2024年8月1日頃、世界的に人気の24時間ジムである「エニタイムフィットネス」のスマホアプリが公開された。
トレーニングメニューの提案や店舗の混雑状況チェックといった便利な機能が提供されるなか、一際注目を集めていたのがスマホを利用した入館機能だ。
エニタイムは会員に専用のセキュリティキーが配布され、それを店舗入口に設置されているリーダーにかざしてロックを解除するスタイルを採用している。アプリが提供されたことで、セキュリティキーの機能をスマホで代替できるようになったというわけだ。
SNSでは「iPhoneでエニタイムに入れるようになった!」という喜びの声のほか、「Apple Watchにも鍵を入れられた!」との投稿も多く見られる。
しかし、筆者が見た限りではApple Watch以外のスマートウォッチに関する情報はないようだ。
そこで、Galaxy Watchシリーズを愛用する筆者が「Wear OS搭載のスマートウォッチでエニタイムに入館できるのか?」を実際に検証してみた。
結論:できない
無理でした😢
— ひがし (@pghigashi) August 2, 2024
大人しくスマホ使いませう https://t.co/4lmYRLU8bB
結論だけ先に述べると、Wear OS搭載のスマートウォッチ(今回はGalaxy Watch6 Classic)では入館できなかった。
一応、AndroidスマホのGoogleウォレットにエニタイムフィットネスのアクセスパスが追加されると、自動的にGalaxy Watch側にも同期される。しかし、Galaxy Watchを入り口のリーダーにいくらかざしてもロックは解除できなかった。
ただし、スマートウォッチにペアリングしているAndroidスマホのGoogleウォレットでは問題なく入館できる。
Androidスマホでアクセスパスを利用する手順は以下の通りだ。
- Androidスマホにアプリをインストールする
- セットアップ中の「スマホを使用して店舗にアクセスしますか?」で「はい」を選択
- 物理キーが無効になることに同意
- 画面に従ってGoogleウォレットに「AFアクセスパス」を追加
注意点としては、スマホにアクセスパスの機能を移してしまうと従来のキー(紫色のやつ)が使えなくなってしまうこと。
万が一スマホでの入館が上手くいかない場合はキーの作り直しが必要となり手数料が取られてしまう可能性もあるので、事前に店舗スタッフにスマホで入館できるかどうか確認しておいた方が無難だ。
おサイフケータイ非対応でもOK
ちなみに、エニタイムへの入館にはFelicaではなく通常のNFCを利用しているので、おサイフケータイに対応していない海外スマホでも問題ない。
実際、筆者がアクセスパスの機能を移した端末は海外版のGalaxy S23 Ultraだが、従来の紫色のキーよりも明らかに爆速でロックが解除されていた。
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