サムスンのフラッグシップスマートフォンGalaxy Sシリーズは、ここ数年、2月に開催されるUnpackedイベントにて発表される流れが続いていた。最新のGalaxy S20 / S20+ / S20 Ultraも現地時間2月11日に発表され、最も早い地域では2月14日から発売されている。
しかし、次期モデルとなるGalaxy S21(S30?)は例年とは異なり、やや早めに発表・発売されると複数のメディアで報じられている。
Galaxy S21は年内または2021年1月に発表？
韓国メディアMTNは10月15日、サムスンがGalaxy S21の量産日程を繰り上げたことを報じている。
各種部品のメーカーは、1ヶ月半ほど前倒しで量産体制に入れるようにサムスンから要請を受けたと述べ、同社がGalaxy S21シリーズを2020年12月に発売することを検討し、準備を進めていることも明かした。
また、サムスン関連の情報を専門に取り扱うメディアSamMobileは、MTNによる上記報道を受けて取材を進め、独占情報としてGalaxy S21は2021年1月初旬に発表され、1月末または2月頭に発売されると断言。ソースは明かされていないものの、信頼できる情報源を抱えている様子だ。
MTNによると、サムスンがGalaxy S21の発売を急ぐ理由は主に2つ。米国による制裁の影響で不安定になったファーウェイの地位を先手で奪う、Galaxy S20シリーズの売上不振を挽回したい、との思惑があるとのこと。
過去にGalaxy S7を例年より1ヶ月ほど早めて発売することで売り上げを伸ばした実績が、Galaxy S21シリーズの早期発売を後押ししているとも考えられる。
また、折りたたみスマートフォンの登場により増えたラインナップを整理する目的もあるかもしれない。Galaxy Z Fold2とGalaxy Z Flip 5G率いる折りたたみ式Galaxyは、後付けではあるもののどちらも”Z”を冠してブランドが統一された。
一方、スマートフォンの大型化の影響でSシリーズとNoteシリーズの差は年々少なくなってきており、Sペン以外での差別化が難しくなっていることが現状。SシリーズやZ FoldシリーズがSペンに対応すると同時にNoteシリーズが廃止される噂も浮上しているため、S21の発表とZ Fold3の発表の間隔を開けるためにS21の発表を早めることは十分に考えられる。
年内にしろ1月にしろ、Galaxy S21シリーズの発表時期が例年通りにはならない可能性は非常に高い。Unpackedイベントも、おそらくオンライン形式になるだろう。
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