Galaxyシリーズの最新モデル、「Galaxy S21」「Galaxy S21+」「Galaxy S21 Ultra」の3機種が、4月8日に日本でも発表された。
Galaxy S21シリーズ、発売日や予約開始日が発表されたのは4月8日だが、実は日本語の公式ページはグローバルで発表された2021年1月の時点で既に公開されていた。そして、日本での公開に合わせて公式ページから一部の表記が削除されている。
日本版Galaxy S21公式ページから「eSIM対応」表記が削除
日本版のGalaxy S21シリーズは、4月8日午前10時から実施されたイベント内にて正式に発表された。
冒頭で述べた通りその時点では既にGalaxy S21の公式ページは公開済み。ページ下部の「よくある質問」に以下の内容が掲載されていた。
Galaxy S21 5G | S21+ 5GはeSIMをサポートしていますか?
はい。Galaxy S21 5G | S21+ 5Gは、eSIMと呼ばれる電子SIMに対応しています。eSIMを使えば、スマートフォン上でネットワークプランをアクティベートできるので、Nano SIMがなくても、データプランの変更や国際電話番号の追加が可能です。
Galaxy
しかし、正式発表後に再び公式サイトを確認すると、「よくある質問」内から上記の項目が丸々削除されていた。
元々「対応している」と表記していた機能に関して、一切のアナウンスなしで表記を削除してしまう行為は、不誠実だと感じる。質問に対する回答が「eSIMには対応していません」に更新されたわけではないため、手段を問わずに実機を触ると有効にできてしまう可能性はゼロではないが、まず期待できないと考えていいはずだ。
eSIMに対応している・対応していないという点については、おそらく事前にわかっていたはず。対応しないことが明らかなのであれば、なぜわざわざ「対応している」との表記を長期間放置していたのだろうか。逆に、明らかでなかったとしても「対応している」と言い切る表記は問題だ。
グローバル向けページをとりあえず翻訳しただけなのだとしたら、やはりチェックが甘いと言わざるを得ない。
多くの方がそうだったかもしれないが、筆者は事前に見つけたGalaxy S21シリーズのeSIM対応表記を、正直なところかなり疑っていた。結果は案の定だったため、削除されたことを確認しても「だと思った」という感想だったが、おそらく期待していた方も少なからずいたはずだ。
eSIM対応か非対応か、わざと表記を残していたのかチェックミスなのか、事情は不明だ。いずれにせよ、何か一言のアナウンスは欲しかった。黙って削除するという行為は、繰り返されると信頼を損ねかねない。
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