サムスンディスプレイが、現在ラスベガスで開催されている世界最大級の技術見本市CES 2023にて、折りたたみとスライド式を組み合わせた次世代のモバイルデバイス「Flex Hybrid」を発表した。
本機はあくまでも技術的なコンセプトマシンであり、そのままのスタイルで発売されるわけではない。しかし、今後のGalaxyデバイスや他社の折りたたみスマホ・タブレット・PCなどに同技術が活かされる可能性は十分に考えられる。
サムスンの折りたたみスライドディスプレイ「Flex Hybrid」
サムスンディスプレイが発表した「Flex Hybrid」は、画像のような10.5インチの折りたたみ式タブレット。
既存のGalaxyデバイスのなかではGalaxy Z Fold シリーズに最も近く、本のような2つ折り構造を採用している。
特徴的なのは、画面右側をスライドして引き出すとさらに画面サイズを拡張できる点。SamMobileが公開している以下の動画がわかりやすい。
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— SamMobile (@SamMobiles) January 4, 2023
メインの折りたたみディスプレイは既にGalaxy Z Foldで見慣れているが、スライド式ディスプレイの動作をじっくりと観察できる機会は非常に貴重だ。
スライドディスプレイは、引き出すときも収納するときもガタつきがなく非常に滑らかに動いているように見える。
引き出された時点で既にコンテンツが表示されているようなので、裏では常に動作していて「引き出して画面を拡張する」というよりも「大画面の一部を格納する」という捉え方が正確かもしれない。
「Flex Hybrid」のディスプレイは非常に画期的かつ未来的でワクワクするものだが、あくまでもコンセプト。今の時点ではただワクワクすることしかできないのがもどかしいが、いつか一般ユーザーが当たり前のようにこの技術に触れられる未来に期待したい。
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