20 Ultraと同様、ディスプレイ下層に指紋センサーが内蔵されている。
Galaxy Note20 Ultraの画面内指紋認証は、正直なところ早いとは言えずレビューでも散々不満を漏らした。そのため、Galaxy S21の指紋認証もあまり期待していなかったのだが、よい方向に期待を裏切られる結果となった。
Galaxy S21の画面内指紋認証は、早いといっていいレベルに仕上がっている。Galaxy Note20 Ultraの場合は、指を乗せたあとロード中のようなアニメーションがクルクル回っているのを目視できるが、Galaxy S21に指を乗せるとパッとディスプレイが点灯するので、そんな余裕はほとんどない。
指を乗せる ⇒ 一呼吸置く ⇒ロック解除ではなく、指を乗せる ⇒ 即ロック解除というイメージ。体感できる差はわずかではあるが、「待たされている感」がないだけで非常に快適に感じるうえ、何よりもしっかりとした進化を感じられたことが一番うれしい。
なお、もう一方の生体認証である顔認証についても、速度・精度どちらも申し分ない。しかし、1基のインカメラで捉えた平面的な情報の照合でありセキュリティ面に若干の不安が残る点や、マスクが欠かせない環境がもうしばらく続きそうな点を踏まえると、残念ながら実用的とは言い難い。
ベンチマークとパフォーマンス
続いてGalaxy S21のベンチマークスコアをチェックしてみよう。ベンチマークに使用したアプリは、いつも通りAntutuとGeekbench 5。AntutuはGoogle Playには掲載されていないので、公式サイトからダウンロードしている。
なお、Galaxy S21のスペックはプロセッサにSnapdragon 888を採用、メモリ8GB・ストレージ128GB搭載となっている。
プロセッサ | Snapdragon 888 |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
Antutu | Geekbench 5 | |||
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シングルコア | マルチコア | GPU | ||
ベンチマークスコア | 669170 | 1123 | 3515 | 4688 |
ベンチマークの結果は上記の表の通り。最新のプロセッサを搭載しているだけあっていずれのスコアも非常に高く、個人的には文句の付けようがない。
ゲームやLightroomアプリを使用した写真の現像など、スマートフォンに負荷をかけるような使い方もしてみたが、動作は非常に軽快。フラッグシップとしては多いとは言えない8GBのメモリがネックになるかと危惧していたものの、複数のアプリを切り替えたりしてもメモリ不足を感じるようなシーンは全く見られなかった。
一方で、多少不安に感じたのが発熱だ。正確に温度を測定したわけではないが、LINEで長時間ビデオ通話をしたとき・8K動画を長時間撮影したときは、ハッキリと手のひらが熱いと感じる程度にはGalaxy S21の背面が発熱していた。
背面がプラスチックであることも関係がなくはないだろうが、負荷の掛かり方が異なるのか、ベンチマークを回している最中やゲームプレイ時にはそこまで発熱しているようには感じなかった。
熱によってアプリが落ちたり止まったりすることはなかったが、スマートフォンとしては不安になるレベルの発熱。アップデート等で対処できる類のものであれば、ぜひ修正に期待したい。
カメラ性能
続いて、Galaxy S21のカメラ性能をチェックしていこう。同デバイスには縦方向に3つのカメラが並んでいるが、その構成は上から超広角カメラ・メインの広角カメラ・望遠カメラとなっている。
画素数は、メインの広角カメラと超広角カメラが12MP、望遠カメラは64MP。最大で3倍のハイブリッドズームのほか、最大30倍のスペースズームにも対応している。
画素数 | 絞り値(F値) | 視野角 | 光学手振れ補正 | |
---|---|---|---|---|
超広角カメラ | 約1200万画素 | F2.2 | 約120° | 非対応 |
メインカメラ(広角) | 約1200万画素 | F1.8 | 約79° | 対応 |
望遠カメラ | 約6400万画素 | F2.0 | 約76° | 対応 |
以下でいくつか作例を紹介しよう。季節や社会情勢の関係でなかなか撮影に出かけられていないが、作例に丁度よい写真が撮影できたら都度追加していくつもりだ。
料理を撮影
まずは個人的に好きで通っているお店のラーメンを撮影した作例から。どちらもメインの広角カメラを使用し、2枚目は2倍ズームを使用している。
チャーシューの脂や味玉の半熟の黄身がキラキラと光を反射している様子がしっかりと捉えられている。2倍ズームも光学ズームではないもののディティールは十分に保たれており、カイワレ大根や糸唐辛子1本1本まで潰れずに再現できていた。
ちなみに、従来通り料理にカメラを向ければ自然と「食事モード」が適用され、暖色に寄った色味に調節されるので、モード切替は不要。飯テロ写真もお手の物といったところだ。
ポートレートモード
従来のGalaxyスマートフォンではライブフォーカスという名前が付けられていた、背景ぼけを作り出す撮影モードは、Galaxy S21から(One UI 3から?)「ポートレートモード」に変更された。
Galaxy Note20 Ultraで試したライブフォーカスは非常に扱いやすかったが、Galaxy S21のポートレートモードも操作感や仕上がりに変化はなく、普通に使いやすい。人の顔ではなく上記作例のようなモノにも適用できるので、幅広いシーンで扱えるだろう。
ライブフォーカスから「ポートレートモード」に変化したことで、新たな撮影エフェクトが加わっている。スタジオ・ハイキーモノクロ・ローキーモノクロ・背景・カラーポイントの5つに、従来通りの背景ぼかしを加えた6つのエフェクトを使い分けられる。
