Galaxy Watch3 レビュー。回転ベゼルが復活、バッテリー持ちは初代から据置き | プラスガジェット
BREAKING

Galaxy Watch3 レビュー。回転ベゼルが復活、バッテリー持ちは初代から据置き

3.5

サムスンから8月6日に登場した新型スマートウォッチ「Galaxy Watch3」を購入したので、レビューをお届けする。

初代Galaxy Watch以降に登場したサムスンのスマートウォッチはGalaxy Watch ActiveとGalaxy Watch Active2の2機種。いずれもスポーツタイプのデザインが採用され、クラシカルなデザインは廃止されたとも囁かれていたが、Galaxy Watch3は待望のクラシカルデザインを採用して登場した。

Gearシリーズ時代から高い人気を誇り、サムスン製スマートウォッチのアイデンティティでもあった回転ベゼルも再び実装。筆者もその1人であるが、回転ベゼルの復活を熱望していた方も多いのではないだろうか。

本記事では、Galaxy Watch3の外観や装着感、バッテリー持ちなど実際に使用してみた感想をレビューしていく。手元にある初代Galaxy Watchやこれまでメインとして利用してきたGalaxy Watch Active2との比較も交えながら、その使い勝手を検証した。

以下に動画も掲載しているので、質感やサイズ感の参考にしていてだければと思う。

スポンサーリンク

デザイン:ベゼルはスマートに、ボタンは押しやすく改善

Galaxy Watch3のパッケージ

まず最初に、サムスン公式ページからわかることではあるが、Galaxy Watch3のパッケージがApple Watchのような縦長タイプに変更されたことをお伝えしたい。

昨年公開したGalaxy Watch Active2のレビューを見返すと、第一印象として「箱、小さくない?」を挙げているが、その感覚のままでは配送時の梱包サイズに驚くかもしれない。

この形状が採用された背景は不明だが、付属のストラップがシリコンではなく本革であることが関係している可能性がある。従来のように丸めた状態で長時間箱に入れるのは、癖が付くなど革にはあまりよくなさそうだ。

Galaxy Watch3本体

ここからはGalaxy Watch3本体をチェックしていこう。筆者が購入したモデルは、ケースサイズ45mmのBluetooth接続、カラーバリエーションはミスティックシルバー。

ほかの選択肢として、ケースサイズ41mm、ミスティックブロンズとミスティックブラックのカラーバリエーション、それぞれのLTEモデルがラインナップされている。また、ケースにチタンを採用したプレミアムモデル「Galaxy Watch Titan」も、日本を含めた一部の地域で展開中だ。

腕に装着した様子

ステンレス製のケースは光沢仕上げで、周囲をピカピカと反射する。右側面に2つのボタンを搭載する仕様は従来モデルから踏襲されている。上のボタンが戻るボタン、下のボタンがホーム兼電源ボタンだ。

先ほども述べたように、付属するストラップは黒の本革製。革の特性上、購入当初はやや硬く、腕に巻き付けるとギチギチとした嫌な感触があった。おおよそ2週間から20日程度で腕に馴染んできた印象だ。

もちろん、ストラップは市販の腕時計ストラップと自由に交換できる。交換方法は初代Galaxy Watchと同じなので、以下の記事が参考になるだろう。

参考Galaxy Watchのバンドを交換する方法

回転ベゼルで操作

1.4インチのディスプレイ周囲にはプラスチック製の回転式ベゼルを搭載。ベゼルを左右に回転させることで、画面の切り替えやメニューの選択ができる。指先に伝わる「カチカチ」としたクリック感は無意味に回転させたくなるほどに心地よく、これぞGalaxy Watchという感覚で、ファンにとってはたまらないだろう。

詳細は後程述べるが、初代Galaxy Watchと比較するとベゼルはややスリムに、デザインもシンプルになっている。ダイバーズウォッチ風のデザインは継承されているもののゴチャゴチャとした印象は軽減され、腕時計としてよりスマートになっている。

