vernee社から4月末に発売されたスマートフォン「thor」を入手しました。
ちなみにvernee社は今年の2月に中国で創立したばかりの新興メーカーです。中国はこの手のメーカーがどんどん出てきているので面白いですね。
外観
箱は綺麗な化粧箱。ブランドロゴも美しくなかなか高級感があります。
内容物。「thor」本体、、ACアダプター、USBケーブル。説明書で全てです。箱に入っていたのは下の白い海外用のコンセントで、右上の黒い日本用の物は別で付属してきました。また、最初からディスプレイには保護フィルムが張られていました。
正面。ディスプレイは1080×720pxと解像度は低め。ゴリラガラス3のため耐久性は十分だと思われます。
左側面には特に何もありません。
右側面は電源ボタンと音量ボタン。
上部はイヤホンジャックのみ。
下部にはmicroUSB。
背面。マットな質感のプラスチックです。しっとりとした手触りで手に馴染み、非常に持ちやすく感じます。少々指紋が目立つことと、高級感が無いのは欠点と言えますが値段を考えれば十分とも言えます。カメラの下に指紋認証センサーが搭載されている点にも注目です。
左下の爪からバックパネルを外すことができます。バッテリーを取り外しは不可でした。
デュアルSIMに対応しているのも見逃せません。
スペック
OS | Android 6.0 |
ディスプレイ | 5インチ、 IPS HD 1280*720 px |
CPU | MTK6753 1.3GHz、オクタコア |
RAM | 3GB |
ROM | 16GB |
カメラ |
バックカメラ:13MP フロントカメラ:5MP |
バッテリー | 2800mAh |
対応バンド |
4G:FDD-LTE 800/1800/2100/2600MHz 3G:WCDMA 900/2100MHz 2G: GSM 900/1900/2100MHz |
SIM |
デュアルSIM(Micro SIM×2) |
MTK6753は最近のミドルレンジにはよく搭載されていますし、カメラも平凡。RAM3GBも珍しくはなく、よくあるスペックと言えますが、価格が16000円ということを考えると十分すぎる性能に見えてくると思います。
最近の同価格帯の端末としてはHUAWEI Y6が挙げられますが、あちらは1GB RAM、8GB ROM、2200mAhのバッテリー、8MPのカメラと、thorと比較すると少し見劣りするスペックです。
もちろんHUAWEI Y6は日本でも正式に販売されているので対応バンドが多く、またMedeiaTekよりはメジャーなSnapdragonシリーズを積んでいることなどは優位とは言えます。それでも価格に対するスペックの高さという点ではthorの方が勝っていると言えるでしょう。
目安としてAnTuTu Benchmarkの結果も載せておきます。
カメラ機能をチェック
thorのカメラ機能も少し試してみました。
カメラの操作画面はシンプルです。
細かな撮影モードはありませんでしたが、リアルタイムでエフェクトをかけながら撮影することは可能でした。
これといって特に癖が無く、見たそのままの色だと思います。暗所での撮影は難しいです。
使ってみた感想
数日間thorを使ってみて、特に操作でストレスを感じるようなことはありませんでした。指紋センサーの感度も良好、スペックも十分、画質こそHDですがそこまで気になるものでもなく、このクオリティで16000円というのは改めてすごいと感じます。
値段なりと感じる部分としては本体の造りそのものでしょうか。継ぎ目が丸見えでプラスチッキーな質感はやはり安っぽく感じられる部分です。
カメラの性能やプリインストールアプリの少なさ、ほぼ素のAndroidが搭載されていることなどから、ソフトウェア面は作りこまれているというよりもシンプルな出来になっていることが分かります。必要な機能だけを搭載することで、その分価格が抑えられているということでしょう。
vernee社は既に次のスマートフォンの発表も控えているみたいなので気になるところです。いずれ日本でも発売されることがあるのか、楽しみです。
購入から2ヵ月ほど経過してから、指紋認証センサーに不具合が発生しました。
※GearBestの方がお得なようです。
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