【比較】Galaxy S22 UltraとGalaxy Note20 Ultraを比較し違いをチェック。進化したポイントは? | プラスガジェット
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【比較】Galaxy S22 UltraとGalaxy Note20 Ultraを比較し違いをチェック。進化したポイントは?

2022年2月10日、サムスンはGalaxy Unpackedを開催し新型のフラッグシップスマートフォンであるGalaxy S22シリーズを発表した。

S22シリーズは従来のSシリーズとは若干毛色が異なり、最上位モデルのGalaxy S22 Ultraが昨年スキップされたGalaxy Noteの後継機としてデザインされている。

そこで、本記事では、Galaxy S22 Ultraとその前身にあたる(と言われている)Galaxy Note20 Ultraのスペックを比較し、どういったポイントが進化・改善されたのか?という点をチェックしていく。

もちろん、実機を見てみないとわからない部分も多いが、スペックや画像などを参考にしつつ比較していく。

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ディスプレイやデザイン・形状を比較

まずはディスプレイの比較から。「Galaxy S22 Ultra」と「Galaxy Note20 Ultra」は、ディスプレイにいずれも有機ELパネルを搭載している。

画面サイズは、「Galaxy S22 Ultra」が6.8インチ、「Galaxy Note20 Ultra」が6.9インチとわずかに異なる。パンチホールの採用や画面内指紋認証、最大120Hzのリフレッシュレートに対応している点などは共通だ。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
画面サイズ 6.9インチ 6.8インチ
解像度 3088×1440 3,080×1,440ピクセル

また、「Galaxy S22 Ultra」はS22シリーズで唯一、ディスプレイの左右がカーブしたエッジスクリーンを採用している。近年はNoteシリーズを中心に採用されていたエッジスクリーンがS22 Ultraにも採用されたことで、Noteらしさが一気に増しているように思える。

同様に、Noteシリーズ特有だった全体的に角ばったデザインも、「Galaxy S22 Ultra」と「Galaxy Note20 Ultra」に共通しているポイント。形状やデザインに関しては、意図的にNoteシリーズと同じように設計されているのはほぼ間違いない。

Sペンを比較

続いては肝心のSペンについて。SシリーズではGalaxy S21 UltraもSペンに対応していたが、同デバイスはペン入力ができるだけでペンの収納はできなかった。一方、今作「Galaxy S22 Ultra」は、Sペン用の収納スロットが用意されている

Sペンの収納スロットは、「Galaxy S22 Ultra」「Galaxy Note20 Ultra」どちらも左下で共通。右利きの場合、左手で本体を持ち右手でSペンを出し入れする場合が多いので、若干慣れが必要なポジションだ。

また、非常に細かい点かもしれないが、「Galaxy S22 Ultra」のSペンの色は頭のプッシュボタンのみ本体カラーと統一されており、ペン全体の色はどのカラバリでもブラック。

Android向けに配信されている「Clip Studio Paint」では、新たにTab S8シリーズとGalaxy S22 Ultraの間でシームレスに同期できるようになるほか、Tab S8シリーズにイラストを描きながらS22 Ultraをカラーパレットのように使用できる。

こういった機能が、「Galaxy Note20 Ultra」やS21 Ultraなどの旧モデルにも開放されるかどうかは今のところハッキリしていない。

カメラ構成を比較

この2機種の間の最もわかりやすい違いはカメラ構成だろう。「Galaxy S22 Ultra」が4基のカメラを搭載しているのに対して、「Galaxy Note20 Ultra」のカメラは3基。ちなみに、両者の中間にあたるS21 Ultraはクアッドカメラを採用していた。

「Galaxy S22 Ultra」には、望遠カメラが1基追加されている。2基の望遠カメラの搭載によりデジタルズームに頼らずに撮影できる焦点距離の幅が広がり、より柔軟な使い方ができるようになっている。

また、望遠カメラの画素数は12MP ⇒ 10MPと低下しているが、2基の望遠カメラの搭載により高画素を利用してクロップする方法に頼らなくても十分に綺麗な写真や映像を残せるようになったためと考えられる。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
広角(メイン) 108MP F1.8 OIS 108MP(ISOCELLHM3) F1.8 OIS
超広角 12MP F2.2 12MP F2.2
望遠 12MP F3.0 10MP 10倍望遠 F4.9 OIS
望遠2 非搭載 10MP 3倍望遠 F2.4 OIS