側面のボタン

側面のボタンは、Galaxy Watchシリーズでは初めて丸型の飛び出している形状が採用されている。

従来の平面的なボタンよりも面積は小さくなっているものの、目で見ずとも指先だけでしっかりと位置を確認でき、押し込んだ感覚も強く感じられるため、非常に押しやすい。

Galaxy Watch3のデザインを総評すると、よりスリムに、腕時計らしいデザインになったと思う。筆者はどちらかというと小柄で腕も太いとは言えないが、45mmモデルを付けても違和感が少ない。41mmモデルも用意されているし、万人に勧めやすいデザインに仕上がっていると感じる。

Galaxy Watch3 / Tizen OS 5.5の新機能

続いて、Galaxy Watch3で利用可能になった新機能や使い勝手が変わった機能をまとめて見ていこう。

スクリーンショット

まず、スクリーンショットの撮影・保存方法が変わった。従来までのGalaxy Watchシリーズでは、ホームボタンを押しながら画面を左から右にスワイプすることで、スクリーンショットをデバイス内に保存できた。

保存したスクリーンショットは、ギャラリーアプリから確認でき、ギャラリーアプリのメニューから1枚または複数枚まとめて端末に送信する必要があった。

スクリーンショットを撮影する様子

しかし、Galaxy Watch3では、ホームボタンと戻るボタンを同時に押すだけでスクリーンショットを保存できるようになった。ボタンを押す動作とスワイプを同時に行わなければいけなかった従来と比較すると、随分と手軽な操作になったと思う。

また、スクロールが必要な縦に長い画面でスクリーンショットを撮影した場合、ディスプレイ外までまとめて収めるスクロールショットが保存できるようにもなっている。

さらに、保存されたスクリーンショットはGalaxy Watch3内のギャラリーアプリから確認できるのはもちろん、ペアリングしている端末に自動で共有されるようにもなった。スマートウォッチの小さい画面で目当ての画像を探し、小さいメニューをタップしなくてよくなったのは、単純に便利で大きな改善だと言える。

ジェスチャー操作

Galaxy Watch3では、新たにジェスチャー操作にも対応した。Galaxy Wearableアプリ内の[ラボ]から、「消音」と「着信に応答」の2種類のジェスチャー操作を有効にできる。

ジェスチャー操作で着信に応答

「消音」は、アラームや着信の音が鳴っている場合に、Galaxy Watch3を装着した手首を自身とは反対側に向けて回転させると、消音できるというもの。着信時に手の形をパー・グー・パーの順に変えると、そのまま応答できるのが「着信に応答」のジェスチャー機能だ。

どちらの機能も試してみたが、手首を回転させる「消音」のジェスチャーは、立っている、または座っている状態では問題なく認識されるものの、寝ている状態での精度があまり良くないと感じた。

毎晩の睡眠時や仮眠をとる際は、いつもGalaxy Watch3のアラームを利用しているので、最も使うシーンで反応が悪いのはがっかりというのが正直な感想。

一方で、「着信に応答」のジェスチャー機能は、まだ数回しか試していないものの百発百中で成功しており、かなり安定している印象を受ける。厳密に「パー・グー・パー」を守る意識はなくてもテキトーに手を開いたり閉じたりしているだけで、そのままGalaxy Watch3で通話ができるため、非常に便利だ。

現在の社会情勢では自宅で電話を受け取るシーンも多い。スマートフォンは離れた位置で充電中、右手がレモンサワーのグラスで埋まっている状態でもスマートに電話に応答できるので重宝している。

メッセージスレッドと画像の表示

通知のチェック、特にメッセージの内容をチェックすることは、スマートウォッチメイン機能のひとつであると言ってもいいだろう。Galaxy Watch3では、メッセージの表示方法も大きく改善された。

メッセージスレッド

SMSなどのメッセージを受信した際、従来であれば送られてきたメッセージのみが表示されていたが、Galaxy Watch3ではスマートフォンでは見慣れたメッセージスレッドが表示され、過去のやり取りが一覧できるようになっている。

