12月15日、デル・テクノロジーズ株式会社が新型のノートPC「Inspiron 13 5330」を発表し受注を開始した。
ビックカメラ有楽町店にて12月16日より実機も展示されているほか、即納モデルは2024年の1月下旬には到着する予定。
今回、デルアンバサダー向けに開催された発表会に参加できたので、Inspiron 13 5330の実機写真や動画を交えながらレポートをお届けする。
DELL New Inspiron 13 ハンズオン
Inspiron 13 5330は、13.3型のディスプレイを搭載するノートPC。解像度は2560×1600ドットで、ブルーライトカット機能付き。
Core Ultra 7 155H搭載モデルとCore Ultra 5 125H搭載モデルの2機種がラインナップされ、カラーバリエーションには従来のプラチナシルバーに加え、ライトピンクも用意される。
こちらがライトピンクのNew Inspiron 13。
光の当たり方によってはパープルにもシルバーにも見える絶妙なニュアンスカラーで、個人的にはプラチナシルバーよりも好みだった。
全体的にスマートでスッキリとしたデザインなので、ビジネスシーンでも違和感なく使えるはずだ。
キーボードとタッチパッド。
打鍵感もタッチパッドの滑りも良好で、快適に操作できそうだ。
なお、展示機は英語キーボードだが実際に販売されるのは日本語キーボードなので注意。
インターフェースは、右側面にUSB Type-A(USB 3.2 Gen1)ポートとオーディオジャック、左側面にHDMI端子とUSB Type-C(Thunderbolt 4)を2ポート搭載する。
そのほかの仕様は、Core Ultra 7 155H搭載モデルの場合、16GBメモリと1TB SSD。Core Ultra 5 125H搭載モデルの場合は、16GBメモリと512GB SSDを搭載する。
画像生成AIのデモ
OpenVINOを使った画像生成AIのデモ
— ひがし (@pghigashi) December 16, 2023
Core Ultra 7搭載のNew Inspiron 13では約11秒、第12世代i7搭載のInspiron 13では29秒で差は歴然#新製品発表会 #デルアンバサダー pic.twitter.com/aT6Ex8E7Ej
発表会会場では、Core Ultra 7を搭載する新型のInspiron 13 5330(動画右)と第12世代Core i7を搭載する旧型のInspiron 13(動画左)を並べて、OpenVINOを使った画像生成AIのデモも披露された。
当然プロンプトも含めて全て同条件で同時に画像生成をスタートし、かかった時間は新型のInspiron 13が約11秒、旧型は29秒。
Intel Core UltraのNPUによる性能差がハッキリとわかる結果となっている。
オートフレーミングやサブディスプレイ化も
Windows Studio EffectとNPUでWebカメラのオートフレーミングを実現したり、同Wi-FiのAndroidタブやiPadをサブディスプレイにできるUnisonという機能(Intel Evo機限定)だったりも披露
— ひがし (@pghigashi) December 16, 2023
まあこれはCore Ultraを搭載するNew Inspiron 13じゃなくてもって感じではある#新製品発表会 #デルアンバサダー pic.twitter.com/2W5kHTAYtQ
Inspiron 13に搭載されるCore UltraのNPUを活かした機能として、WebカメラのオートフレーミングやAndroidタブレット・iPad等のサブディスプレイ化なども体験できた。
オートフレーミングはWindows Studio EffectとNPUの組み合わせ、サブディスプレイ化についてはIntel Evo搭載のPCで利用できるUnisonという機能で実現している。
そのため、必ずしもIntel Core Ultraを搭載するNew Inspiron 13じゃなくても同様の使い方はできるが、NPUの搭載によりスムーズな動作に期待できるはずだ。
価格
Inspiron 13 5330の価格は、Core Ultra 7 155H搭載モデルが167,000円、Core Ultra 5 125H搭載モデルは147,000円。
デル公式サイトのアップデートについて
Inspiron 13 5330は、冒頭でも述べたようにすでにデル公式サイトにて受注が開始されている。
このデル公式サイトも、近年大幅なアップデートが実施されたとのことで解説をしていただいた。
具体的に変わったポイントは、
- 製品の探しやすさ
- 買い時の決めやすさ
- 場所を選ばない買いやすさ
の3点だ。
製品の探しやすさ
まず、1つめの製品の探しやすさについて。
従来、デルの公式サイトでは個人向けの販売ページと法人向けの販売ページが分けられていたそうだ。
しかし、個人でも法人向けモデルが、逆に法人でも個人向けモデルが欲しいという需要も少なからずあったようで、現在では個人向けモデルも法人向けモデルもページを統合。
ページ上部に「ノートPC」「デスクトップPC」「モニター」などのジャンルをアイコンと共に並べ、個人・法人問わず目的のアイテムを探しやすく改善したという。
買い時の決めやすさ
続いては、買い時の決めやすさについて。
筆者も実際にデルの公式サイトでPCを購入したことがあるのでよくわかるのだが、デル公式では頻繁にお得なキャンペーンやセールを実施している。
しかし、そういったプロモーションによる価格変動が大きかったりお得な期間が極端に短かったりしたとのこと。
プロモーション期間が短いと「今のうちに買わなきゃ!」という気持ちを促進させる一方、「セール終わってるし今回は買わなくてもいいか」といった買い時を逃してしまう方も大勢出てくる。
そこで現在、デル公式サイトではキャンペーンによる極端な値下げを抑えつつ十分な期間を設けることでユーザーがじっくりと購入を検討できるように改善された。
場所を選ばない買いやすさ
最後のアップデートは、場所を選ばない買いやすさについて。
2番目の買い時の決めやすさにも通ずる部分があるが、販路によってバラバラだったキャンペーンをできる限り統一したというものだ。
単純なセールはもちろん、「PCを購入した方に周辺機器をプレゼント」といったキャンペーンも、従来は公式サイトと家電量販店、各種ECサイトでは参加できる・できないといった状況がバラバラだった。
しかし、現在ではできる限り販路によるキャンペーンの差異を少なくすることで、「ポイント貯まるからここで買いたいけどキャンペーン参加できないしなぁ」といったジレンマを解消している。
コメント