現地時間8月5日、サムスンは新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を開催し、かねてから噂されてきた新型Androidタブレット 「Galaxy Tab S7」および「Galaxy Tab S7+」 を発表しました。
価格はGalaxy Tab S7が649ドル、Galaxy Tab S7+が849ドルから。ブロンズ・ブラック・シルバーの3色のカラーバリエーションを取り揃えています。
Snapdragonチップセット865+搭載、120Hzのリフレッシュレートに対応
Galaxy Tab S7シリーズは、大型のGalaxy Tab S7+と下位モデルのGalaxy Tab S7の2モデル展開。
Galaxy Tab S7+は、12.4インチ(2,800×1,752ピクセル、アスペクト比16:10)のSuper AMOLEDディスプレイを搭載。一方Galaxy Tab S7は11インチ(2,560×1,600ピクセル)のLCDディスプレイを搭載しています。
両モデルともリフレッシュレートは最大120Hzに対応しているため、滑らかな表示を体験可能。ディスプレイにパンチホールは設けられておらず、インカメラはベゼルに配置されています。
Galaxy Tabシリーズの強みであるSペンにももちろん対応。
Sペンは、同日に発表されたGalaxy Note20シリーズと同等の性能を搭載しています。レイテンシが(遅延)が低減されたことにより、紙にペンを走らせている感覚で筆記できるほか、「Air actions」や「Samsung Notes」の機能追加の恩恵も受けられます。
専用のキーボードカバーも新たに登場。キーボード側と本体背面のスタンド側で分離できるため、スタンドだけを利用し、マイクロソフトのSurfaceライクな使い方が可能。
本体をキーボードに接続するとおなじみのPCモード「Dex」が即利用可能なほか、これまで有線接続でディスプレイへの出力に対応してきた「Dex」が、Galaxy Tab S7 / S7+ではついに無線接続に対応したことも見逃せません。
Galaxy Tab S7 / S7+のスペック
Galaxy Tab S7 | Galaxy Tab S7+ | |
---|---|---|
OS | Android 10(One UI 2.5) | Android 10(One UI 2.5) |
ディスプレイ | 11インチLCD(2,560×1,600ピクセル) | 12.4インチAMOLED(2,800×1,752ピクセル) |
プロセッサ | Snapdragon 865+ | Snapdragon 865+ |
メモリ / ストレージ | 6GB / 128GB 8GB / 256GB |
6GB / 128GB 8GB / 256GB |
背面カメラ | メイン:13MP、F2.0 超広角:8MP、F2.0 |
メイン:13MP、F2.0 超広角:8MP、F2.0 |
インカメラ | 8MP、F2.0 | 8MP、F2.0 |
バッテリー | 8,000mAh / 45W急速充電対応 | 10,090mAh / 45W急速充電対応 |
サイズ / 重量 | 253.8 x 165.4 x 6.34mm / 495g | 285 x 185 x 5.7mm / 590g |
カラーバリエーション | Mystic Black・Mystic Bronze・Mystic Silver | Mystic Black・Mystic Bronze・Mystic Silver |
基本性能はGalaxy Tab S7 / S7+で共通しており、プロセッサにSnapdragon 865+を採用、メモリとストレージは6GB + 128GBおよび8GB + 256GBの組み合わせが用意されます。
Wi-Fiモデル、およびWi-Fi + LTE対応モデルに加え、5G通信が利用可能な地域では5G対応モデルも投入されるようです。
バッテリー容量には大きな差があり、Galaxy Tab S7が8,000mAhなのに対して、Galaxy Tab S7+は10,090mAhというモバイルバッテリーかのような超大容量。
カメラはメインとなる広角と超広角を組み合わせたデュアル構成。パーツレベルでの差は不明ですが、数値上のスペックは広角が1,300万画素のF2.0、超広角が800万画素のF2.0とGalaxy Tab S7 / S7+で共通です。
どちらも生体認証として指紋認証を搭載しますが、Galaxy Tab S7が本体側面の指紋センサーを利用するのに対して、Galaxy Tab S7+は画面内指紋認証に対応しています。
価格と発売日
Galaxy Tab S7 / S7+は、米国では2020年秋以降に発売される予定。冒頭でも述べたように価格はGalaxy Tab S7が649ドル、Galaxy Tab S7+が849ドルからで、Wi-Fi・LTE・5Gなど対応している通信によって複数のモデルが用意されます。
なお日本市場への投入は執筆時点では不明。Galaxy Tabシリーズは一部のモデルが法人向けとして国内展開されてますが、一般向けとしてはほとんど実績がありません。
国内におけるハイエンドAndroidタブレットの数が少ない現状では、Galaxy Tab S7、Galaxy Tab S7+は非常に有力な選択肢となるでしょう。日本国内での発売に期待です。
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