また、画像の表示にも対応したが、LINEなどのメッセージアプリでは上記画像のように「写真」と表示されるだけだった。メッセージスレッドの表示もLINEでは対応していない。なお、LINEスタンプの表示には以前から対応している。

ワンタッチで音楽にアクセス

音楽アイコンの表示

スマートフォンで音楽を再生していると、ディスプレイ下部に「♪」マークが表示されるようになったのもGalaxy Watch3からの新機能。

「♪」マークをタップすると一発で音楽コントロールの画面に移動できる。次の曲・前の曲の再生はベゼルの回転で操作できるため、よく音楽を聴くユーザーにとってはコントローラーとし非常に使い勝手がよくなっているはずだ。

ほとんどの機能がGalaxy Watch Active2でも利用可能

ここで挙げた機能は全てGalaxy Watch3から搭載された新機能だ。しかし、実は「ジェスチャー操作」を除いた機能は、ソフトウェアアップデートによりGalaxy Watch Active2でも利用可能になっている

参考Galaxy Watch Active2にアップデートがリリース。Galaxy Watch3の主な機能が実装

Galaxy Watch3とGalaxy Watch Active2

本記事では検証できていない「転倒検知」もGalaxy Watch3 / Galaxy Watch Active2の両機種で利用可能だ。

つまり、最新機能を試してみたい場合は、新モデルで価格が高いGalaxy Watch3ではなく、価格が落ち着いてきているGalaxy Watch Active2を選ぶのも選択肢としては悪くないと言える。

通知のチェックと返信、アクティビティトラッキングなど

スマートフォンが受け取った通知をほぼリアルタイムで表示し、返信をしたり、各種アクティビティのトラッキングができたりする点は、従来モデルと同様。前述の「新機能」のように一部操作や表示方法が変わっている部分はあるものの、「Galaxy Watch3でできること」は基本的には変わらない。

Galaxy Watch3をスマートフォンとペアリングするには、Androidスマートフォンであれば「Galaxy Wearable」、iPhoneであれば「Samsung Galaxy Watch(Gear S)」アプリが必要になるので、事前にインストールしておくといいだろう。

通知の確認

通知を受け取るアプリは、スマートフォンにインストールしてある全てのアプリから選択可能。メッセージアプリにはあらかじめ登録しておいた短文をワンタップで選択し返信でき、その内容はGalaxy Wearableアプリの「クイック返信」から自由にカスタマイズできる。

「運転中なので折り返します」などの返信を用意しておけば、たとえ運転中じゃなくても使えるので便利だ。

また、Galaxy Watch3上からケータイ入力・音声入力・手書きのいずれかで返信も可能。正直なところ、画面サイズの関係もありケータイ入力や手書きは快適とまでは言えない。しかし、手書き入力で平仮名や漢字が驚くべき精度で読み取られていく様子は非常に新鮮なので、ぜひ一度体験してもらいたい。

睡眠トラッキングの結果
睡眠トラッキングの結果

アクティビティトラッカーとしては、Running Analysis機能によりランニングについて従来よりも詳細なデータを取得できるようになったほか、VO2MAX(最大酸素摂取量)の測定にも対応した。

そのほかには目立った機能の向上や変化はほとんど見当たらない。筆者は時々ランニングをするくらいで、Galaxy Watch3をあまりアクティビティトラッカーとしてヘビーに活用はしていないが、ウォーキングや睡眠のトラッキングは同デバイスを腕に装着していれば自動で測定・分析されるので、その点は便利に感じている。

血圧測定やECG(心電図)機能は利用不可

Galaxy Watch3から血中酸素濃度測定にも対応しているが、ソフトウェアアップデート時の更新ログから同機能は日本では利用できないことが明らかにされた。また、血圧測定やECG(心電図)機能も対応はしているものの法規制の関係上解禁されていない。

Galaxy Watchシリーズとはライバル関係にあるApple WatchシリーズもECG(心電図)機能において同じ状況にある。しかし、Apple Watchは医療機器としての承認・認証を取得したことが報じられたばかり。

