2月2日にGalaxy S23 / S23+ / S23 Ultraが発表され、海外の一部地域では既に販売も開始された。
早速、海外のメディアやYouTuberの手によって高い場所から落とされたり分解されたりと痛めつけられていたので、その耐久性について簡単にチェックしていきたい。
Galaxy S23 Ultra耐久・耐衝撃性
今回チェックしていくYouTubeチャンネルは、PBKreviewsとJerryRigEverythingの2つ。
Galaxy S23 Ultraの表面の引っかき傷や熱への耐久性と、落下時の耐衝撃性について検証した動画を紹介する。
Galaxy S23 Ultraは、デバイス表面の保護にコーニングの最新強化ガラスであるGorilla Glass Victus 2を採用している。
そのため、耐衝撃性にはかなり期待できるかと思っていたが結果は意外なものだった。
ディスプレイを下に向けた状態で腰の高さから地面に自由落下させると、Galaxy S23 Ultraの画面はあっさりと破損。主に端がダメージを受けており、画面中央に向かって大きな亀裂も入っている。
一応、背面のガラスは割れずタッチパネルも生きていたので操作自体に影響はなさそうだったが、腰の高さでもそこそこ大きいダメージが入ってしまったのは少し残念。
続いてはひっかき傷に対する耐久性について。
検証は、モース硬度計でディスプレイ表面を引っ掻くことで実施されている。
最高レベルの硬度10はダイヤモンド並、サファイアだと硬度8から9、プラスチックの場合は硬度2から3程度で傷がつくというのが目安。
ゴリラガラスなどの強化ガラスを採用したスマートフォンは、硬度6から7で傷が付くというのがこれまでの同チャンネルによる検証結果だ。
結果は、硬度6の時点で薄っすらと目視で確認できる傷が付き、硬度7でハッキリとわかるレベルの傷が付いた。一般的な強化ガラスを採用したスマートフォンと同等の耐久性と言える。
また、検証ではライターの火で画面を約1分ほど炙っていたが、焦げや変形などは見られなかった。
以上の検証から、Galaxy S23 Ultraの耐久性は特別脆くも強くもなさそうに見える。Gorilla Glass Victus 2に覆われているとはいえ、一般的なハイエンドスマホとほぼ同等だ。
Galaxy S23 Ultraは、海外価格を日本円に換算すると約20万円近くなる。こういった検証結果も踏まえたうえで落下に注意するのはもちろん、できればケースやガラスフィルムなどを装着するとより安心して扱えるはずだ。
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