サムスンが、今後はミドルレンジであるGalaxy Aシリーズのカメラにも光学式手振れ補正機能を積極的に採用していく方針であるとの噂が浮上しています。
現在のスマートフォン市場は、ミドルレンジの競争が激化しています。サムスンはこれまでGalaxy SシリーズやNoteシリーズといったハイエンドモデルにのみ光学式手振れ補正機能を搭載していましたが、価格を抑えたGalaxy Aシリーズに同機能を開放することで、市場のなかでもカメラ性能を頭一つ抜けた存在にする計画があるようです。
Galaxy Aシリーズに光学式手振れ補正が搭載との噂
光学式手振れ補正とは、カメラモジュールに搭載されたジャイロセンサーがスマートフォンの動きを検知して、レンズやセンサーを逆方向に動かし揺れを相殺する技術。
イメージセンサーが受け取った情報をソフトウェアで修正する電子式手振れ補正とは異なり、カメラモジュールに専用のパーツを組み込む必要があるため価格が高価で、一般的にフラッグシップ級のスマートフォンに搭載されることが多い印象です。
一部の韓国メディアは、サムスンが2020年後半に投入するGalaxy Aシリーズに光学式手振れ補正を搭載することを検討していると報道。
業界関係者による「下半期に発売されるいくつかのGalaxy AシリーズのモデルにOIS機能(Optical Image Stabilization:光学式手振れ補正のこと)が採用されるだろう」「プレミアム帯に加えて、中低価格モデルまで拡大して採用する方向である」とのコメントも取り上げられています。
近年のスマートフォンには、ミドルレンジであってもデュアルカメラ・トリプルカメラといった複数のカメラが当たり前のように搭載されています。メインカメラが最も高性能な広角カメラであることは共通していますが、2基目・3基目のサブカメラは超広角・望遠・マクロ・モノクロ・ToFなど機種によってその種類は様々。
サムスンはGalaxy S20 Ultraで最大100倍相当のズームを実現しており、今後その望遠技術の一部が他のモデルにも採用されることは十分に考えられます。「手振れ」はズーム撮影には必ず付いて回る問題ですので、Galaxy Aシリーズも今後望遠撮影が強化されるのであれば、光学手振れ補正機能の搭載は必然と言えるかもしれません。
なお、現在国内ではGalaxy Aシリーズのなかから「Galaxy A7」「Galaxy A20」「Galaxy A30」「Galaxy A41」の4機種が販売されています。
via SamMobile
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