サムスンのスマートウォッチGalaxy Watchシリーズは、専用のアプリストアであるGalaxy Storeから「ウォッチフェイス」をインストールすることで、文字盤のデザインを自由にカスタマイズ可能です。
2020年5月時点で発売されているGalaxy Watchシリーズは、Galaxy Watch・Galaxy Watch Active・Galaxy Watch Active2の3種類。筆者はそのうちGalaxy WatchとGalaxy Watch Active2を所有していますので、本記事ではこれまで試してきたウォッチフェイスの中でおすすめできるものを7つ紹介します。
MyDay(マイデイ)
サムスンのスマートウォッチがGearシリーズからGalaxy Watchシリーズへと変わった際にスケジュール機能がウォッチフェイスに統合可能となりました。
MyDay(マイデイ)というウォッチフェイスは、カレンダーに入力した予定を文字盤に表示し、さらにその予定の時間部分を塗りつぶすことで、予定が「いつ」「どれくらい」入っているのかを視覚的にわかりやすくしてくれます。
カレンダーを表示させるウォッチフェイスはいくつかあるものの、予定の時間をここまで見やすくかつスタイリッシュに表示してくれるウォッチフェイスは非常に数が少ないいため、貴重なウォッチフェイスと言えます。
欠点としては、時計がアナログ表示でありながら文字盤が存在しないため、ぱっと見たときに時刻が分かりにくい場合があることです。
Calendar Analog Watch
MyDay(マイデイ)と同様にスケジュール表示機能を備えたウォッチフェイスがCalendar Analog Watch。
12時間以内に設定された予定を画面の上半分に箇条書きで並べ、MyDay(マイデイ)と同様にその時間を塗りつぶすことでビジュアルに表示してくれます。また、直近の予定の1時間前になるとカウントダウンを開始してくれる機能も搭載されています。
最終更新が2020年5月12日で、現在もしっかりと手が入れられているウォッチフェイスである点もメリット。一方で全機能を開放するためには課金(198円)が必要な点はデメリットかもしれません。
- 12時間の内の最初の予定のみを表示(プレミアムでは全てを表示)
- すべてのユーザーカレンダーのイベントを表示(プレミアムではカレンダーを選択可能)
- データ同期は3時間ごと(プレミアムでは任意のタイミング)
All in One: Digital 2
ありったけの情報を詰め込むことで、1画面だけでできるだけの操作を済ませてしまおうというウォッチフェイスがAll in One: Digital 2。
天気や降水情報、風力などの気象データ、バッテリー、カレンダー、5つのアプリアイコンを画面いっぱいに配置してあることが特徴で、知りたい情報やよく開くアプリなどはウォッチフェイスから1発でアクセスできます。
左上のバッテリー表示アイコンをタップすることで表示する情報やアプリアイコンのカスタマイズが可能ですが、無料版では各種カスタマイズは不可。配置するアプリを自由に選びたい場合は、198円の課金が必須です。
Dual-dial(デュアルダイヤル)
Dual-dialは、2眼のクロノグラフ風なデザインが特徴。表示される情報は時間・曜日・日付・歩数・階段・心拍数。
豊富な情報を羅列するタイプのウォッチフェイスではありませんが、その代わりにアナログとデジタルを上手く組み合わせたシンプルで見やすい表示がポイント。秒針の代わりに小さなドットが円周上を滑っていく仕掛けも、ミニマルで遊び心が感じられるデザインです。
ウォッチフェイスに特にこだわりがないのであれば、Dual-dial(デュアルダイヤル)はデザイン・機能共に良くも悪くも癖がないため、とりあえず設定しておくのにおすすめです。
砂時計
青一色でサイバーな雰囲気が感じられる砂時計は、比較的シンプルなデジタル時計のウォッチフェイス。
左上にバッテリー、右下に心拍数をそれぞれ数字と数直線でビジュアルに表示。さらにデジタル時計の「時間」の数字は十の位と一の位がそれぞれ階数と歩数を表しており、目標達成状況に応じて砂時計と同じようにスペースが埋められていく仕掛けが施されています。
Dual-dial(デュアルダイヤル)同様デザイン的な癖は少ないため、比較的設定しやすいウォッチフェイスかと思います。
Digifer
Digiferは、今は亡きPebbleシリーズの面影を感じ思わずインストールしてしまったウォッチフェイス。
時間のほかに表示される情報は、曜日と日付・バッテリー残量・歩数のみのシンプルな設計。独特なフォントと白と黒のみで構成されたデザインは好みが分かれそうではありますが、好きな人はとことん好きな尖ったデザインではないでしょうか。
秒針の代わりに白のバーが円周上をグルっと回る設計も洒落ていて、個人的にはかなり好きです。最新のGalaxy Watch Active2でも問題なく動作していますが、最終更新が2017年のため今後のアップデートは期待できない点には注意が必要です。
カラーパイ
カラーパイは、デジタル時計を中央に大きく配置した究極にシンプルなウォッチフェイス。
背景のカラーが特徴的で、色の境界が秒針として1分間で1周し、境界より後ろがグラデーションで微妙に色が変化していきます。表示自体はシンプルですが、時間毎に背景のカラーが変わるため、1日中変化が楽しめる飽きがこないウォッチフェイスです。
おまけ:Zenwatch style
最後に紹介する「Zenwatch style」は、ZenWatch 3のデフォルトのウォッチフェイスをGalaxy Watchシリーズで再現したもの。日付・バッテリー・歩数の位置もほぼ完ぺきで、完成度は結構高いです。
特別便利な機能があったりデザイン的に秀でているわけではありませんが、個人的にZenWatch 3が好きで懐かしくなったので、おまけとしての紹介でした。
ASUSはZenWatch 3を最後にWear OS搭載のスマートウォッチを発売していませんので、どうしてもZenWatchが忘れられない方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:サムスン純正のウォッチフェイスのクオリティが高い
以上、Galaxy Watchシリーズで利用可能なウォッチフェイス7種類とおまけの1種類を紹介しました。
執筆してから気が付きましたが、紹介した7種類のうち「Calendar Analog Watch」「All in One: Digital 2」「Digifer」以外の4つはサムスン純正のウォッチフェイスでした。
サードパーティ製のウォッチフェイスは、数は豊富なもののアップデートがされていないものが非常に多い印象です。機能やデザインなどのクオリティもサムスン純正であれば間違いはないので、今のところ個人的には純正のウォッチフェイスから探すだけでも十分満足しています。
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