iOS・Mac OS・Androidで展開されているメールクライアント「Spark」に、大型のアップデートが配信開始となりました。
本アップデートによりiOS版SparkはUIが刷新され、メール下部のツールバーから行うアクションを自由にカスタマイズできるようになりました。さらに、iPadOSではマルチウィンドウを完全にサポート。広い画面を有効に活用できるように進化しています。。
また、iOS版 / Android版のSparkはダークモードにも対応。これにより、Mac, iOS, Android3つのSparkがダークモードをサポートしたことになります。
Spark、iOSでもAndroidでもダークモードに設定可能に
iOS、Androidの両モバイルOSは、有機ELディスプレイ採用端末の増加に伴いシステムレベルでのダークモードに対応していますが、モバイル版Sparkもこのトレンドにはしっかり対応。iOS、AndroidどちらのOSでもダークモードに設定可能となりました。
iOS版Sparkのダークモード
iOS版Sparkではダークモードを「ダークカラー」「ブラックカラー」の2種類から選択可能。イメージとしてはTwitterアプリの「ダークブルー」と「ブラック」に近いもので、「ダークカラー」は視覚的な見やすさから多くのユーザーに支持される配色であり、「ブラックカラー」は有機ELディスプレイにおける省電力性に優れた完全に真っ黒なモードといった違いがあります。
[設定]> [パーソナライゼーション]> [配色 ]から上記カラーを選択することが可能。iOS 13ではシステム設定からダークモードを有効にすることでSparkにも「ダークカラー」が適用されます。
Android版Sparkのダークモード
Android版Sparkは、「クラシックテーマ」「ライトテーマ」「ダークテーマ」の3種類のテーマが選択可能になりました。[設定]>[テーマ]からテーマの選択ができるほか、Android 10のダークモードを有効にしている場合やバッテリーセーバーによっても自動的に「ダークテーマ」の設定が可能です。
iPadOSではマルチウィンドウに対応
本アップデートのもう1つの注目機能は、iPadOSにおけるマルチウィンドウ機能。Split ViewでSparkアプリのウィンドウを2つ並べて開いたり、受信トレイをフルスクリーンで表示しながらSlide Overでメール作成画面を開くなどかなり柔軟な対応が可能になっている点は見逃せません。
ツールバーを自由にカスタマイズ
iOS版Sparkでは、メール下部に表示されるツールバー内から実行可能なアクションを最大6つまで自在にカスタマイズできるようになりました。両端もしくは中央のボタンは最も利用頻度が高いと思われますが、「返信」「ピン留め」「スヌーズ」など頻繁に使うアクションを最も使いやすい位置に配置できるようになります。
[設定]> [メールビューアー]> [ツールバーのカスタマイズ]から設定が可能です。
Sparkは、最新のメールエクスペリエンスを提供することが使命であるとしたうえで、本アップデートにより提供される機能は現在取り組んでいる・そして今後計画されている優れた機能の一部に過ぎないとコメント。
4月に提供されたばかりのAndroid版は予想以上の完成度でスタートしています。Readdleへ確認したところ具体的なスケジュールは未定なものの既にWeb版、Windows版の開発も進められているとのこと。ますますSparkから目が離せません。
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