にこスマから届いたiPhoneの傷や動作をチェック。にこスマは安心して使えるサービスなのか？

1人1台iPhoneやスマートフォンを持っていることが当たり前になった今の時代、その購入方法も多様化してきている。キャリアやメーカーから新品で購入するだけではなく、中古のスマホもさまざまなルートから購入可能だ。

中古スマホの購入先として真っ先に思いつくのは、家具家電の買い取り・販売をしている中古ショップや、メルカリ・ラクマなどに代表されるフリマアプリだろう。

本記事で紹介する中古スマホEC「にこスマ」も、中古iPhone・中古スマホを購入できるサービスのひとつ。特徴は、中古スマホ・タブレットの販売に特化していることだ。

今回、実際に「にこスマ」で販売されているiPhoneを購入時と同様の条件で送ってもらった。「にこスマ」のiPhoneは安全に不具合なく使用できるのか？という点を実機を基にチェックしていくので、中古iPhoneの購入を検討している方はぜひ最後まで読んでみてほしい。

iPhoneの傷・バッテリーなどをチェック

早速だが、にこスマから届いたiPhoneの状態を画像でチェックしていこう。

ちなみに、今回送ってもらったiPhoneはSIMフリーモデルのiPhone 8でストレージ容量は256GB、カラーはゴールド。バッテリー最大容量は80%で、詳細は後述するがにこスマ内では最も状態の悪い「Cグレード」として販売されているものだ。

正面(ディスプレイ)・背面・右側面・左側面・底面それぞれの写真を掲載する。

全体をザっと見た限りでは目立った傷や汚れ、割れや欠けなどは確認できず、かなり綺麗と言っても全く問題ないクオリティ。Cグレードとのことなので多少の傷は覚悟していたのだが、少なくともパッと見てわかるようなモノはない。

より細かくチェックしてみると、ケーブルを頻繁に抜き差しするであろうLightningポートの周辺には光に当てると見える小傷がいくつかあった。

また、Lightningポート内や底面のマイク・スピーカー穴にもチリやホコリが入り込んでいることが確認できる。

また、側面を囲うフレームと背面パネルの丁度間の縁の部分にも、いくつか小傷がある。しかし、いずれも目を凝らして探さないと気が付かない程度の傷であり、写真からもほとんど判別できない。

iPhone 8を起動し設定からバッテリーの最大容量をチェックしてみると、事前に伝えられていた通り80%となっていた。

にこスマでは、購入する中古iPhoneのバッテリー最大容量を事前にチェックできるので、納得したうえで購入できるはずだ。

このあと、iPhone 8の初期設定を済ませてアプリを入れてYouTubeを見たりSNSをチェックしたりしてみたが、動作やディスプレイの発色、音などにも特にトラブルは生じていない。

このiPhone1台をチェックしてみた限りの結論としては、にこスマで購入する中古iPhoneはCグレードでも快適に使用できる。

にこスマで購入したiPhoneの梱包は？

ちなみに、にこスマから届くiPhoneはヤマト運輸の宅急便コンパクトで精密機器として送られてくる。梱包は、画像の通りにこスマのロゴ入りオリジナルデザインだ。

iPhoneは、プチプチに包まれたうえでボール紙にラップで固定されている。

よほどのことが無い限り、配達時の振動や衝撃が伝わり破損するという事態にはならないだろう。

同梱物は、iPhone 8のほかにSIMトレイのイジェクトピン・にこスマスタートガイド・ahamoの紹介カード・iCrackedで利用できる1,000円オフクーポン。

ちなみに、iCrackedは全国各地に店舗を構えるスマートフォン・タブレットの修理業者。1,000円オフクーポンは、2024年6月末までに店舗で修理を行う場合に利用できると記載されていた。

なお、iPhoneの化粧箱や充電器・充電ケーブル、イヤホンなどのアクセサリーは付属しない。LightningケーブルまたはQi規格に対応したワイヤレス充電器を持っていないと充電ができないので、注意が必要だ。

にこスマとは？

にこスマから届いたiPhoneの状態について詳しくチェックしてみたが、ここからは改めてにこスマがどういったサービスなのかを解説していこう。

にこスマの取り扱いモデル

冒頭でも述べたように、にこスマは中古のスマホ・タブレットを専門に扱う通販サイトだ。

iPhoneであれば、初代iPhone SEを含むiPhone 6s以降の合計24機種を取り扱っている(執筆時点)。

Androidの場合は、PixelやGalaxy、Xperiaといった定番ブランドはもちろん、HUAWEI・OPPOといった中国勢のほかBlackBerryやTORQUEといったややニッチなモデルも取り扱っている。