プロセッサー・メモリ・ストレージを比較

「Galaxy S22 Ultra」は「Galaxy Note20 Ultra」に比べておよそ1世代半新しいデバイスなので、スペックは順当に進化している。

プロセッサーにはSnapdragon 8 gen1(地域によってはExynos2200)を採用。メモリ容量は最大12GBで変更はないが、筆者は現在「Galaxy Note20 Ultra」を使用しておりパフォーマンスには一切の不満がないので、「Galaxy S22 Ultra」で物足りないという事態はまずないはずだ。

一方、一部の方にとってmicroSDカードの廃止は大きなマイナスポイントだろう。本体のストレージのみで足りない場合は、クラウドを駆使するくらいしか拡張の方法は残されていない。ただし、「Galaxy S22 Ultra」は最大で1TBのストレージを選択できる。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
プロセッサー Snapdragon 865+ or Exynos 990 Snapdragon 8 gen1 or Exynos2200
メモリ 8GB / 12GB 8GB / 12GB
ストレージ 128GB / 256GB / 512GB 128GB / 256GB / 512GB /1TB
microSDカード 最大1TBまで対応 非対応

バッテリーを比較

バッテリー容量は、「Galaxy Note20 Ultra」が4500mAhだったのに対して「Galaxy S22 Ultra」は5000mAhと500mAh向上

電池持ちについては、プロセッサーの消費電力をはじめとしてさまざま要素が関係するため一概には言えないが、バッテリーの大型化やディスプレイサイズの0.1インチダウンなども考慮すると、気持ち程度は長持ちするようになっているかもしれない。

また、有線の急速充電が最大25W ⇒ 45Wにアップしたのも見逃せない。一応、GalaxyシリーズではGalaxy Note10+が45Wの急速充電をサポートしたものの、Note20およびS21シリーズでは25W充電にダウングレードされている。

つまり、45W急速充電のサポートは「向上した」とも「元に戻った」とも受け取れる。いずれにせよ、充電速度の向上にはやや消極的だった流れが変わりそうなのは非常に嬉しい。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
バッテリー容量 4500mAh 5000mAh
急速充電 有線:25W
ワイヤレス:15W
有線:45W
ワイヤレス:15W

カラーバリエーションを比較

「Galaxy S22 Ultra」のカラーバリエーションは、ファントムブラック・ファントムホワイト・グリーン・ブルゴーニュの3色。

「Galaxy Note20 Ultra」のカラーバリエーションもミスティックブロンズ・ミスティックブラック・ミスティックホワイトの3色だったので、意図的かどうかは不明だが白・黒+赤系統という点は踏襲されている。

もちろん、今後別のカラーが地域限定で追加される可能性は十分に考えらえる。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
カラバリ ミスティックブロンズ・ミスティックホワイト・ミスティックブラック ファントムブラック・ファントムホワイト・グリーン・ブルゴーニュ

価格を比較

最後は価格について。

先程発表された「Galaxy S22 Ultra」の米国価格は、1,199ドル。一方、2020年8月に発表された「Galaxy Note20 Ultra」は、1,299ドルで登場した。実質の後継機が100ドルの値下げというのは、シンプルにお得と言えそうだ。

  Galaxy Note20 Ultra Galaxy S22 Ultra
価格 1,299ドル 1,199ドル

ただし、「Galaxy S22 Ultra」の日本での価格は執筆時点で不明。一応、これまでの実績から「Galaxy S22 Ultra」は日本市場に投入される可能性はあるが、取り扱うキャリアなども判明していない。

日本の販売価格は海外価格と比較して若干割高な場合が多いため、海外価格で100ドルの差があるからといって日本でも約1万円の差があるとは限らないので注意したい。

コメント

  1. Samsung信者 より:

    日本版はdocomoもauもROMが256GB。
    Note20ultraはROM256GB + microSDに対応していたので良かったが、今作はmicroSD非対応。容量パンパン勢なので日本版への乗換えが厳しいです。なので海外版のデカい容量のモデルを購入するつもりです。

ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。