株式会社マウスコンピューターは1月25日、クリエイター向けノートPCの「DAIV 4P」において、カスタマイズによるLTEモジュールの搭載が可能になったと発表した。
購入時にLTEモジュールをカスタマイズで選択しておけば、スマートフォンと同様に幅広い場所でインターネットに接続可能となる。
「DAIV 4P」がLTEモジュール搭載のカスタマイズに対応
「DAIV 4P」は、2021年6月8日に発表されたクリエイター向けブランドであるDAIVシリーズに属する新型のノートPC。
標準構成で約985gという軽量ボディによる優れたモバイル性と十分なパフォーマンス、4辺ナローベゼルデザインやマグネシウム合金の採用によるスタイリッシュなデザインが特徴だ。
以前搭載にてレビューした際、「せっかく軽量なのだからモバイル通信に対応していれば…」と述べていたが、約半年を経て実現してしまった。
LTEモジュールをカスタマイズで選択可能に
LTEが携帯電話用の通信専用回線であることに加え、通信モジュールが内部で接続されているためロスが無く、パソコンを開くだけで通信可能になるため、Wi-Fi接続前提の使用環境とは異なる使いやすさを実現。
また、帯域の共有や通信状況により速度が低下するWi-Fi接続とは違い、対応パソコン1台で帯域をフル活用でき接続環境による速度低下が生じにくいため、安定した高速インターネット接続で円滑な業務環境が整えられる。
出張先や移動中の屋外でも場所を選ばずに、高解像度写真の送信、資料の共有など、大容量データをやり取りでき、ビジネスシーンで幅広く活用可能。さらに、フリーWi-Fiなど、公衆回線へ接続する場合があるWi-Fi接続はセキュリティ上のリスク対策が必要だが、LTEは電波基地局と直接接続されることでセキュリティ上のリスクが無いため、安全性の高いインターネット接続が可能だ。
重さ約985gの筐体と、ACアダプタの小型化による持ち運びの負担を軽減
シンプルな筐体の素材にはマグネシウム合金を採用し、DAIVブランドの中で最軽量となる約985g(標準構成時)を実現。
また、約16.4mmと薄型ながら、豊富な I/O 端子の搭載と約12時間のバッテリー動作を可能とし、
持ち運びやすさと利便性を両立した。さらにACアダプタの小型化とAC ケーブルのスリム化により、
DAIV 4N 2020年モデルより約140gの軽量化を実現している。
Thunderbolt 4の搭載に加え、最大4画面のマルチディスプレイ表示やPCIe Gen4×4ストレージにも対応
最大40Gbps の高速データ転送を可能にする Thunderbolt 4端子により、CFexpressカードリーダーや、SSD・RAID ハードディスク、10GbE対応LANアダプタなど、多彩な周辺機器の接続が可能。
外部映像出力は、HDMI、USB 3.1 Type-C、Thunderbolt 4の3系統を装備し、パソコン用モニタで一般的なRGBデータでの出力に対応するため最大4画面のマルチディスプレイや、液晶ペンタブレットの接続など作業内容ごとに必要な周辺機器を柔軟に接続できる。
また、データの保存に必要な内蔵ストレージは、標準でNVMe接続に対応した M.2 SSDに対応しており、カスタマイズメニューから最新の PCIe Gen4×4に対応した高速タイプや、2TB の大容量タイプも選択が可能。
高解像度の写真や動画など、大容量データの取り扱いに合わせて必要な速度や容量を選択できる。
「DAIV 4P」の製品仕様
製品名 | DAIV 4P |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | インテル Core i7-1165G7 プロセッサー |
グラフィックス・アクセラレーター | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB (8GB×2/デュアルチャネル) |
ストレージ(M.2 SSD) | 512GB (NVMe) |
ディスプレイ | 14.0型 WUXGAノングレア(LEDバックライト) |
無線 | インテル Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5モジュール内蔵 |
LTE | BTOにて選択可能 / SIMカードサイズ : nano SIMカード |
動作時間(標準バッテリー使用時最大) | 約12.0時間 |
本体重量 | 約985g |
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