サムスンは、非常に早い段階で折りたたみディスプレイを搭載したスマートフォンを市場に投入してきた。
初代Galaxy Foldはディスプレイの耐久性に問題があり発売が延期されたものの、Galaxy Z Fold、Galaxy Fold2と順当に進化を遂げ、最近ではディスプレイに関する大きな不具合は聞こえてこない。
しかし、ここ数日の寒さにより、折りたたみディスプレイの弱点が露呈した可能性がある。韓国において、気温が原因でGalaxy Fold・Galaxy Z Flipのディスプレイが損傷したとの投稿があった。
Galaxy Z Fold / Flipのディスプレイは寒さに弱い?
1月8日の韓国は、-10℃をさらに下回るほどの気温だったとのこと。そんな極寒の環境でGalaxy Fold・Galaxy Z Flipを使っていたユーザーによると、ディスプレイを開いただけで下記画像のように壊れてしまったとそれぞれ報告している。
どちらのディスプレイも確かに故障しており、画像を見る限りではほとんど使い物にならなそうだ。
上記画像と投稿者による状況説明が事実かどうかは不明。しかし、ディスプレイが寒さに弱いという報告は、実は意外なことではない。
2019年11月15日に発売された中国ファーウェイのスマートフォン「Huawei Mate X」は、Galaxy FoldやGalaxy Z Flipと同様に折りたたみディスプレイを搭載している。
Galaxy Foldのディスプレイ耐久性問題があったためか、「Huawei Mate X」の公式サイトにはディスプレイの取り扱いについてさまざまな注意喚起がされていた。そして、そのなかに「Please do not bend the phone if the environment temperature is -5℃ or lower.(-5℃以下の環境ではMate Xを折りたたまないでください。)」という項目が含まれている。
関連Huawei Mate Xは冬の北海道で使えない?-5℃以下での折りたたみに注意喚起
「Huawei Mate X」に関する詳細はこちらの記事を確認していただきたいが、こういった事例から折りたたみディスプレイの寒さに対する耐久性の低さは、サムスンもある程度は把握していた可能性が高い。
もし仮に上記画像のGalaxy Fold・Galaxy Z Flipの故障が寒さによるものであれば、当日の韓国は、サムスンの予想をはるかに超える気温になってしまったということだろう。
そして、日本でも同様のトラブルが発生する可能性は十分に考えられる。北海道や東北地方の一部地域では、氷点下20℃前後まで気温が下がることもあるので、そういった環境でGalaxy Fold・Galaxy Z Flip・Galaxy Z Fold2などの折りたたみスマートフォンを使うことは、やや危険かもしれないのでご注意を。
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