スマホとは一変してタブレットの取り扱いは少なく、iPadは無印の第5・6世代とmini4のみ、Androidタブレットになるとほとんどdtabのみという状況(執筆時点)。

ここ数年再び盛り上がりを見せているAndroidタブレットだが、しばらくは下火の状態が続いていた。中古市場に反映されるには、もう少し時間がかかるかもしれない。

グレードについて

にこスマでは、iPhone・スマホに付いている傷の量や状態に応じてA・B・Cの3段階でグレードを分け販売している。

Aグレード：新品に近い状態。見た目にもこだわる人におすすめ。
Bグレード：細かな傷など使用感がある程度ある状態。
Cグレード：傷が目立つ状態。ケースをつければ見えなくなるので価格重視の方にオススメ。

にこスマ 検品について

各グレードの目安は上記の通り。

グレードについて説明しているページを見る限りCグレードのiPhoneは相当傷だらけな場合もありそうだが、実際は筆者が受け取ったiPhone 8のようにほぼ気にならない端末もある。

「Bグレードにするにはちょっと使用感がありすぎる」といったBとCのボーダーラインの端末だった可能性が高く、在庫が潤沢にあるiPhoneであればそういった「当たり」の端末を引けるかもしれない。

にこスマの場合、商品ページで実際に購入するiPhoneを上下左右から写真で詳しくチェックできるので、傷や汚れの有無はある程度入念にチェックしやすい。

ネットワーク利用制限と技適について

中古のiPhoneやスマホを購入する場合、ネットワーク利用制限がかかっていないかどうかには注意しておきたい。

にこスマの場合、赤ロム永久保証を謳っているので万が一購入後に赤ロムであることが判明しても同等品と交換してもらえる。

ちなみに、にこスマでは技適マークがついていない端末は販売対象外となっている。つまり、海外モデルであっても日本で合法的に使用できる端末しか販売されていないので、安心して購入可能だ。

iPhone購入手順

にこスマでiPhoneを購入する手順も簡単に紹介しておこう。といっても、一般的な通販サイトと流れは全く一緒なので、特に難しい部分はないはずだ。

まずは欲しいiPhoneやスマホを選択し、写真やグレード、IMEIなどの情報を一通りチェックしよう。

購入したい！と思ったら、下の「カートに追加」ボタンをクリック。

画面上部のカートボタンからカート内容をチェックし、間違いがなければ「購入手続きへ」のボタンをクリック。

連絡先や配送先の住所を入力する画面へ遷移。ここでAmazon Payを選択すると、Amazonアカウントと連携できるのでAmazonで利用している決済方法や住所を流用できる。

配送先住所の入力を終えると、次は配送方法の選択。配送業者は基本的にヤマト運輸で、14時までの購入であれば当日発送となる。

最後に支払い方法の選択。支払方法は、

• クレジットカード
• D払い
• 代金引換
• Amazon Pay
• ペイディ

を利用できるようだ。

以上で注文が完了。当日発送の場合、最短翌日で購入したiPhone・スマホが届く。

運営会社について

にこスマを運営しているのは、2019年2月に設立された株式会社Belong。

伊藤忠商事株式会社が100%株式を保有しており、公式サイトにも「伊藤忠商事グループ運営」のサービスである点が強調されている。

にこスマは中古iPhone購入先の有力な選択肢

以上、にこスマというサービスについて、そしてにこスマで販売されているiPhoneの実機について紹介した。

あえてデメリットを挙げるとすれば、品揃え。ニッチなスマホも取り扱っているとはいえ基本的にはキャリアから販売されているモデルが多く、ガジェット好きな方が求めているようなマニアックなメーカーのモデルは多くない。

一方、傷や汚れなどの状態を1台1台確認しやすく、技適やネットワーク利用制限など中古iPhoneを初めて購入する方が引っかかりがちな罠にも配慮が行き届いている点はメリット。本格的に使うiPhoneを購入するのであれば、フリマアプリを使うよりも安心できるので人にもおすすめしやすい。

興味がある方は、ぜひ以下からにこスマの公式サイトをチェックしてみてほしい。