サムスンは、Galaxyスマホに搭載されているOne UIをカスタマイズする純正アプリ群として「Good Lock」や「Galaxy Labs」を提供している。
2021年2月22日時点で、「Galaxy Labs」にバージョン2.0.00.9のアップデートがリリースされ、2種類の新アプリ「Memory Guardian」「Thermal Guardian」が追加された。
「Memory Guardian」「Thermal Guardian」がGalaxy Labsに追加
「Good Lock」と「Galaxy Labs」はどちらもOne UIをカスタマイズするアプリ。「Good Lock」が機能を追加したりUIをカスタマイズできるのに対して、「Galaxy Labs」はパフォーマンスを最適化する役割のアプリが多い。
今回「Galaxy Labs」に追加された「Memory Guardian」と「Thermal Guardian」も、パフォーマンス最適化のためのアプリとなっている。
「Memory Guardian」は、メモリ使用量の可視化と管理を行えるアプリ。どのアプリやシステムが実行中またはキャッシュでどの程度メモリを消費しているのかをグラフで直感的に確認でき、ワンタップでクリーニングも可能だ。
メモリの1週間の使用履歴グラフも確認できる。
「Thermal Guardian」は、CPUの温度を時間ごとのグラフとして表示できる。スライダーでthermal threshold(熱しきい値)を変更できるので、温度の下限または上限を指定し、発熱とパフォーマンスのバランスをある程度自由に調節可能だ。
既存のGalaxy Labsアプリも一部アップデート
「Memory Guardian」「Thermal Guardian」が追加されたほかに、File Guardianのサポートが終了した。
同アプリは削除してしまったファイルを復元するものだが、サムスンのデフォルトアプリのほとんどは削除したデータをゴミ箱に移す仕組みになっているため、不要と判断されたのだろう。
そのほか、バッテリーの消費ペースを確認できるBattery Trackerのデザインが変更されるなど、個々のアプリにもわずかな調整が入っている。もし「Galaxy Labs」を利用しているのであれば、忘れずにアップデートをチェックしてみてほしい。
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