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#デルアンバサダー Lunar Lake搭載XPS 13をいち早く体験。ローカルでAIの実演も

デル・テクノロジーズは9月20日、フラッグシップPCブランドの「XPS」から新型のノートPC XPS 13を発表した。

公式サイトにて9月27日からフルカスタマイズモデルが販売開始予定。一部構成の即納モデルも後日展開されるほか、11月下旬からは一部の量販店でも販売が実施されるとのことだ。

構成別の価格は大まかに以下の通り。

モデル価格
Core Ultra 5/16GB/512GB約26万円
Core Ultra 7/32GB/1TB約33万円

今回、デルアンバサダー向けに一足先にタッチ&トライの機会があったので実機の写真を交えながら軽く試してみた感想を共有する。

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Core Ultra シリーズ2採用。筐体に変更はナシ

今回発表されたXPS 13は従来モデルからCPUとメモリに変更が加えられており、新たにCPUとメモリが1台に統合された「Core Ultra シリーズ2」を採用している。

Core Ultra シリーズ2
メモリとCPUが統合されているCore Ultraの実物
CPU統合されてるメモリ容量
Core Ultra 5 226V16GB
Core Ultra 7 256V16GB
Core Ultra 7 258V32GB
Core Ultra 9 288V32GB

CPUとメモリの統合によりボトルネックが解消され、大幅な省電力性の改善を実現している点が特徴。デル社内の検証では、フルHDモデルでNetflixの4K動画を再生したところ約26時間の連続駆動を記録したとのことだ。

なお、デルによると今回のNew XPS 13のボディは従来モデルそのままとのこと。

画面サイズは13.4インチで、フルHD+(1,920×1,200ドット)の120Hz液晶、WQXGA(2,560×1,600ドット)の120Hzタッチ対応液晶、2,880×1,800ドットのタッチ対応有機ELの3種類が用意される。

もちろん、XPSの特徴でもあるInfinityEdgeデザインも引き続き採用。

また、ボディはCNC削り出しアルミニウム。低炭素のリサイクルアルミニウムやリサイクルガラスなどの使用によりEPEAT Gold認証を取得し、サステナビリティへの配慮もアピールしている。

キーボードも従来通り全面に隙間なくピッタリと敷き詰められたようなミニマルなデザインを継承。

タッチファンクションやパームレストとシームレスなタッチパッドがそのままなのは賛否が分かれそうなところ。以前触れたときからタッチパッドは意外と気にならないと感じていたが、タッチファンクションキーはハッキリ言って苦手だった。

個人的にF5・F7・F8・F12などは使用頻度が高いので、いちいち目視で探す必要があるのは正直つらい。見た目がスタイリッシュなだけに残念だが、逆に言うと「ファンクションキーなんてほとんど使わんよ」という方であれば比較的慣れやすいと思う。

左右にThunderbolt 4が1基ずつ搭載されているのも地味ながら便利なポイントであり、こだわった部分でもあるという。

左右それぞれにThunderbolt 4を用意するのは構造的に意外と難しいらしく、世の中には片側に2ポート搭載するマシンも多いとか。ユーザービリティを考慮すると絶対に左右1基ずつの方が便利なので嬉しいこだわりだ。

生成AIを実演。ローカルでもスピーディ

Core Ultra シリーズ2では、CPU・GPU・NPUそれぞれの性能が大幅に向上している。その性能をアピールするため、発表会では生成AIのデモも実施された。

まずは画像生成AIのデモ。

OpenVINOを使用して5枚の画像を約30秒で生成している。

厳密な比較にはならないが、以前Core Ultra 7を搭載する新型のInspiron 13 5330で同様のデモを実施したときは約11秒で1枚の画像を生成していたのでAIの処理能力は明らかに向上している。

続いてはELYZAを使用したテキストの生成。

こちらも非常にスムーズに自然な文章が生成されていることがわかる。

注目したいポイントとしては、画像生成も文章の生成もネットワークに繋がっていない状態で実行していること(タスクバーのWi-Fiアイコンが切断されている)。

セキュリティやプライバシーなどの観点から生成AIの利用に抵抗がある方でも、今後ローカルのAI処理がより高度でスピーディーなものに進化していけばもっと気軽に使えるようになるのでは?という期待ができるデモだった。

AI PCの売れ行きは約半数を占めるほど好調

発表会では、AI PCの販売状況にも触れられていた。

AI PCの売れ行きは約半数を占めるほど好調

デル松原氏によると、AI PC(NPUを搭載するPC)の販売比率は2024年第3四半期には約半数を占める48%まで伸びているとのこと。

「NPU搭載モデルを選んでいる」というよりかは「最新モデルにNPUが搭載されていた」という方も多いとは思うが、それでもAIを快適に使えるマシンがどんどん普及していることには違いない。

松原氏はAIの普及にはNPU搭載マシンをより広く届けていくことが肝心と述べており、今後もNPU搭載PCを積極的に投入していく姿勢が伺えた。

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ひがし

平成6年生まれの男。趣味はガジェット・テニス・料理・スターウォーズ・カードマジックなど。ペンギンとオカメインコが大好き。

当サイトでは主にGalaxyを中心に様々なガジェットのリークやニュース、レビューなどをお届けしています。今は完全ワイヤレスイヤホンにご執心。