デル・テクノロジーズ株式会社は2月21日、プレミアムノートPCブランド「XPS」の新モデルXPS 13・XPS 14・XPS 16を発表した。
デル公式サイトでの販売価格は、最小構成の場合XPS 13が22万9980円、XPS 14が27万5980円、XPS 16が31万9980円(いずれも税込)。
デルアンバサダー向けの発表会に参加できたので、実機の画像を交えながら軽く試してみた感想を共有する。
2月22日から開催されているデルのポップアップストアについては以下の記事から。
▶DELLの期間限定ポップアップストア「WELCOME TO THE ZONE」体験レポート
XPS 13・14・16 ハンズオン
今回発表されたXPS 13・XPS 14・XPS 16は、2024年1月にグローバルで発表されていたモデル。
XPS 13は13.4インチ、XPS 14は14.5インチ、XPS 16は16.3インチのディスプレイを搭載している。
ノートPC市場における画面サイズのトレンドを分析したところ、13インチが最も大きな割合を占める一方で15インチ台が減少。代わりに14インチ・16インチ台が伸びてきているという背景を踏まえ、今回の3モデルの投入が決まったとのこと。
New XPS 13・XPS 14・XPS 16は、従来の「XPS 13 Plus」のデザインを踏襲しており、ミニマルな雰囲気を前面に押し出している。
特に、
- シームレスタッチパッド
- タッチファンクションメディアキー
- フレームレスキーボード
の続投が印象的だ。
「シームレスタッチパッド」とは、一般的なノートPCのようにタッチパッドエリアを見た目で区別しないデザインのこと。
以下の動画がXPS 13のシームレスタッチパッドを操作している様子だが、タッチパッド部分とパームレストが完全に一体化されていることがわかる。
旧モデルしか投稿できてなかた
— ひがし (@pghigashi) February 22, 2024
どっちも操作性はそんなに変わらない#デルアンバサダー #ポップアップストア pic.twitter.com/rZHjBZ0n3T
かなりインパクトのあるデザインではあるが、操作性は意外と悪くない印象を受けた。発表会でも「ユーザーはタッチパッドの位置なんて感覚で把握している」と語られており、あまり自覚はなかったが確かにその通りだと実感できた。
「タッチファンクションメディアキー」は、キーボード上部に配置されたタッチ式のファンクションキーで、かつて一部のMacBookシリーズに採用されていたTouch Barに近い。
「フレームレスキーボード」は、見ての通り非常にスタイリッシュなデザインのキーボードだ。
キーボードの見た目は美しい一方で、キーとキーのすき間がギリギリまで詰められており、やや誤入力の不安がある。
特に、自宅や会社など、XPS以外のキーボードを使う機会がある場合は、両方に慣れる必要があるので注意が必要だ(右Ctrlキーの位置にシリーズ初のCopilotキーがあるのも特徴)。
また、「タッチファンクションメディアキー」はかなり人を選ぶ仕様だと感じた。
リロードのF5やファイル名変更のF2、F7・F8のカタカナ変換、F12のデベロッパーツールなど、日常的にファンクションキーを使っている場合は間違いなく慣れるのに時間を要してしまうはずだ。
XPS 13は非常に軽量かつ薄いのも魅力。実際に自分でも触れて持ち上げたりしてみたが、とにかく薄さを強く感じた。
カバンにスッと収まるノートPCを探している方にとってはピッタリな選択肢だと思う。
もちろん、XPS 14とXPS 16も十分に薄型ではあるのだが、コンパクトなサイズ感の影響かXPS 13のスリムさがより強調されているようだった。
ちなみに、カラーバリエーションはプラチナシルバーとグラファイトの2色。
ちなみに、XPS 14とXPS 16でカラーにグラファイト選んだ場合、日本語配列のキーボードを選択できないので注意。
展示されていたのはグラファイトのみだったが、グラファイトは非常に落ち着いていてスマートなカラーだと感じた。XPS 13 Plusのプラチナシルバーとの比較であれば、個人的にはグラファイトの圧勝だと思う。
XPS 13・XPS 14・XPS 16は、すでに公式サイトから注文できる。細かな構成やカスタマイズなども以下からチェックしてみてほしい。
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