「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」のスペックを比較。1インチセンサー搭載カメラスマホの違いをチェック | プラスガジェット
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「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」のスペックを比較。1インチセンサー搭載カメラスマホの違いをチェック

シャープは5月17日に、ライカはその1ヶ月後の6月17日にそれぞれ「AQUOS R6」と「LEITZ PHONE 1」を発表した。

「AQUOS R6」のカメラ開発にはライカが関わっており、「AQUOS R6」と「LEITZ PHONE 1」にはどちらも現行のスマートフォンとしては最大級の1インチセンサーが搭載されている。逆に、「LEITZ PHONE 1」の製造はシャープが担当しており、パネルにPro IGZO OLEDディスプレイが搭載されていたりと、何かと共通点が多い。

そこで本記事では、「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」のスペックを比較し違いをチェックしてみる。「LEITZ PHONE 1」のソフトウェアが現状では未知数なので実際の使用感は不明だが、スペックシートからわかる範囲でこの2機種がどれほど似ている、あるいは異なっているのかをチェックしてみよう。

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デザイン

AQUOS R6の外観・デザイン
AQUOS R6
LEITZ PHONE 1の外観・デザイン
LEITZ PHONE 1

まずはデザイン。どちらも1インチセンサーを搭載しているだけあって巨大なカメラが目立つデザインではあるが、「AQUOS R6」は四角の枠でカメラを囲んでいるのに対して、「LEITZ PHONE 1」はカメラ周囲も円形。

どちらがよい・悪いというわけではないが、ユーザーに与える印象は大きく異なる。

また、「LEITZ PHONE 1」はライカらしく徹底的にシンプル。右上にはカメラ好きなら誰もが憧れる赤いライカのロゴマークも配置されている。

詳しくは後述するが、搭載されているディスプレイサイズが同じなので、全体的な形状にはほとんど差がない。背面の素材や表面処理等の違いにより、手触りなどは変わってくる可能性はある。

[画像:ソフトバンクから引用(1)(2)]

ディスプレイ

「AQUOS R6」のディスプレイ:photo by SHARP

続いてはディスプレイ。「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」、共に採用しているパネルはシャープのPro IGZO OLED。

サイズと解像度も約6.6インチの2,730×1,260ドットと共通しており、両メーカーのソフトウェアのチューニング次第ではあるものの、表示のクオリティに関してはほぼ同じと考えてよさそうだ。

  LEITZ PHONE 1 AQUOS R6
パネル Pro IGZO OLED Pro IGZO OLED
サイズと解像度 約6.6インチ WUXGA+(2,730×1,260ドット) 約6.6インチ WUXGA+(2,730×1,260ドット)

 

表示するコンテンツに応じて駆動速度を1~240Hzの間で自動で切り替えられる機能も、両機種とも搭載。おそらくではあるが、「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」には全く同じパネルが採用されている可能性が高そうだ。

カメラ

「LEITZ PHONE 1」のカメラ
「LEITZ PHONE 1」のカメラ

カメラの構成と画素数も「LEITZ PHONE 1」と「AQUOS R6」で完全に一致。どちらもスマートフォンとしては最大レベルである、1インチのイメージセンサーを内蔵している点も共通だ。

  LEITZ PHONE 1 AQUOS R6
背面カメラ 有効画素数約2,020万画素+ToF 有効画素数約2,020万画素+ToF
インカメラ 有効画素数約1,260万画素 有効画素数約1,260万画素

 

両機種共にレンズの構成は7枚でRAW形式の保存にも対応。

ただし、「AQUOS R6」に採用されているライカのズミクロンブランドのレンズは、AQUOS R6専用に再現されていると述べられているので、レンズにはわずかな違いがあるのかもしれない。

また、撮影機能に関してはソフトウェアに依存する部分も大きいので、差別化が図れる部分。特に、「LEITZ PHONE 1」に搭載されるモノクロ写真を撮影可能な「Leitz Looks」モードや、「AQUOS R6」に搭載される超解像AI技術によるズームと4K映像の8K相当へのアップコンバートなどは、独自機能となる可能性がある。

なお、両機種とも撮影できる最大の映像サイズは4K。

[photo by ソフトバンク]

パフォーマンス

スマートフォンとしてのパフォーマンスに大きく関わるプロセッサーは、「LEITZ PHONE 1」「AQUOS R6」共に執筆時点で最高峰のSnapdragon 888 5G。

メモリも共通して12GBだが、ストレージは「LEITZ PHONE 1」の方が2倍多く搭載されており、256GBとなっている。「LEITZ PHONE 1」が写真や動画を撮影する方に向けたスマートフォンであることを考えると、ストレージは大容量であればあるほど安心して使えるはずだ。

  LEITZ PHONE 1 AQUOS R6
プロセッサー Snapdragon 888 5G Snapdragon 888 5G
メモリ / ストレージ 12GB / 256GB 12GB / 128GB
バッテリー 5000mAh 5000mAh

 

バッテリーは5000mAhを搭載。どちらの機種も、長時間の写真撮影にも耐えられるスタミナが確保されている。

防水防塵とおサイフケータイ

「LEITZ PHONE 1」「AQUOS R6」共にIPX5、IPX8/IP6Xに準拠した防水・防塵を備える。

また、「AQUOS R6」はもちろんのこと、ライカの「LEITZ PHONE 1」もFelicaチップを搭載し、おサイフケータイに対応する。国外メーカーが初めて投入するスマートフォンがおサイフケータイに対応するのは珍しく、製造担当がシャープであることの恩恵のひとつかもしれない。

  LEITZ PHONE 1 AQUOS R6
防水防塵 IPX5、IPX8/IP6X IPX5、IPX8/IP6X
おサイフケータイ 対応 対応

 

なお、両機種ともFelicaマークの位置はほとんど一致している。

価格と予約開始日・発売日

価格は「LEITZ PHONE 1」が税込187,920円、「AQUOS R6」が税込133,920円。

ここまで紹介してきたように両機種のスペックや機能に大きな差はないが、価格差は54,000円。ライカというブランドにどこまで価値を感じるかで、この価格差は安くもなれば高くもなるだろう。

ソフトバンクにおける予約受付の開始日はどちらも6月18日から。発売日は「AQUOS R6」が6月25日であるのに対して、「LEITZ PHONE 1」は7月以降となっている。

  LEITZ PHONE 1 AQUOS R6
価格 税込187,920円 税込133,920円
予約開始日 6月18日 6月18日
発売日 2021年7月以降 6月25日

 

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

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