Amazonでイヤホンなどの音響機器を販売しているJayfiさんから新製品のカナル型イヤホン「JA40」をサンプルとして提供していただいたのでレビューしていきます。
開封
こちらがパッケージ。白を基調としたシンプルな箱です。
開封したところ。綺麗に収まったイヤホン本体がすぐに顔を見せます。JA40はデザインにもこだわっているらしく、その自信がパッケージの仕方からも感じられるようです。
内容物は、「JA40」本体、取扱説明書、イヤーピース、ケーブルを留めるクリップ、専用ポーチ。イヤーピースは最初から取り付けられているものを含め大・中・小の3種類あり、クリップにポーチまであり、付属品は十分だと感じました。
取扱説明書は日本語にも対応。ところどころに首を傾げてしまうような日本語が見られますが、だいたい意味は通るのであまり気になりません。また、面白かったのが説明書にエージングについて記載されていること。初めて見たのですが今はこういう説明書も珍しくないのでしょうか?
外観レビュー
ハウジング部分はアルミ製。金管楽器を思わせる光沢で外観は非常に高級感があります。しかしケーブルはわりと細めで断線の心配があります。また、ケーブルはラバーっぽい素材で絡まりやすいのも気になるポイントでした。せっかく専用のポーチまでついていたのですが、そのポーチにしまうと大体絡まって出てきてしまうのが残念です。
右耳側のケーブルにはワンボタンのリモコンが付いています。JA40はマイクも付いているため通話も可能で、このボタンを1回押すことで、再生、停止、電話に出る、電話を切るの操作が、2回押しで早送り、3回押しで巻き戻しができます。しっかりとしたクリック感があって押しやすいボタンです。しかしボタンが1つしかついていないため音量の操作がイヤホンではできないのが少し不便でした。
3.5mmのストレート型プラグ。ここも金属製でしっかりとしていますが、その分太さがあるのでスマートフォンのケースによっては入らないかもしれません。
極端な程の低音重視な音造り
Jayfiの製品資料によると、このJA40は重低音を響かせながらもボーカル、特に女性ボーカルが引き立つような音であるとのこと。ドラムやベースが隠れておらず、かつ女性ボーカルということで東京事変を聞いてみましたが、確かに低音がボンボン響き非常にダイナミックで迫力があります。しかしボーカルは引き立つというよりもむしろ強い低音に押され気味に感じました。エージングについては私自身あまり信用していない部分もあるため参考にはならないかもしれませんが、2日程度では特に変化は感じられませんでした。
全体的に低音が良く響き、細かなベースやドラムの打音が艶っぽく鳴ります。そのため臨場感や迫力がよく感じられ、ノリ良く聞いていられますが、長時間聞いているとちょっとくどく、聞き疲れしてくるのも事実です。また、ボーカルはどうしても低音の陰に隠れた形になってしまい、解像感という点では1歩足りずといったところ。
Amazonでの価格はセール品で2,790円。個人的に不便だと感じたことはケーブルの絡まりやすさとボタンが1つしかないために音量の調整がイヤホンからはできないこと。逆に気に入った点としては金属製の質感がスタイリッシュで高級感があること、音質も癖こそあるものの、その癖があるからこそしっかり作りこまれていることがわかるという点。癖の強い音ではありますが、その分ハマる人はどっぷりハマってしまいそうな面白いイヤホンでした。
コメント