AppleはApple WatchシリーズのECG機能の国内展開に向け着実に準備を進めているようだ。これを呼び水に、ぜひGalaxy Watch3でも全ての機能が使えるようにしてほしいと思う。

追記(2020/10/12)

正規の手段ではないものの、日本でもGalaxy Watch3およびGalaxy Watch Active2でECG機能を利用できた。詳細は以下の記事から。

【日本でもOK】Galaxy Watch3 / Active2でECG(心電図)機能や血圧測定を利用する方法

バッテリー持ち・電池持ちと充電器について

Galaxy Watchシリーズは、他社のスマートウォッチと比較すると多機能ながらバッテリー持ちは悪くないという評価を得ていた。

では最新のGalaxy Watch3のバッテリー持ちはどれほどだろうか?実際に検証してみた。

条件としては、ディスプレイの明るさは5(10段階)、SNSやメッセージアプリからの通知を受け取ってはいたが通話はせず、Galaxy Watch3単体での音楽再生も行ってはいない。

Galaxy Watch3バッテリー持ち検証結果
経過時間 バッテリー残量
0時間 100%
12時間 63%
24時間 29%
34時間30分 2%

結果は上記の表の通り。充電をせずに1日は余裕で持つもののもう半日にはわずかに届かなかった格好だ。24時間が経過した時点でバッテリーはやや心許ない残量になっているため、1日は余裕で持続するとはいっても基本的にはほぼ毎日充電する形になる。

充電の様子

付属の充電器は、Activeシリーズに付属していたのと同じ平たいタイプ。マグネットで吸着してワイヤレス充電する仕組みだが、初代Galaxy WatchやGearシリーズのようなスタンド型とは違い充電中の見た目がスマートとは言えず、無駄にスペースを取ることからも正直なところあまり好きにはなれない。

ちなみに、初代Galaxy Watchの充電スタンドや以前当サイトで紹介したサードパーティ製の充電スタンドは使い回せなかったが、Galaxy Watch Active2付属の充電器はそのまま利用可能だった。

サムスンは現在、Galaxy Watchシリーズを含めた3デバイスを同時にワイヤレス充電できる充電パッドを準備中であることが判明している。もし日本でも発売されれば、試してみようと思う。

追記(2020/11/26)

Wireless Charger Trioを購入したので実際に試してみた。詳細は以下の記事をチェックしてもらいたいが、結論だけ言うと純正の充電器よりも断然おすすめできる。

Wireless Charger Trio レビュー。スマホ・イヤホン・Galaxy Watchシリーズを3台まとめてワイヤレス充電!

気になる点:イヤホン接続時の音量

Galaxy Watch3には8GBのストレージが搭載されており、直接音楽を保存・再生できる。また、Spotifyのような専用アプリが用意されている音楽配信サービスを利用していれば、音楽のストリーミング再生も可能だ。

Galaxy Watch3にはスピーカーが搭載されているため直接音楽を鳴らせるが、お世辞にもよい音とは言えないし、外で手首から音楽を垂れ流すわけにもいかない。BluetoothでGalaxy Watch3とワイヤレスイヤホンを接続できるので、イヤホンで音楽を聴くのが普通の使い方と言えるだろう。

Galaxy Buds LiveとGalaxy Watch3

筆者はメインのイヤホンとして、Galaxy Watch3と同世代となるGalaxy Buds Liveを利用している。当然Galaxy Watch3にも同イヤホンを接続して使っていたのだが、音量を最低まで下げてもかなり大きく、結局Galaxy Watch3とGalaxy Buds Liveをペアリングすることはやめてしまった

Androidスマートフォンでは、イヤホンを接続した状態で音量を上げ続け一定の音量に達すると警告が表示される。Galaxy Watch3に接続したGalaxy Buds Liveは、あくまで体感ではあるがその警告が表示される一歩手前くらいの音量が最低音量になっているのだ。

