サムスンは3月15日、Galaxy S22シリーズに搭載された最新のソフトウェアであるOneUI 4.1の新機能を、過去のモデルにもアップデートで実装することを発表した。
One UI 4.1の新機能実装対象端末
One UI 4.1の新機能が実装されるGalaxyは、Galaxy Z Fold3 / Flip3以降のGalaxy AシリーズやGalaxy Tab S7 FEを含む以下のデバイス。
- Galaxy S21 5G / S21+ 5G / S21 Ultra 5G / S21 FE5G
- Galaxy S20 / S20+ / S20 Ultra / S20 FE5 G
- Galaxy Z Fold3 5G / Fold2 5G / Fold 5G / Fold
- Galaxy Flip3 5G / Z Flip 5G / Z Flip
- Galaxy Note20 / Note20 Ultra / Note10+ 5G / Note10+
- Galaxy S10e / S10 / S10+ / S10 5G
One UI 4.1の新機能
上記Galaxyに今後実装される、One UI 4.1の主な新機能は以下の5つだ。
Google Duoのライブ共有
本機能は、2022年2月のGalaxy Unpackedで披露されていたもの。ビデオ通話中の相手とギャラリーアプリの画面を共有して写真を見たり、ブラウザ画面を共有してSamsung Notes(Galaxy Notes)で共同作業したりといった操作が可能になる。
また、Googleマップを利用した位置検索も共有できるほか、YouTubeでの動画の同時視聴にも対応する。
Expert RAW
Expert RAWは、より本格的なRAW撮影をサポートするカメラアプリ。Galaxy標準のカメラアプリのProモードは望遠レンズに対応しておらず、広角 or 超広角カメラでしか利用できなかった。
しかし、Expert RAWを導入すると望遠レンズでもProモードによる撮影が可能に。シャッタースピードや露出、ISOなどを手動で調節するマニュアル撮影が、搭載されている全てのレンズで利用できるようになる。
また、Expert RAWで撮影した写真はJPGとDNGの両方の形式で保存されるため、より自由度の高い編集が可能。Adobe Lightroomでも、Expert RAWプロファイルがサポートされている。
Object Eraser
続いての「Object Eraser」もカメラに関する機能。
「Object Eraser」の名前の通り、写真に写り込んだ余計な要素を除去できる機能だ。具体的には、背景に映りこんだ人物や被写体に重なってしまった自身の影、ガラス越しの景色を撮影した際の反射などを自動で消去できる。
写真共有
写真の共有機能も強化される。
画像共有時、傾いている画像や逆さまになっている画像を自動で検知し、アイコンを表示。アイコンをタップすると、自動で画像を補正できるようになった。スクリーンショットを共有するときも、自動で必要な範囲だけをトリミングできる。
また、Galaxy独自の写真共有機能であるQuick Shareもアップデートされ、複数の写真や動画をまとめて送信可能となる。
Grammarly搭載のキーボード
純正のキーボードに、クラウドベースの英語校正プラットフォームであるGrammarlyが搭載される。
タイプミスを検出できるのはもちろん、文法の修正機能にも対応。また、文の形成の明確さ、繰り返しを減らすための同義語の検索、より適切な文章の提案などの機能も搭載されるが、日本語で利用する場合はあまり意味はない機能かもしれない。
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