ぼかし | 普通のポートレートモード(旧ライブフォーカス) |
---|---|
スタジオ | 顔の明るさを調節可能 |
ハイキーモノクロ | モノクロ写真にしたうえで背景を真っ白にする |
ローキーモノクロ | モノクロ写真にしたうえで背景を真っ黒にする |
背景 | 背景を単色にする |
カラーポイント | ぼかした背景のみをモノクロにする |
モノクロ写真にしたうえで背景を真っ白あるいは真っ黒にしたり、自身を切り抜いて単色の背景に置き換えたり、背景のみをモノクロにしたりなど多彩な表現が行えるが、切り抜きの精度は高いとは言えず、人の顔を認識しないと適用できないのでセルフィーをしない方にとってはほとんど出番がない機能となってしまっている。
個人的には、従来の背景ぼけ以外はあまり使いどころがないと感じた。
超広角カメラ
続いて超広角カメラ。ガラス張りの室内と公園内のお猿さんを写した作例だが、どちらもそこまで広いわけではないのに迫力ある仕上がりになっている。
多くのスマートフォンではサブカメラに位置付けられ解像度が物足りなくなってしまいがちな超広角カメラだが、Galaxy S21の場合はメインカメラと同じ1200万画素のため、高精細に撮影可能。
木目やガラス張りによる複雑な影、大きく広がる空などもしっかりと表現できており、撮影していて最も楽しいカメラだと感じる。
また、ggalaxy S21では、プロモード・プロ動画モードの両方で超広角カメラを使用できる点も見逃せない。Galaxy Note20 Ultraではできなかっただけに、嬉しい変化だった。
望遠カメラ(スペースズーム)
望遠カメラの作例がこちら。スペースズームの10倍までは比較的綺麗で使いやすいが、20倍・30倍ズームとなるとほとんど記録用になると思った方がいいだろう。
明るい環境で被写体がもっと大きなモノであれば、20倍でもギリギリ使える場合がある、という程度。このあたりは最大50倍ズームまで対応していたGalaxy Note20 Ultraとさほど使用感は変わらない印象だ。
しかし、写真・動画に関わらずズーム時の手振れ補正に関してはGalaxy S21の方が一歩上を行くように感じた。具体的にどのような点が、と聞かれるとうまく言葉に表せないのだが、Galaxy S21の方がハッキリと手ぶれが少なく、撮影しやすい。
電池持ち
Galaxy S21の電池持ちに付いてもお伝えしておこう。結論から言うと、Galaxy S21はそこまで電池持ちがよいとは言えない。
Galaxy S21のバッテリー容量は、4000mAh。充電100%の状態で朝から使用していると、夕方18時前には既に20%を切っていることが多く、正直なところ心許ない。モバイルバッテリーが欲しくなる。
一応少しフォローしておくと、画面がスリープしている待機中のバッテリー消費はそこまで多くはない。しかし使い始めた際の耐久力が優れているとは言えず、使えば使っただけぐんぐんバッテリーが減っていく印象で、特にゲームやカメラアプリなどを使った場合にその傾向が顕著に表れた。
Galaxy S21は有線だと最大25W、ワイヤレスの場合は最大15の急速充電に対応している。充電の仕様に関してはGalaxy S21+・Galaxy S21 Ultraとの差はないが、S21シリーズはいずれのモデルもACアダプターや充電ケーブルが同梱されていないので、急速充電したいのであればそれらを自前で用意しなければならない。
背面にQi対応デバイスを乗せて給電するワイヤレスパワーシェアにも対応しているが、電池持ちを考えると使うシーンは限られてくるだろう。
最後に、Galaxy S21でYouTubeの動画(1080p 60)を再生し続けた際のバッテリー消費の推移を記録したので参考までに掲載しておく。
Galaxy S21バッテリー持ち検証結果 | |
---|---|
経過時間 | バッテリー残量 |
0時間 | 100% |
1時間 | 93% |
2時間 | 87% |
3時間 | 79% |
4時間 | 62% |
5時間 | 52% |
6時間 | 45% |
7時間 | 37% |
8時間 | 29% |
9時間 | 23% |
10時間 | 14% |
11時間 | 8% |
12時間 | 2% |
YouTubeの再生では、そこまで極端にバッテリーが消費された気配はなかった。もしかすると、パフォーマンス面で触れた発熱とバッテリーの間にも何らかの関係があるかもしれない。
まとめ。Galaxy S21のよい点とイマイチな点
以上、Galaxy S21のレビューをお届けした。最後に、Galaxy S21を使ってみて感じたよい点とイマイチな点をまとめておこう。
Galaxy S21は、コンパクトサイズとハイパフォーマンスを両立したい方にはうってつけのスマートフォンだ。エッジスクリーンが苦手という方にも安心しておすすめできる。
よかった点とイマイチな点にサラッと含めてしまったが、最新のフラッグシップモデルとしては価格が安いこともGalaxy S21の大きな魅力のひとつだ。1月29日に発売されたにも関わらず2月9日には100ドルの値下げが実施され、その後カラーによっては追加の値下げもあり、執筆時点で674.99ドルとなっている(Amazon.com価格)。
なお、Galaxy S21は日本語の公式ページが公開されていることから日本での発売もほぼ間違いないが、時期は未定。日本版はおサイフケータイ等も使える可能性が高いため、もしそれらを重視するのであれば、日本版の正式販売を待った方がいい。
海外版を購入したい場合は、定番のETORENでも取り扱いがあるので、慣れているショップで購入してみてほしい。
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