控えめではあるもののGalaxy Buds Liveにはアクティブノイズキャンセリングも搭載されており、よほどうるさい環境でない限りそこまで音量を上げる必要性を感じない。Galaxy Watch3とGalaxy Buds Liveのどちらに問題があるのかがイマイチ明確ではないが、アップデートで改善できるのであれば対応してもらいたいポイントだ。

関連Galaxy Buds Live レビュー。アクティブノイズキャンセリングは控えめ。心地よい低音と解像感が魅力

初代Galaxy Watch・Galaxy Watch Active2との比較

Galaxy Watch3と初代Watch、Active2

最後に、Galaxy Watch3を初代Galaxy WatchやActiveシリーズの最新モデルGalaxy Watch Active2と比較して、どこがどう違うのかを簡単にまとめておこう。

  Galaxy Watch3(45mm) 初代Galaxy Watch(46mm)
ディスプレイ 1.4インチ 1.3インチ
サイズ 縦46.2×幅45mm×厚さ11.1mm 縦49×幅46mm×厚さ13mm
重量 53.8g 63g
メモリ / ストレージ 1GB / 8GB LTE:1.5GB / 4GB
Bluetooth:768MB / 4GB
付属ストラップ 本革 シリコン

Galaxy Watch3は、初代Galaxy Watchと比較すると小さく・薄く・軽くなっている。にもかかわらずディスプレイサイズは大型化に成功しており、実際に装着してみても野暮ったさが大分改善された印象を受けた。

初代Galaxy WatchにはTizen OS 5.5のアップデートがリリースされておらず、ソフトウェアにおいても明確な差別化が図られているといってもいいだろう。回転ベゼルを搭載したGalaxy Watchシリーズは上記2種のみだが、今Galaxy Watch3ではなくて初代Galaxy Watchを買うのはあまりおすすめできない。

一方、Galaxy Watch Active2には、非常に早い段階でTizen OS 5.5のアップデートがリリースされた。ベゼルを搭載していないGalaxy Watch Active2では、ディスプレイ周囲を指でなぞることで同様の操作が可能な「タッチベゼル」が実装され、シリーズ特有の操作感を疑似的に体験できるようにも配慮されている。

また、Galaxy Watch Active2には、Galaxy Watch3よりも約1日長持ちするバッテリーという、明確なアドバンテージもある。クラシカルなデザインや回転ベゼルにそこまで興味がないのであれば、Galaxy Watch3ではなくあえてGalaxy Watch Active2を選んでも十分に満足できるはずだ

そのほか、現行のGalaxy Watchシリーズ全種類を以下の記事で詳細に比較しているので、合わせてチェックしていただければと思う。

参考Galaxy Watchシリーズ4機種を徹底比較。今最もおすすめのモデルは?【Watch/Active/Active2/Watch3】

まとめ:デザインと回転ベゼルが好きなら迷わず買いだけど・・・

以上、Galaxy Watch3のレビューをお届けした。

筆者はほぼ丸1年間Galaxy Watch Active2を使い続けてきた。タッチベゼルも非常に便利ではあったものの、やはりGalaxy Watch3の物理回転ベゼルの方が感触や操作の確実性が1段階上回っており、発売と同時に飛びついたのは間違いではなかったと感じた。

Galaxy Watchシリーズはスマートウォッチとしてかなり成熟してきており、正直なところあまり進化させるポイントがないようにも思える。通知のチェックと返信、各種アクティビティの計測・分析といったスマートウォッチの基本機能に目新しい進化はなく、ボディの小型化やソフトウェアの改善の方が目立つ印象だった。

そういった意味では、バッテリー持ちに向上が見られなかった点はやや期待外れでもあり、少なくともActiveシリーズと同等のバッテリー持ちは欲しかったところだ。睡眠をトラッキングできるデバイスで毎日充電が必要というのは、あまり合理的ではないようにも思える。

結局のところ、Galaxy Watch3の魅力は回転ベゼルに尽きるだろう。サムスンはクラシックなGalaxy Watchを、回転ベゼルを見捨てていなかった。それらに興味があれば、間違いなく満足できる仕上がりだ。

コメント

ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。